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てにすまん 高西ともブログ 2012/10
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コーチにちゃんと見てもらおう
[過去の思い出] 投稿日時:2012/10/02(火) 13:29
意外と選手の殆どにはコーチが付いていない。
もちろんトッププロ、トップジュニア、それから
もちろんある程度お金に余裕のある選手は別だけど
選手として活動している人の殆どが、遠征費や
用具だけでもお金が掛かるので、なかなか一人の
コーチと契約して、そのコーチに練習を見てもらったり
遠征に付いて来てもらったりって難しいのだ。
もちろん練習や試合の後に、相手へアドバイスを求めるなど
して、自分のテニスを伸ばそうとするんだけど、やっぱり
そこまで相手はこちらのテニスをコーチとして注視している
訳じゃないからいいアドバイスをもらえることは希である。
俺も日本で活動している時には、コーチなんていなかったから
週二回くらいでお金を払って選手が所属しているクラブに
練習しに行ったり、、先輩コーチにお願いして、コーチ役として
見てもらったりしたんだけど、スクールコーチを辞めてフリーに
なった時、こんな仕事でコーチに見てもらうことが多かった。
それは・・・若手選手のヒッティングパートナー。
将来有望な高校生の選手や、プロの女子選手のヒッティングを
する仕事なんだけど、フィーを頂かない代わりに、一緒にその選手に
付いているコーチからアドバイスを頂く・・・というもの。
選手の強化合宿なんかに付いていくと、3日間くらい
一緒にその選手と打つ代わりに、3日間俺のテニスもついでに
見てもらえるので、かなりいいアドバイスをもらえたりした。
夜、皆でご飯を食べる時にも、メインの若手選手よりも俺の方が
積極的に質問したりして、かなり有意義な時間を過ごせたよ。
そういったヒッティングの仕事がよく入っていた頃、俺はちょうど
ストローク中心のテニススタイルからネットプレーを混ぜた
オールラウンドテニスを目指して頑張っていた。
だからコーチにも「ネットプレーを混ぜていきたい」と伝えて
それを見てもらっていたんだけど、選手とのマッチ練習の後
そのコーチが一言
「高西君、今の1セットマッチで君は、ボレーに
3回しか出てなかったよ」と教えてくれた。
これを聞いて唖然としたもんだ。
自分の中で積極的に出ようと考えていて、ちょっとでも
ネットダッシュのチャンスがあれば出たつもりだったのに、
それが、たったの3回!?
確かに「これはネットダッシュだ!」と思ったのはネットへ
出たんだけど、結局その頃の俺はネットに出るパターンが
乏しかったため、チャンスと思えるのは、ゆっくりの浅いボールが
来た時だけ。
だから3回しかネットへ出られなかったのだ。
そこで、そのコーチともっとネットに出る機会を作る作戦を
一緒に考えてみた。
まずはサーブ&ボレー、それから相手の深いショットを
逆にノーバウンドカットしてアプローチ、そして相手のセカンド
サーブの時のレシーブダッシュなどなど。
その時の合宿の最中、色んな形からネットアタックする
パターンを教えてもらい、その時見付けたネットダッシュの
パターンがその後の自分のテニスに大きく貢献してくれた。
でもその発見はコーチがいてくれたおかげだし、事前にその
コーチへ自分の今後の要望を伝えておいたから生まれた。
言っておかなければ、そのコーチはネットにどんどん出ていく
やり方を伝えようとしなかっただろうし、俺は1セットマッチで
たった3回しかネットに出ていなくても、「ネットに出てる」ような
気でやり続けていただろうね。
選手にとってコーチの存在って必要。
もちろん優秀なコーチにこしたことはないけど、
そうじゃなくても、客観的な目で自分の現状を伝えてくれる
存在は絶対欲しいね。
だって素人でも、俺が3回しかネットへ出なかったことは
数えられるんだから分かるでしょ?
自分のやるべき事が「やってるつもり」になってないか、
皆もコーチかコーチ役の人に見てもらわないと危ないよ。
もちろんトッププロ、トップジュニア、それから
もちろんある程度お金に余裕のある選手は別だけど
選手として活動している人の殆どが、遠征費や
用具だけでもお金が掛かるので、なかなか一人の
コーチと契約して、そのコーチに練習を見てもらったり
遠征に付いて来てもらったりって難しいのだ。
もちろん練習や試合の後に、相手へアドバイスを求めるなど
して、自分のテニスを伸ばそうとするんだけど、やっぱり
そこまで相手はこちらのテニスをコーチとして注視している
訳じゃないからいいアドバイスをもらえることは希である。
俺も日本で活動している時には、コーチなんていなかったから
週二回くらいでお金を払って選手が所属しているクラブに
練習しに行ったり、、先輩コーチにお願いして、コーチ役として
見てもらったりしたんだけど、スクールコーチを辞めてフリーに
なった時、こんな仕事でコーチに見てもらうことが多かった。
それは・・・若手選手のヒッティングパートナー。
将来有望な高校生の選手や、プロの女子選手のヒッティングを
する仕事なんだけど、フィーを頂かない代わりに、一緒にその選手に
付いているコーチからアドバイスを頂く・・・というもの。
選手の強化合宿なんかに付いていくと、3日間くらい
一緒にその選手と打つ代わりに、3日間俺のテニスもついでに
見てもらえるので、かなりいいアドバイスをもらえたりした。
夜、皆でご飯を食べる時にも、メインの若手選手よりも俺の方が
積極的に質問したりして、かなり有意義な時間を過ごせたよ。
そういったヒッティングの仕事がよく入っていた頃、俺はちょうど
ストローク中心のテニススタイルからネットプレーを混ぜた
オールラウンドテニスを目指して頑張っていた。
だからコーチにも「ネットプレーを混ぜていきたい」と伝えて
それを見てもらっていたんだけど、選手とのマッチ練習の後
そのコーチが一言
「高西君、今の1セットマッチで君は、ボレーに
3回しか出てなかったよ」と教えてくれた。
これを聞いて唖然としたもんだ。
自分の中で積極的に出ようと考えていて、ちょっとでも
ネットダッシュのチャンスがあれば出たつもりだったのに、
それが、たったの3回!?
確かに「これはネットダッシュだ!」と思ったのはネットへ
出たんだけど、結局その頃の俺はネットに出るパターンが
乏しかったため、チャンスと思えるのは、ゆっくりの浅いボールが
来た時だけ。
だから3回しかネットへ出られなかったのだ。
そこで、そのコーチともっとネットに出る機会を作る作戦を
一緒に考えてみた。
まずはサーブ&ボレー、それから相手の深いショットを
逆にノーバウンドカットしてアプローチ、そして相手のセカンド
サーブの時のレシーブダッシュなどなど。
その時の合宿の最中、色んな形からネットアタックする
パターンを教えてもらい、その時見付けたネットダッシュの
パターンがその後の自分のテニスに大きく貢献してくれた。
でもその発見はコーチがいてくれたおかげだし、事前にその
コーチへ自分の今後の要望を伝えておいたから生まれた。
言っておかなければ、そのコーチはネットにどんどん出ていく
やり方を伝えようとしなかっただろうし、俺は1セットマッチで
たった3回しかネットに出ていなくても、「ネットに出てる」ような
気でやり続けていただろうね。
選手にとってコーチの存在って必要。
もちろん優秀なコーチにこしたことはないけど、
そうじゃなくても、客観的な目で自分の現状を伝えてくれる
存在は絶対欲しいね。
だって素人でも、俺が3回しかネットへ出なかったことは
数えられるんだから分かるでしょ?
自分のやるべき事が「やってるつもり」になってないか、
皆もコーチかコーチ役の人に見てもらわないと危ないよ。
相手が嫌がる水を差すプレーあれこれ
[戦術] 投稿日時:2012/10/01(月) 10:27
とにかくテニスは面白い。
何が面白いかというと、やっぱり相手との戦い。
ネットを挟んで向かい合った相手との駆け引きを
征して勝利を掴んだ時の喜びは、マラソンみたいに
自分と向き合うスポーツとはまた違う快感がある。
そうなると、試合の中で必要なテクニックは、自分の
プレーを高めるだけではダメで、それとは別に、相手の
プレーを落とすためのプレーが必要。
でも相手のプレーを落としてダメにさせる・・・なんて
ことは格下にはやりやすいけど、格上にいきなり
そうするのは難しい。
そこではまずは手始めに、格上の相手、もしくは
調子が乗っている厄介な相手に対して「水を差す」
プレーが欲しくなる。
俺の中で一番「水を差す」プレーは何かと言うと
スライスショットだ。
シングルスでもダブルスでも、「マズイ!」って雰囲気になったら
まずはスライスを多用して、冷静を装うと言うか、相手のペースを
乱すと言うか、とにかく「俺は焦ってない」というアピールが出来る。
スライスはゆったりしたペースだし、ミスの確率も低くなるし
コースの打ち分けもしやすくなるので、決定力に欠ける部分は
あるけど、こういう相手に流れがある状況では、かなり上手く
水を差してくれる。
他にはロブばっかりって手もあるね。
特にシングルスではこの作戦が有効なので、多用している
選手も多く見かける。
技術的にも簡単なので、試合に出始めた人がこれをまず
覚えると、相手からミスをもらいやすく、勝ちやすかったりする。
ダブルスの場合は、普段サーブ&ボレーで勝負している人が
サーブ&ベースラインステイでストロークラリーからスタート
させるのも意外と相手はやりにくいと思ってくれるもの。
悪い流れの時のサーブ&ボレーって、結構レシーバーに
サーブを叩かれて、簡単にやられやすかったりするからね。
ダブルスでのレシーブの時は、堂々とストレートロブを高々と
上げておいて、パートナーにも下がってもらい、2バックで
粘りまくる・・・なんて手も、攻めまくりたいと思っている相手に
上手く水を差すことが出来るプレーになるんだよ。
他にも色んな水を差すプレーはあるんだけど、どれも
共通して言えることは、勝負を焦らず粘ることと、相手の
ミスを誘うようなプレーだと言うこと。
ポイントを連続して取られ続けている時に、ちょっと相手へ
「あれっ?ポイント取りにくくなった!」って思わせたいプレー
なんだよね。
だからそれによってミスをもらいやすくはなるけど、
華麗に決めることは難しい。
こういう「水を差す」プレーを上手く使うコツは、
やられ続けている時によく「悔しい!反撃してやる!」と
感情的に反撃するんじゃなくて、まずは悪い流れを
断ち切って四つに組んで長いラリーを打ち合おうとする
気持ちを持つこと。
感情的じゃなくて、無感情って感じだね。
能面みたいな顔して黙々とプレーすると、より良い
効果があるかもよ。
何が面白いかというと、やっぱり相手との戦い。
ネットを挟んで向かい合った相手との駆け引きを
征して勝利を掴んだ時の喜びは、マラソンみたいに
自分と向き合うスポーツとはまた違う快感がある。
そうなると、試合の中で必要なテクニックは、自分の
プレーを高めるだけではダメで、それとは別に、相手の
プレーを落とすためのプレーが必要。
でも相手のプレーを落としてダメにさせる・・・なんて
ことは格下にはやりやすいけど、格上にいきなり
そうするのは難しい。
そこではまずは手始めに、格上の相手、もしくは
調子が乗っている厄介な相手に対して「水を差す」
プレーが欲しくなる。
俺の中で一番「水を差す」プレーは何かと言うと
スライスショットだ。
シングルスでもダブルスでも、「マズイ!」って雰囲気になったら
まずはスライスを多用して、冷静を装うと言うか、相手のペースを
乱すと言うか、とにかく「俺は焦ってない」というアピールが出来る。
スライスはゆったりしたペースだし、ミスの確率も低くなるし
コースの打ち分けもしやすくなるので、決定力に欠ける部分は
あるけど、こういう相手に流れがある状況では、かなり上手く
水を差してくれる。
他にはロブばっかりって手もあるね。
特にシングルスではこの作戦が有効なので、多用している
選手も多く見かける。
技術的にも簡単なので、試合に出始めた人がこれをまず
覚えると、相手からミスをもらいやすく、勝ちやすかったりする。
ダブルスの場合は、普段サーブ&ボレーで勝負している人が
サーブ&ベースラインステイでストロークラリーからスタート
させるのも意外と相手はやりにくいと思ってくれるもの。
悪い流れの時のサーブ&ボレーって、結構レシーバーに
サーブを叩かれて、簡単にやられやすかったりするからね。
ダブルスでのレシーブの時は、堂々とストレートロブを高々と
上げておいて、パートナーにも下がってもらい、2バックで
粘りまくる・・・なんて手も、攻めまくりたいと思っている相手に
上手く水を差すことが出来るプレーになるんだよ。
他にも色んな水を差すプレーはあるんだけど、どれも
共通して言えることは、勝負を焦らず粘ることと、相手の
ミスを誘うようなプレーだと言うこと。
ポイントを連続して取られ続けている時に、ちょっと相手へ
「あれっ?ポイント取りにくくなった!」って思わせたいプレー
なんだよね。
だからそれによってミスをもらいやすくはなるけど、
華麗に決めることは難しい。
こういう「水を差す」プレーを上手く使うコツは、
やられ続けている時によく「悔しい!反撃してやる!」と
感情的に反撃するんじゃなくて、まずは悪い流れを
断ち切って四つに組んで長いラリーを打ち合おうとする
気持ちを持つこと。
感情的じゃなくて、無感情って感じだね。
能面みたいな顔して黙々とプレーすると、より良い
効果があるかもよ。
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