てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:過去の思い出
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スペインドリルでチャンス待ち
[過去の思い出] 投稿日時:2010/08/22(日) 09:30
先日、とある高校の夏合宿に行ってきたんだけど
そこは山なので、標高が高い分ボールがよく弾んだ。
しかもハードコートだから、相乗効果でかなり打ち合うには
難しい感じ。
普段、砂入り人工芝でプレーしている人達には、この
弾むボールの対処って難しいよね。
でも俺は弾むコートって結構戦績が良かった。
それはスペインに行ってから、しっかり下がって打つ練習を
とことんやらされたから。
スペインで練習していた頃、一番代表的な練習はドリルだった。
コーチがボール出しをしてくれるんだけど、これが前後左右に
しっかり振りまわす、とても激しい練習。
その中でも一番よく行ったのが、前後の動きのドリル。
山なりの深いボールを上げられたら、とことん下がってそれを
しっかりディフェンスショットで返球するのだが、その後すぐに
浅いチャンスを出されるので、攻撃に切り替える・・・というもの。
そのアカデミーでの考え方は、
「チャンスが来るまではとにかくディフェンスし続けろ!!!」
「そしてチャンスが来たら、それを逃すな!!!」
という感じ。
でもこのドリル、何十球も前後に振り回され続けると、足が
動かなくなり、深いボールを下がらずライジングなんかで
取ってしまう。
すると「こらぁ!!!!!下がれ!!!!」と怒られる。
もちろん、チャンスボールを踏み込まないのも同様に
怒鳴られる。
でもこれってテニスの基本だね。
チャンスが来るまで待って、チャンスが来たら逃さない。
ボレーもそうだし、スマッシュもそうだ。
標高高いコートで「打ちにくいなぁ」と思ったら、とことん
繋いでチャンスを待とう。
苦手なサーフェイスでも、焦らずしっかり待ちましょう。
[youtube:]
思い出の夏合宿
[過去の思い出] 投稿日時:2010/08/20(金) 10:56
高校のテニス部では、夏合宿を毎年
行っていた。
場所はどこだったんだろう?
全然思い出せないが、山の中ではなく
田んぼに囲まれた田園地帯だった気がする。
当時はまだ「水飲むな!」という風習が残っていた
時代だから、キツイ練習で喉はカラカラでも、コップに
一杯くらいしか麦茶をもらえなかった。
だからきつかった記憶がある。
来てくれたOBの存在も怖かったしね。
でも普段、2面しかない学校のコートでは、そんなにたくさん
打てないので、たくさん練習ができる合宿での練習は
やっぱり重要だった。
それと同時に、部員皆で寝食を共にすることで、色んな思い出も
出来たし、部員同士の絆も深まった。
返事の仕方やスリッパの並べ方なんかで先生に怒られたし
練習中の声出しのことで、夜並ばされてOBに怒られたことも。
最終日には必ず10キロランニングっていうのがあって
近くの土手を皆でランニングするのが毎年恒例。
俺はランニングでは絶対誰にも負けられなかったから、必死で
飛ばしまくって頑張っていたんだけど、その横でOB達が車で
「頑張れよぉ!!」なんて呑気に声を掛けて通り過ぎて行くのを
「チクショウ!!」って見送ったのも覚えている。
大した戦績も残せなかった弱小テニス部だったけど、
今でも思い出す夏合宿。
楽しかったなぁ、
今は、色んな学校のテニス部の夏合宿にコーチとして参加
しているけど、それぞれ皆もこの合宿を一生の思い出に
するんだろうね。
そう考えると、俺ももっと頑張らないとって思うよ。
一夏の経験
[過去の思い出] 投稿日時:2010/08/17(火) 17:46
夏休み中、皆は何やって過ごしている?
俺が高校生の時はやはり部活の合宿とか練習の
思い出が殆どなんだけど、高校2年生の夏休みに
大きな出来事があった。
それは父のテニス仲間がやっている、テニスキャンプの
アシスタントコーチの手伝い。
アシスタントコーチ・・・と言っても、本当に雑用程度の
もので、そんなに「テニス指導者」的なものではなかった。
だから、俺なんかのレベルでも出来たんだと思う。
そのテニスキャンプは長野県の白馬で1カ月以上開催されて
いたんだけど、そのうちの1週間くらいキッズとか初心者の方に
テニスを教えた。
そこでテニスを教えることで初めて、コーチという仕事の楽しさに
触れる事が出来たし、レッスンの合間にコーチ同士で練習も
あったから、大人の上手い人達のテニスを体験する事も出来た。
テニスを上達させるためにはどうすれば良いか・・・と
考えると、やはりその人のテニスの世界をどれだけ拡げ
られるか・・・になってくる。
テニスの世界が拡がれば、それだけプレースタイルや
状況判断の選択肢が増えるからね。
俺はこの高2の夏に経験した白馬でのテニスコーチデビューを
キッカケにテニスの世界が大きく拡がった・・・と感じたよ。
テニスは日本全国・・・いや、世界各国で多くの人達が
プレーを楽しんでいるから、とにかく皆も色んなところに足を
運んで積極的に多くの人達とプレーする機会を増やせるように
頑張ってみよう!!!
朝練習は当たり前
[過去の思い出] 投稿日時:2010/08/14(土) 16:00
高校生の頃、朝練習というのは無かった。
でも父親の仕事ついでに車で送ってもらっていた
俺は、朝7時半頃には学校に着いていたから
一人でサーブ練習したりしてたけど、そんなに
きっちりとした朝練習ではなったな。
高校卒業後、コーチ派遣会社に就職し
横浜のスクールでコーチを始めたんだけど、そこは
朝練習をする習慣があるところだった。
基本的には皆で行うと言うよりは、朝練習大好きな
先輩コーチに「お前、朝練習付き合えよ!」と
命令されて渋々・・・という感じだったな。
俺自身、上京してきた理由はテニスコーチとして
頑張る為に来たのであって、選手として頑張りたいと言う
思いは全くと言っていいほど無かったからね。
朝練習するより、仕事ギリギリまで寝ていたかった。
でも怖い先輩達に逆らうことも出来ず、毎朝6時にコートへ
立って、怖い先輩達のボールを受けて練習に付き合った。
でもそれから徐々に自分自身のテニスの上達に興味を
持ち始め、試合に出場して結果を求めるようになってくると
いつしか、朝練習は最も重要な練習時間となった。
朝練習をハードに、しかも効率的に行うようにするためには
当然ちゃんと睡眠を取らないといけないし、もちろん寝坊は
時間のロスだから絶対ダメ。
朝練習を通していつの間にか、テニス中心の生活に変わったかも。
でも、やっぱり朝は眠いし、真冬の朝練習は寒いし、引退する最後の
方まで「あぁ、もっと寝ていたい・・・」と思いながら、家を出ていた。
しかし、「朝練習は当たり前」という習慣が身に着いていたから
続けられた。
そしてその習慣を植え付けてくれたのは、最初上京したての俺に
「朝練習、付き合えよ!」と命令してくれた先輩達。
お国柄
[過去の思い出] 投稿日時:2010/08/11(水) 07:26
スペインのアカデミーで練習していた時、
周りには世界各国から選手が集まってきていた。
気候が良いから一年中テニスが出来るし、
こうやって集まるからレベルの高い大会もたくさん
開催されるし、とにかく毎日世界各国の選手達と一緒に
練習をした。
もちろん、それぞれ個々に性格や人間性は違うんだけど
やっぱりお国柄ってある。
当時はロシアからたくさん選手が来ていたんだけど
ロシア人の男子選手はとにかく揉め事が多かったよ。
ロシア人同士でもケンカをよくするし、コーチに対してケンカ腰で
いくのもロシアの男子選手。
でもロシア人の女子選手は全員って言って良いほど
社交的で明るい子達が多かった。
語学にも堪能で友達も多く出来る子ばかり。
イタリア人は何かと遊ぶ事ばかり考えている感じ。
男子選手は女の子の事、女子選手は男の子の事ばかり。
明るい性格は良いんだけど、一緒のアパートだったり
一緒に遠征なんか行くと、たまに面倒に思うのがイタリア人。
スペイン人は皆良い人!!
でも楽観的過ぎたり、いい加減過ぎたりするのが、ちょっと
気になる事もあった。
「この人、性格悪いなぁ」とか「この人、暗いなぁ」って
人とは殆ど会ったこと無かったね。
その代わり、すぐに感情的になって言い合いになることも。
でもすぐにそんなことも忘れて、また楽しく話が出来る。
そんな人達。
ま、他の国の選手達も色々と特徴はあるんだけど、
我々日本人もかなり不思議な民族と思われていたようだ。
とにかくそういう人達が集まる場所ってのは面白い。
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