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てにすまん 高西ともブログ

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どこでラケットダウンさせてる?

[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/03/29(木) 00:21

ストロークでトップスピンの回転をかけてボールを
打つでしょ?
でもトップスピンと言っても弾道は色々違う。
かなりしっかりと高い山なりにしてトップスピンロブに
する場合もあれば、低い弾道でボレーしに来た相手の
足元を狙ってトップスピンをかける・・・なんて
使い方も便利だよね。
でもそうやってトップスピンで色んな高さに調整して
打ち分けるコツはなんだろう。
 
俺の場合はラケットのダウンの位置が大事だと
思っている。
打点は出来るだけ毎回変えないようにするんだけど、
その変わらない打点に対して、ラケットダウンの位置が
色々違うと、ラケットがボールに向かっていく角度も
当然違ってくるから弾道が変わるでしょ。
 
例えば、ラケットダウンの位置が自分の体の後ろだと
そこから打点に対して、緩やかな角度でラケットは
ボールに向かっていくから、弾道もそんなに高く
ならない。
だけど、ラケットダウンの位置が前の方になると、
ラケットがボールに向かって一気に上へ行くことに
なるでしょ?
そうなるとボールも持ち上がりやすいから、高い弾道の
山なりショットを作りやすい。
 
他にも前にラケットダウンさせると、前へ走っていく時の
ステップと合わせやすいから、チャンスボールの処理に
大活躍してくれる。
ボールが一気に持ち上がりやすいし、回転もかけやすいから
「チャンスボールの処理が苦手・・・」という人は
意識するといいかもね。
反対に後ろにラケットダウンさせた場合は、
後ろ足を軸にしたディフェンシブなショットが打ちやすくなる。
 
グリップによっても若干違ってくるけど、ラケットダウンの
位置を状況に応じて前に持ってきたり後ろに設定したりと
使い分けすると、かなり色んなショットを打ち分けしやすくなるよ。
特にチャンスボールに弱い人、ビビッたときに上手く
打てなくなる人は、ラケットダウンがどんどん体よりも
後ろになってしまいがち。
自分の体の前でラケットダウンさせて、そこから一気に
持ち上げてスィングさせるトップスピン系ストロークの
練習は普段からしっかり行なっておくようにね。

案外大したことなかった。

[過去の思い出] 投稿日時:2012/03/28(水) 15:02

大会に出場するとドローに当然名前が
載るでしょ?
高校の頃はいつも予選からなんだけど
そこで本戦に名前を連ねている学校の選手は
本当に強そうに見えたもんだ。
表情とか仕草だけじゃなく、持っているラケットとか
着ているウェアまで何だか特別仕様に見えて
俺たち予選グループとは格が違うと思った。
やはり才能があるヤツは違うなって。
 
高校卒業してテニスコーチしながら選手活動を
頑張っていた時、その俺が働いているテニスクラブの
コートにある日、日本ランキング90位台の選手二人が
たまたま来て練習をすることになった。
「どんなテニスするんだろう!?」ってまだ試合にも
あまり出ていなかった俺は食い入るようにして見た。
いやぁ、凄かった!!!
ボールは速いし動きも凄いし、安定感抜群だし・・・。
そして彼らの自信に満ち溢れた表情、カッコ良かった!
 
しかし、色々経験を重ね、自分自身も日本ランキングを
取ってどんどん成長していくと、いつの間にか
ランキングは100位以内になり、50位以内にも
手が届きそうな感じに・・・。
でも、そういうレベルに自分がなれても、特に自信満々って
状態にはならないもんだね。
だって、100位以内に入ると、やっぱり20位以内の
選手に憧れるし、ATPを持っていて世界で活躍している
選手がやたらカッコよく思える。
気分は高校生の頃の俺と同じで、
「やっぱり、強いヤツは違うな・・・」ってやたら虚しさを
感じながら試合を回っていたよ。
でも恐らく、そういう俺の憧れた上の選手たちも同じように
もっと上の選手を見ているから、虚しさとかもどかしさを感じて
やってるんだろうね。
 
でも俺が幸運なのは、昔憧れた大会本戦出場選手とか
日本ランキング100位以内選手に自分自身はなることが
出来たこと。
そしてそのレベルの選手は決して才能とか幸運とかで
その地位にいるのではなく、たた単純に努力や経験で頑張って
いるのだと分かったこと。
だから自信満々でも無けりゃ、才能に満ち溢れている訳でも
ないんだよ。
もし高校の部活でテニスを辞めていたりしたら、そういうことも
分からず終わっていたんだろう。
 
ちょっと自分よりも上のレベルの人たちを見ると、すぐに
才能って思ってしまって劣等感を感じ、「無理・・・」って
思いがちだけど、案外どんな世界も思ったほどではないかも。
とにかく努力と行動を続けることだね。

結果が全て。

[考え方] 投稿日時:2012/03/27(火) 15:56

このコラムで細かいことを色々言ってはいるが
ぶっちゃけ、テニスのフォームなんて何でもいい。
戦術とかポジションとか、どうでもいい。
好きなようにやればいいんだよ。
ただ、大事なのは「結果」なんだよね。
結果が出ていればそれがその人の一番の
テニスなんだから。
 
しかしこの「結果」というものをどう設定するかが
結構難しかったりする。
例えば、むちゃくちゃ速いサーブが入ったとする。
すると、「結果が出たからこれで打っていこう」
とすると実は危険である。
その一発は結果を出したかもしれないが、試合全体を
結果として評価した場合、その速いサーブにこだわったせいで
荒削りなプレーに走ってしまったり、後半になって相手に
そのスピードが慣れられてしまって効果が無かったり
して負ける可能性は高い。
 
そうなると、一発のショットだけで結果が出たとは判断出来ず
試合全体を通して、評価したのを「結果」として考えないと
いけないことになる。
でも・・・その試合はたまたま全体的にずっと安定した
ショットが打てただけかもしれない。
相手の好き嫌いもあるしね。
となると、数試合まとめてそのショットや戦術の評価を
しないといけないことになるよね。
一回戦は良かったけど、二回戦になると通用しなかった
のなら、それは結果としては「ダメ」ってことになる。
 
だから、「結果」を出すには数試合行って評価しないと
いけないし、場合によっては数大会同じショット、もしくは
同じコンセプトで行いながら「結果」が出たのか考えないと
いけないんだよね。
 
でもサーブ&ボレーを導入したり、よりディフェンシブに
プレーしたりするなど、大きく自分のプレーを方向転換
するとか、肉体改造するなどの結果は、もっと半年単位、
一年単位で見ていかないと正確な結果は得られない。
いきなり最初の試合から結果を求めて、ダメならやめるなんて
そんなことやってたら何も変えられない。
 
でも「結果」ってね、実は更に長いスパンでも
見ていかないといけないのだ。
3年とか、5年とか、10年とか・・・・。
年齢と共に肉体も精神も大きく前進したり後退したりする。
それを冷静に見つめながら、その先をどうするのか
読めないといけないのだ。
 
そして・・・本当の「結果」とは何か。
それはテニスというスポーツが自分の人生にちゃんと
プラスになるよう携わってくれたかを考えなきゃいけない。
こんな大きな単位で「結果」を見られない人はどうしても
小さな単位だけで結果を求めてしまう。
そうすると、たった1ポイントだけで良いから、結果を
出そう、その試合だけで良いから結果を出そうとしてしまう。
そしてパワーショットだけに走ってしまいがちだし、最悪なのは
ジャッジをごまかしたり、相手を威嚇したりしてまで
結果を求める選手になってしまう。
 
そういう手でそのポイントを取ったとしても、その試合を
勝ったとしても、もっと大きな「人生」という単位で考えると
「結果」は出ていないことになるんだよね。
皆、好きなようにプレーして頑張ろう。
そして結果を残そう。
その1ポイントを取るという結果と、自分の人生にプラスと
なるような結果を。

発展しないサーブとは

[技術【サーブ】] 投稿日時:2012/03/26(月) 00:14

サーブが入らないと試合にならない。
そんなこと、誰でも知っている。
だから、テニスの試合を意識していると
パワー以上にちゃんと入るかどうかを優先した
サーブが身に付いてしまう。
 
でも、やっぱりサーブで相手を崩すことが
出来れば、その後のラリーを優位な状態で
進めることが出来るから、いつまでも入れるだけの
サーブでは上のレベルに上がれない。
毎日の練習の中で、パワーアップを目指して
練習しておかないとね。
 
でもそこで、いつもの入れるサーブ用の打点のまま、
ただスィングスピードを速くしたり、フラット系に
するだけで、パワーアップを目指している人は、
なかなか上手くいかないことが多い。
だっていつものサーブの打点って、入れることを
重視した打点であって、必ずしもパワーアップさせる
ための打点ではないんだよ。
だからよりパワーアップさせるためには、それ用の
打点に切り替えていかないとダメってこと!
 
まず、入れることを重視したサーブの打点の特徴は
何かというと、やはり回転をかけやすくするために
頭の上近くになりやすい。
しかもそこでトップスピン系を意識していると、頭の上と
いうのに加えて、打点が低くなりやすい。
その方が引っ掛けやすいから回転はかけやすく
感じるからね。
 
じゃあパワーアップさせるための打点はどこかと言うと
それは前である。
前にボールを飛ばすんだし、スィングスピードも
前の方がスピードは乗りやすいでしょ?
そして足のパワーも使いたいから、ジャンプをしながら
打つ・・・なんてことをするためには更に高さも加えたい。
より前で、より高い打点を意識して練習して欲しい。
 
しかしこれでパワーを手に入れても、それがあまり
入らない不安定なサーブだと意味がない。
いくら200キロのサーブでも、入らなけりゃただの
フォルトだ。
 
そこを、どうしてもより前で、より高い打点にシフトさせた
時に、回転だけはしっかりかけられるようにしてもらいたい。
そのためには、体の向きが重要なんだよ。
入れるサーブを行う時、どれくらいの体の向きを
打ちたい方向に対して向けているかよく覚えておいて
それをそのままパワーサーブの、より前でより高い打点の
時に当てはめられるようにすると、安定感はさほど
損なわれずしかもパワーアップ!!!という理想のサーブに
なっていくんだよ。
 
パワーアップさせるには、それなりの打点で打つこと。
そしてそれを実戦で使うには、安定感もちゃんと
兼ね備えること。
しっかり練習してください。

ホント、ムカツク!!

[過去の思い出] 投稿日時:2012/03/23(金) 23:09

テニスはネットを挟んで相手と打ち合うので
サッカーとか格闘技のように、相手との接触が
ないスポーツ。
しかし相手と向き合って試合をするし、殆どの
試合がセルフジャッジで行われるので、相手との
トラブルは付いて回る。
 
俺も試合中、何度か揉めた経験がある。
一番はやっぱりジャッジのことだね。
相手の汚いジャッジに対して、こっちが抗議を
しないといけない状況になるんだけど、出来れば
そういう揉め事って誰もが避けたい。
この避けたいという気持ちのせいで泣き寝入りして
しまう人も多いんじゃない?
本当はテニスのプレーで勝負したいのに、そんな
やり取りで喧嘩になると肝心なテニスに集中
出来なくなり、調子が狂いやすくなるからね。
 
でも俺は更に上を行く厄介な選手と当たったことがある。
その選手はもともと強いんだけど、それとは別に普段から
ジャッジが汚くて有名。
でもそれだけじゃない。
揉め事大好きで、常に相手とトラブルを起こしては、
それをキッカケにして自分のペースに持ち込む。
さっきも言ったように、「トラブルはウンザリ」という人が
多いから、その効果は結構あるんだろうね。
でもそのやり方がまた卑怯で悔しいやり口なんだよ。
そのやり方とは・・・。
 
自分のショットがアウトしたときに、こっちが「アウト!」って
ジャッジすると「えっ!ふざけんなよ!」ってクレームを
付けてきたと思ったら、審判を呼んで
「あの選手、ジャッジが汚いから、試合にならない」って
先にこっちが悪いって審判にアピールする。
そんなことより自分はどうなんだ!!!!!って腸が
煮えくり返る思いをするんだけど、それがやり方なんだよ。
 
その試合?
まんまとペース乱され、やられたよ。
動じないできっちりやれなかった俺の責任でもあるが
いろんな人がいるなって思った。
その選手、他の選手との試合でもよくその手を使ってるのを
見たんだけど、俺と同じように相手はイライラ状態になってたな。
テニス選手として勝ち続けるには、テニスのプレーが
上手いだけでは勝ち続けることは出来ないってことだ。
残念ではあるが、現実はそういうものだ。
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