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てにすまん 高西ともブログ
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格下に馬鹿にされないためには。
[考え方] 投稿日時:2012/05/31(木) 12:11
海外に選手活動の拠点を置いた時に一番
大きかったメリットは何だったかというと、強い選手と
試合や練習が出来るチャンスがあったこと。
もちろん日本国内でも自分より強い選手と練習する
チャンスは作れるけど、強さの比が半端じゃない。
スペインでは同じアカデミーにはかなり強い選手が
一緒に練習していたから、ATPポイントを持っている
選手とも練習できたし、当時のスペインのデ杯選手とも
練習出来た。
試合に出ても、将来楽しみな爆発力ある若手選手が
世界中から集まっているから、色んな選手のテニスを
体験することが出来たよ。
遠征でスペインの南部の方へ行ったときには、
練習相手を探していた世界ランク800位くらいのモロッコ人の
選手と仲良くなり、毎日練習してもらった。
とてつもなく強い選手だったのに、嫌な顔ひとつしないで
自分よりレベルの低い俺と黙々と練習をしてくれたのは
俺にとって大きな財産となった。
でも、やっぱり海外の選手でも自分のレベルより低い
相手と練習をするのを嫌がる選手はいた。
陽気そうに見えるスペイン人の選手でもね。
同じアカデミーにも、俺が一つ上のクラスに上がって
練習に混ざると「なんでトモと・・・」という表情をして
コーチに「もっと上手い選手じゃないと練習にならない」って
言う選手がいた。
でもそういうタイプに限って、本番の試合では結構
自分よりもレベルの低い選手と泥仕合になった末に
悲惨な負け方をしているんだよ。
もちろん練習相手は自分よりレベルの高い選手と
やることの方がメリットは多い。
でもかと言って、自分より格下とやったら意味がないかと
言うと、そんなことはなく、その格下の選手を完全に
封じたまま危なげなく勝利する・・・というのは意外と格下の
選手との練習を、普段からやることで身に付くんだよ。
あまりにもレベルが違いすぎる格下は別だけど、そこまで
差が無い場合、必ず一緒に練習したり試合をしたりすると
どこかで格下のクセに同等のプレーをしてくることがある。
でもそれは相手が無理して良いプレーをしようとしている
場合もあるけど、自分が格下のテニスに引きずり込まれて
低いレベルのテニスをさせられていることが多い。
そうなるキッカケと、そうなった時の抜け出し方を
ちゃんと普段から考えておいて、取り組まなきゃいけないし
相手にも「お前は俺より格下なんだからね!」ってプレーを
しながら言い聞かせられるようにしておかないといけない。
それが出来ない選手は、相手選手の方が格は下だったとしても
「あれ?あの相手、格上だけど勝てそう・・・」なんて
思われてしまうんだよ。
言い方変えるとナメラレルってことだね。
でもさ、そもそも自分自身も格上の選手と練習を
してもらった経験はあるでしょ?
それならやっぱり格下ともやってあげようよ。
その代わり、格下に調子乗らせない方法をそこで
考えて練習してごらん。
それが試合で安定した結果を出すには必要なんだから。
格下の選手達に馬鹿にされないためには、格下とも
ちゃんと練習してあげる心の広い気持ちを持つことと、
その経験を活かして、格下に確実に勝利する術を
身に付けることだよ。
大きかったメリットは何だったかというと、強い選手と
試合や練習が出来るチャンスがあったこと。
もちろん日本国内でも自分より強い選手と練習する
チャンスは作れるけど、強さの比が半端じゃない。
スペインでは同じアカデミーにはかなり強い選手が
一緒に練習していたから、ATPポイントを持っている
選手とも練習できたし、当時のスペインのデ杯選手とも
練習出来た。
試合に出ても、将来楽しみな爆発力ある若手選手が
世界中から集まっているから、色んな選手のテニスを
体験することが出来たよ。
遠征でスペインの南部の方へ行ったときには、
練習相手を探していた世界ランク800位くらいのモロッコ人の
選手と仲良くなり、毎日練習してもらった。
とてつもなく強い選手だったのに、嫌な顔ひとつしないで
自分よりレベルの低い俺と黙々と練習をしてくれたのは
俺にとって大きな財産となった。
でも、やっぱり海外の選手でも自分のレベルより低い
相手と練習をするのを嫌がる選手はいた。
陽気そうに見えるスペイン人の選手でもね。
同じアカデミーにも、俺が一つ上のクラスに上がって
練習に混ざると「なんでトモと・・・」という表情をして
コーチに「もっと上手い選手じゃないと練習にならない」って
言う選手がいた。
でもそういうタイプに限って、本番の試合では結構
自分よりもレベルの低い選手と泥仕合になった末に
悲惨な負け方をしているんだよ。
もちろん練習相手は自分よりレベルの高い選手と
やることの方がメリットは多い。
でもかと言って、自分より格下とやったら意味がないかと
言うと、そんなことはなく、その格下の選手を完全に
封じたまま危なげなく勝利する・・・というのは意外と格下の
選手との練習を、普段からやることで身に付くんだよ。
あまりにもレベルが違いすぎる格下は別だけど、そこまで
差が無い場合、必ず一緒に練習したり試合をしたりすると
どこかで格下のクセに同等のプレーをしてくることがある。
でもそれは相手が無理して良いプレーをしようとしている
場合もあるけど、自分が格下のテニスに引きずり込まれて
低いレベルのテニスをさせられていることが多い。
そうなるキッカケと、そうなった時の抜け出し方を
ちゃんと普段から考えておいて、取り組まなきゃいけないし
相手にも「お前は俺より格下なんだからね!」ってプレーを
しながら言い聞かせられるようにしておかないといけない。
それが出来ない選手は、相手選手の方が格は下だったとしても
「あれ?あの相手、格上だけど勝てそう・・・」なんて
思われてしまうんだよ。
言い方変えるとナメラレルってことだね。
でもさ、そもそも自分自身も格上の選手と練習を
してもらった経験はあるでしょ?
それならやっぱり格下ともやってあげようよ。
その代わり、格下に調子乗らせない方法をそこで
考えて練習してごらん。
それが試合で安定した結果を出すには必要なんだから。
格下の選手達に馬鹿にされないためには、格下とも
ちゃんと練習してあげる心の広い気持ちを持つことと、
その経験を活かして、格下に確実に勝利する術を
身に付けることだよ。
ちゃんとしたアプローチでネットプレー
[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2012/05/30(水) 02:17
アプローチからのネットプレーというパターンは
やっぱり重要なパターンだよね。
でもそんなこと分かっていながら、なかなか前に
出ていけない人は恐らく、思い切ってネットに出た結果
見事にパスで抜かれたという、嫌な経験があるんだと思う。
色々原因はあるだろうが、アプローチが甘かったかも
しれない可能性も十分ある。
じゃあアプローチ上手にならないとネットへ出るチャンスは
ないかというと、そんなことはないのだ。
そもそも、ネットへはどういう時に出ていくだろう。
「相手のショットが浅かった時」
そう考えている人、ちょっと危ないよ。
もちろん相手のショットが浅い時って出るチャンスと
言えるんだけど、大事なことは相手の陣形が崩れているか
どうかなんだよね。
相手のショットは浅いけど、相手の陣形が崩れて
いなければ、そのアプローチできっちり崩せるような
ショットを打って前へ出ないと、逆に良いパスを食らうことになる。
前へ出てみたけどすぐ抜かれる人は、ショットのスピードが
速いだけのアプローチで、相手の陣形を崩せなかった
のだと思うよ。
相手選手も、自分が浅いショットを打ってしまった時点で
「まずい、浅いショットだからアプローチされるかも!」って
思って、すぐに「対ネットプレーヤーモード」に切り替わる。
そうなるとアプローチする人も、相手が待っている状態だと
やりにくい。
俺なんかわざと浅いショットで相手をネットへ引っ張り出して
おいて、パスをお見舞いする・・・という作戦を使うし
結構そのパターンを持っている選手も多いからね。
となると、相手の浅いショットでネットに出ていく
というのとは違う、また別のアプローチパターンが欲しい。
そのチャンスは相手が崩れたときに訪れる。
自分のショットが良くて相手の陣形が崩れたら、
相手の選手はその状況でどういうショットを打つか・・・。
当然すぐ相手にボールが渡ると陣形を立て直す暇が
ないから、時間稼ぎ系のショットを打つ。
その時間稼ぎのショットをバウンドさせてしまうと、相手の
思惑通り、時間を稼がせてしまいこちらが打つ頃には陣形が
整ってしまうので、その時間稼ぎショットをノーバウンドで
カットし、それをアプローチショットとしてネットへ出るのだ。
ノーバウンドでカットしたら、当然相手は陣形を立て直す
時間を作れないから崩れたままなので、オープンスペースは
がら空きのはず。
だから、そのスペースに打ってネットプレーに突入すれば、
浅いショットからのアプローチよりも意外と相手は
ネットプレーヤーに手こずってくれるのだ。
だからアプローチしてネットに出たい人は
「浅いショット来て欲しい!」って思いながらラリーを
するんじゃなくて、自分のショットが相手の陣形を崩した
瞬間を見逃さないようにすること。
相手の陣形を崩したら、それを立て直すための時間稼ぎ系
ショットを絶対バウンドさせないこと!
そのチャンスを逃さないように!!
もちろん相手の浅いショットもちゃんとアプローチして
ネットへ出られるようにしておこう。
そのためにはパワー優先のアプローチじゃなくて、相手の
陣形を崩すことを優先したアプローチにすること。
ノーバウンドでカットする練習を普段からしておいてね。
やっぱり重要なパターンだよね。
でもそんなこと分かっていながら、なかなか前に
出ていけない人は恐らく、思い切ってネットに出た結果
見事にパスで抜かれたという、嫌な経験があるんだと思う。
色々原因はあるだろうが、アプローチが甘かったかも
しれない可能性も十分ある。
じゃあアプローチ上手にならないとネットへ出るチャンスは
ないかというと、そんなことはないのだ。
そもそも、ネットへはどういう時に出ていくだろう。
「相手のショットが浅かった時」
そう考えている人、ちょっと危ないよ。
もちろん相手のショットが浅い時って出るチャンスと
言えるんだけど、大事なことは相手の陣形が崩れているか
どうかなんだよね。
相手のショットは浅いけど、相手の陣形が崩れて
いなければ、そのアプローチできっちり崩せるような
ショットを打って前へ出ないと、逆に良いパスを食らうことになる。
前へ出てみたけどすぐ抜かれる人は、ショットのスピードが
速いだけのアプローチで、相手の陣形を崩せなかった
のだと思うよ。
相手選手も、自分が浅いショットを打ってしまった時点で
「まずい、浅いショットだからアプローチされるかも!」って
思って、すぐに「対ネットプレーヤーモード」に切り替わる。
そうなるとアプローチする人も、相手が待っている状態だと
やりにくい。
俺なんかわざと浅いショットで相手をネットへ引っ張り出して
おいて、パスをお見舞いする・・・という作戦を使うし
結構そのパターンを持っている選手も多いからね。
となると、相手の浅いショットでネットに出ていく
というのとは違う、また別のアプローチパターンが欲しい。
そのチャンスは相手が崩れたときに訪れる。
自分のショットが良くて相手の陣形が崩れたら、
相手の選手はその状況でどういうショットを打つか・・・。
当然すぐ相手にボールが渡ると陣形を立て直す暇が
ないから、時間稼ぎ系のショットを打つ。
その時間稼ぎのショットをバウンドさせてしまうと、相手の
思惑通り、時間を稼がせてしまいこちらが打つ頃には陣形が
整ってしまうので、その時間稼ぎショットをノーバウンドで
カットし、それをアプローチショットとしてネットへ出るのだ。
ノーバウンドでカットしたら、当然相手は陣形を立て直す
時間を作れないから崩れたままなので、オープンスペースは
がら空きのはず。
だから、そのスペースに打ってネットプレーに突入すれば、
浅いショットからのアプローチよりも意外と相手は
ネットプレーヤーに手こずってくれるのだ。
だからアプローチしてネットに出たい人は
「浅いショット来て欲しい!」って思いながらラリーを
するんじゃなくて、自分のショットが相手の陣形を崩した
瞬間を見逃さないようにすること。
相手の陣形を崩したら、それを立て直すための時間稼ぎ系
ショットを絶対バウンドさせないこと!
そのチャンスを逃さないように!!
もちろん相手の浅いショットもちゃんとアプローチして
ネットへ出られるようにしておこう。
そのためにはパワー優先のアプローチじゃなくて、相手の
陣形を崩すことを優先したアプローチにすること。
ノーバウンドでカットする練習を普段からしておいてね。
強くなりたきゃ努力しろよ。
[考え方] 投稿日時:2012/05/29(火) 14:30
引退を決めた理由は「やり尽くした」というのが
一番である。
練習やトレーニングを自分なりに精一杯やったし
練習やトレーニングの環境も出来る限り良い状態に
整えることが出来た。
もちろんもっと自分のテニスを成長させることは可能だと
感じてはいたけど、32才という年齢とその時の
所持金なんかを考えるとそれ以上のものを求めるのは
難しいと判断して引退。
はっきり言ってテニスの成長のための努力は
惜しまなかったね。
ですから俺は努力家です・・・と言えるかどうか
聞かれるとちょっと困る。
だって努力家どころか飽きっぽい性格だから、俺は
努力はしたけど、努力家とは言い難いんだよ。
じゃあなんで納得して引退出来るほど努力できたか・・・。
それはどうすれば飽きっぽい性格の自分に努力させる
ことが出来るかが分かっていたからだ。
そうなった方法は幾つかあるんだけど、まず一つ目は
仲間を作ることだね。
俺の場合はテニスコーチに就職した時、運良くその会社に
選手として頑張っている先輩コーチがたくさんいたので
そこでそういう先輩達の手前、一生懸命頑張るしか無かった。
そうじゃなければ毎朝6時にテニスコートへ行くことは無かったし
アメリカに行ったりすることも無かったな。
次に大事なことは宣言することだ。
多少馬鹿にされても良いから大きな夢、高い目標を
掲げ、それを周りに言うことだよ。
俺の場合は具体的な目標ランキングを周りに宣言していた。
当然、自分の中ではちょっと「無理かも~」って思うランキング
だったね。
そうすれば周りの人達が「じゃあ、こうすれば?」とか
「それなら、こういう人を紹介してあげる」と動き始める。
そもそも俺は根っからめんど臭がりだから、周りが動いて
くれて初めて動き始めるんだけど、好奇心は旺盛だから、
周りが色んなことを提案してくれると、飛びつく癖はある。
動き始めればあとはどんどん楽しくなって、色んな努力を
しながら頑張り始めるのだ。
それからもう一つ重要なことは、結果をその都度確認すること。
ランキングとか大会の結果とかだね。
以前よりもその結果が伸びていれば自分自身の気持ちは
更に燃え上がり、「もっと成長させたい」という努力の心が
どんどん芽生えてくるのだ。
誰もが成長している自分が好きだし、そういう自分をもっと
大きく羽ばたかせたいと思うでしょ?
周りに宣言していれば、周りからもその成長を祝福して
もらえるからね。
逆に結果が芳しくなかったとしても、宣言した以上逃げるという
選択肢を選べないし、「何やってんだ?頑張れよ!」という
言葉ももらえる。
この叱咤激励が結構俺の中では大きかったな。
仲間を作り志を宣言する。
そして結果を常に発表しながら客観的な意見を
求めたり、褒めてもらったり、ダメなときには批判して
もらったり・・・。
目標をクリアしてまた新しい一歩を踏み出すときには
常にその繰り返し。
テニスは個人スポーツと言われているけど、俺にとっては
皆の支えがあったからこそ、選手として納得行くまで
努力が出来て引退ができたのだ。
強くなりたきゃ努力しろ。
でもその前に努力できる環境を整えることが大事。
逆の言い方すれば誰でもこういう事を意識したら努力する
ことは出来るってこと。
頑張れ、皆!
一番である。
練習やトレーニングを自分なりに精一杯やったし
練習やトレーニングの環境も出来る限り良い状態に
整えることが出来た。
もちろんもっと自分のテニスを成長させることは可能だと
感じてはいたけど、32才という年齢とその時の
所持金なんかを考えるとそれ以上のものを求めるのは
難しいと判断して引退。
はっきり言ってテニスの成長のための努力は
惜しまなかったね。
ですから俺は努力家です・・・と言えるかどうか
聞かれるとちょっと困る。
だって努力家どころか飽きっぽい性格だから、俺は
努力はしたけど、努力家とは言い難いんだよ。
じゃあなんで納得して引退出来るほど努力できたか・・・。
それはどうすれば飽きっぽい性格の自分に努力させる
ことが出来るかが分かっていたからだ。
そうなった方法は幾つかあるんだけど、まず一つ目は
仲間を作ることだね。
俺の場合はテニスコーチに就職した時、運良くその会社に
選手として頑張っている先輩コーチがたくさんいたので
そこでそういう先輩達の手前、一生懸命頑張るしか無かった。
そうじゃなければ毎朝6時にテニスコートへ行くことは無かったし
アメリカに行ったりすることも無かったな。
次に大事なことは宣言することだ。
多少馬鹿にされても良いから大きな夢、高い目標を
掲げ、それを周りに言うことだよ。
俺の場合は具体的な目標ランキングを周りに宣言していた。
当然、自分の中ではちょっと「無理かも~」って思うランキング
だったね。
そうすれば周りの人達が「じゃあ、こうすれば?」とか
「それなら、こういう人を紹介してあげる」と動き始める。
そもそも俺は根っからめんど臭がりだから、周りが動いて
くれて初めて動き始めるんだけど、好奇心は旺盛だから、
周りが色んなことを提案してくれると、飛びつく癖はある。
動き始めればあとはどんどん楽しくなって、色んな努力を
しながら頑張り始めるのだ。
それからもう一つ重要なことは、結果をその都度確認すること。
ランキングとか大会の結果とかだね。
以前よりもその結果が伸びていれば自分自身の気持ちは
更に燃え上がり、「もっと成長させたい」という努力の心が
どんどん芽生えてくるのだ。
誰もが成長している自分が好きだし、そういう自分をもっと
大きく羽ばたかせたいと思うでしょ?
周りに宣言していれば、周りからもその成長を祝福して
もらえるからね。
逆に結果が芳しくなかったとしても、宣言した以上逃げるという
選択肢を選べないし、「何やってんだ?頑張れよ!」という
言葉ももらえる。
この叱咤激励が結構俺の中では大きかったな。
仲間を作り志を宣言する。
そして結果を常に発表しながら客観的な意見を
求めたり、褒めてもらったり、ダメなときには批判して
もらったり・・・。
目標をクリアしてまた新しい一歩を踏み出すときには
常にその繰り返し。
テニスは個人スポーツと言われているけど、俺にとっては
皆の支えがあったからこそ、選手として納得行くまで
努力が出来て引退ができたのだ。
強くなりたきゃ努力しろ。
でもその前に努力できる環境を整えることが大事。
逆の言い方すれば誰でもこういう事を意識したら努力する
ことは出来るってこと。
頑張れ、皆!
そうです!私が高西です!
[過去の思い出] 投稿日時:2012/05/28(月) 18:38
高校生の頃、テニスが好きだったか嫌いだったか。
どっちかと言うと嫌いだったかも。
でも厳密の言うと、テニスが嫌いだったのでは無く
試合が嫌いだった。
更に細かく言うと、試合会場が嫌だった。
じゃあ試合会場の何が嫌だったか・・・。
それは父親に関係があるんだよ。
当時、父はテニスが強くて大抵、大阪の
テニス関係者は「高西」と言えば、俺の父のことを
思い出すほど。
だから、大会に出場して受付なんかに行くと
「タカニシ・・・ん?もしかして高西先生の息子さん?」
ってよく言われた。
小学校の先生だった父は皆に「高西先生」と呼ばれて
いたのだが、とにかく俺は試合会場で
「あの高西先生の息子らしい」と言われることが
ホントに嫌だった。
その理由はまず年頃ってことが大きい。
高校生の男子はとにかく親と比較されるのがとても
嫌なので、表面的には「そうなんですよ~」と言いながらも
「めんどくせぇ~」って思ってた。
でも一番の理由は自分のテニスに自信が無かったから。
強くて上手い父のテニスに比べると全くダメだったし、当時は
父と3セットマッチやっても、1,2ゲームしか取れないうえに
その父から超ダメ出しされていたからね。
大会の度にそんな感じで運営の人たちに言われて
いたのだが、とある大会に出場した時のこと、
また受付のおじさんに「高西先生の息子さん?」って
バレてしまった。
しかもそのおじさんが俺の父親のことを
知っている他の参加者の高校生にそれを言ってしまったのだ。
するとその高校生が仲間を連れて俺の試合しているコートへ
見に来たのだ。
「あれが高西先生の息子らしいよ・・・」
「高西先生って?」
「むちゃくちゃテニスが強い人」
「じゃあ息子も強いんやろか?」
そんなヒソヒソ声がしっかりプレー中の俺の耳にも
入ってきたうえに、「何?何?どうしたん?」
ってどんどん人が集まってくるのを感じた。
皆、強い選手がそのコートでやってるのかと思って
集まってきたのだが、そこで試合しているのは
まだテニス歴1年の下手くそな俺。
「凄いテニスが強い人の息子らしい」という
情報はまたたく間に集まった皆に知れ渡ったのだが、
そこで俺のサービスゲームになった。
どんな凄いサーブが出るのだろう・・・と皆が期待しながら
観ている中、俺はその期待に応えようと一番速い
サーブを打ってやった。
しかしそんなサーブ、入るわけない。
ということで、セカンドサーブの出番となったのだが
実は俺、高2の夏までセカンドはアンダーサーブだったのだ。
大勢の観客が見守る中、俺は仕方なくアンダーサーブを
打ったんだけど、その瞬間、
「アンダーや!!アンダーでセカンド打った!!」
「高西先生の息子、アンダーサーブ使いよった!」
その試合の結果は全く覚えていない。
でもその時の恥ずかしさと悔しさは今でも覚えている。
上京してこっちでコーチになったのはそんな大阪の
テニス界から逃げ出したかったのかも知れない。
今もベテランテニス界で活躍する父は、オジサンテニスの
憧れの存在なので、未だに
「高西コーチって高西先生の息子さんですか?」って
聞かれる。
でも今は「そうですよ!」って元気よく応えられる。
だって俺はもう自分のテニスに誇りを持っているし、
何よりアンダーサーブからは卒業したからね。
若き日の苦い思い出でした。
どっちかと言うと嫌いだったかも。
でも厳密の言うと、テニスが嫌いだったのでは無く
試合が嫌いだった。
更に細かく言うと、試合会場が嫌だった。
じゃあ試合会場の何が嫌だったか・・・。
それは父親に関係があるんだよ。
当時、父はテニスが強くて大抵、大阪の
テニス関係者は「高西」と言えば、俺の父のことを
思い出すほど。
だから、大会に出場して受付なんかに行くと
「タカニシ・・・ん?もしかして高西先生の息子さん?」
ってよく言われた。
小学校の先生だった父は皆に「高西先生」と呼ばれて
いたのだが、とにかく俺は試合会場で
「あの高西先生の息子らしい」と言われることが
ホントに嫌だった。
その理由はまず年頃ってことが大きい。
高校生の男子はとにかく親と比較されるのがとても
嫌なので、表面的には「そうなんですよ~」と言いながらも
「めんどくせぇ~」って思ってた。
でも一番の理由は自分のテニスに自信が無かったから。
強くて上手い父のテニスに比べると全くダメだったし、当時は
父と3セットマッチやっても、1,2ゲームしか取れないうえに
その父から超ダメ出しされていたからね。
大会の度にそんな感じで運営の人たちに言われて
いたのだが、とある大会に出場した時のこと、
また受付のおじさんに「高西先生の息子さん?」って
バレてしまった。
しかもそのおじさんが俺の父親のことを
知っている他の参加者の高校生にそれを言ってしまったのだ。
するとその高校生が仲間を連れて俺の試合しているコートへ
見に来たのだ。
「あれが高西先生の息子らしいよ・・・」
「高西先生って?」
「むちゃくちゃテニスが強い人」
「じゃあ息子も強いんやろか?」
そんなヒソヒソ声がしっかりプレー中の俺の耳にも
入ってきたうえに、「何?何?どうしたん?」
ってどんどん人が集まってくるのを感じた。
皆、強い選手がそのコートでやってるのかと思って
集まってきたのだが、そこで試合しているのは
まだテニス歴1年の下手くそな俺。
「凄いテニスが強い人の息子らしい」という
情報はまたたく間に集まった皆に知れ渡ったのだが、
そこで俺のサービスゲームになった。
どんな凄いサーブが出るのだろう・・・と皆が期待しながら
観ている中、俺はその期待に応えようと一番速い
サーブを打ってやった。
しかしそんなサーブ、入るわけない。
ということで、セカンドサーブの出番となったのだが
実は俺、高2の夏までセカンドはアンダーサーブだったのだ。
大勢の観客が見守る中、俺は仕方なくアンダーサーブを
打ったんだけど、その瞬間、
「アンダーや!!アンダーでセカンド打った!!」
「高西先生の息子、アンダーサーブ使いよった!」
その試合の結果は全く覚えていない。
でもその時の恥ずかしさと悔しさは今でも覚えている。
上京してこっちでコーチになったのはそんな大阪の
テニス界から逃げ出したかったのかも知れない。
今もベテランテニス界で活躍する父は、オジサンテニスの
憧れの存在なので、未だに
「高西コーチって高西先生の息子さんですか?」って
聞かれる。
でも今は「そうですよ!」って元気よく応えられる。
だって俺はもう自分のテニスに誇りを持っているし、
何よりアンダーサーブからは卒業したからね。
若き日の苦い思い出でした。
スィングスピードをもっと速くしたいんです!
[テニス技術] 投稿日時:2012/05/25(金) 19:39
ショットのスピードを速くするには
どうすれば良いのか・・・。
そんなの簡単だよ。
スィングスピードを速くすればいい。
でもこのスィングスピードを上げるためには
どうすれば良いのかってことをちゃんと具体的に
考えないと、フォーム全体が崩れてしまう。
何も考えずに速くしようとすると、腕力に頼って
しまうからね。
スィングが速くなる条件として、まず必要なことは
何かと言うと、もちろん力まないこと。
ということは、腕力で振るというより、足から得られる
床反力を使ったり、腰の一瞬の捻り戻しを利用して
スィング力に切り替えられるようにしないといけない。
そしてコンパクトなスィングも必要になってくる。
サーブもストロークも、まずは肩を支点にした大きな
フォームで動作が始まるけど、そのまま肩が支点だと
大振りすぎてスィングスピードは上がらない。
打つ瞬間、サーブの場合はリストや腕の捻りを使い
コンパクトな動きがスィングスピードアップのポイントだ。
更に準備の早さも関係してくる。
準備が遅いと全ての動作が慌ただしくて、じっくり
力を溜めることが出来ないでしょ?
ストロークのトップスピンやサーブであれば、
一度ラケットダウンするところまではユッタリ感がある方が
そのあと集中してスィング出来るから、速いスィングに
しやすいうえに、正確なスィングになりやすいよ。
そしてこれが結構重要だ。
テニスやる時、毎回自分の中で一番速いスィングスピードを
意識してプレーをすること。
でもこれって意外と難しくて、ミスが多くなったり、自信が
無くなったりすると、途端にスィングスピードは「まあまあ」に
なってしまい、酷い場合なんか、振り抜かないでラケットを
止めてしまうでしょ?
そうすると、そこから成長していかないんだよね。
常に正確なポジション、早めの準備などをしておいて
出来る限りベストなスィングスピードをし続けよう。
でもね、速いスィング持っている選手を色々知ってるけど、
誰もどうやったら速くなるかって話はしないんだよ。
俺も自分の中でどうやって速くしようとしたかって
あまり現役時代は考えなかった。
じゃあ皆、どうやってスィングが速くなったか・・・。
それは速いスィングをする選手に囲まれた環境にいたから。
速くなるリズム、使う筋肉、準備のタイミングなど
いつの間にか速い選手に囲まれた環境でテニスをしている
うちに影響受けて振れるようになったんだよ。
そしてこれが、スィングスピードアップに限らず一番ベストな
覚え方だと思う。
でもなかなかそういう環境を作るのが難しい人は、
最初に言ったように、腕力以外の力を使うこと、コンパクトな
スィング、早めの準備なんかを意識して日々自信持って
速く振るように心掛けてみよう。
すごい速いスィングが振れるようになって初めて感じると
思うけど、意外と速いスィングは労力いらない。
けっこうそこがポイントかもね。
どうすれば良いのか・・・。
そんなの簡単だよ。
スィングスピードを速くすればいい。
でもこのスィングスピードを上げるためには
どうすれば良いのかってことをちゃんと具体的に
考えないと、フォーム全体が崩れてしまう。
何も考えずに速くしようとすると、腕力に頼って
しまうからね。
スィングが速くなる条件として、まず必要なことは
何かと言うと、もちろん力まないこと。
ということは、腕力で振るというより、足から得られる
床反力を使ったり、腰の一瞬の捻り戻しを利用して
スィング力に切り替えられるようにしないといけない。
そしてコンパクトなスィングも必要になってくる。
サーブもストロークも、まずは肩を支点にした大きな
フォームで動作が始まるけど、そのまま肩が支点だと
大振りすぎてスィングスピードは上がらない。
打つ瞬間、サーブの場合はリストや腕の捻りを使い
コンパクトな動きがスィングスピードアップのポイントだ。
更に準備の早さも関係してくる。
準備が遅いと全ての動作が慌ただしくて、じっくり
力を溜めることが出来ないでしょ?
ストロークのトップスピンやサーブであれば、
一度ラケットダウンするところまではユッタリ感がある方が
そのあと集中してスィング出来るから、速いスィングに
しやすいうえに、正確なスィングになりやすいよ。
そしてこれが結構重要だ。
テニスやる時、毎回自分の中で一番速いスィングスピードを
意識してプレーをすること。
でもこれって意外と難しくて、ミスが多くなったり、自信が
無くなったりすると、途端にスィングスピードは「まあまあ」に
なってしまい、酷い場合なんか、振り抜かないでラケットを
止めてしまうでしょ?
そうすると、そこから成長していかないんだよね。
常に正確なポジション、早めの準備などをしておいて
出来る限りベストなスィングスピードをし続けよう。
でもね、速いスィング持っている選手を色々知ってるけど、
誰もどうやったら速くなるかって話はしないんだよ。
俺も自分の中でどうやって速くしようとしたかって
あまり現役時代は考えなかった。
じゃあ皆、どうやってスィングが速くなったか・・・。
それは速いスィングをする選手に囲まれた環境にいたから。
速くなるリズム、使う筋肉、準備のタイミングなど
いつの間にか速い選手に囲まれた環境でテニスをしている
うちに影響受けて振れるようになったんだよ。
そしてこれが、スィングスピードアップに限らず一番ベストな
覚え方だと思う。
でもなかなかそういう環境を作るのが難しい人は、
最初に言ったように、腕力以外の力を使うこと、コンパクトな
スィング、早めの準備なんかを意識して日々自信持って
速く振るように心掛けてみよう。
すごい速いスィングが振れるようになって初めて感じると
思うけど、意外と速いスィングは労力いらない。
けっこうそこがポイントかもね。
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