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てにすまん 高西ともブログ

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「上達出来る」選手であれ

[コンディショニング] 投稿日時:2012/01/26(木) 13:58

「強くなるためにはどうすればいいんだろう。」
皆、そう思いながら頑張っている。
俺も常にそういったことを考えて現役時代を
送っていた。
でも強くなるためには、その前に上達しないと
いけないのだ。
この意味わかるかなぁ。
 
強い選手ってセンスだと思う?
ジョコビッチが強いのはやっぱり才能かな?
フェデラーのテニスは天才だから?
ま、そういう部分もあるだろうが、俺はそう思わないし
本人たちも「才能」なんてことで強さを認めて
もらいたいとは思っていないはず。
 
となると、世界中で頑張っているテニス選手達が
そういう最強の選手のテニスに近づくためには
どうすれば良いのかと言うと、ただ打ち方とか
攻撃パターンを真似するだけでは無理で、まずは彼らと
同じ「成長出来るテニス選手」になることだ。
この「成長できる」ってところが大事。
こういう選手が上達して、その結果強くなるのだ。
 
そういう「成長できる選手」になるにはどうすれば良いか。
まずは自分を見つめて今の状況を分析できること。
今の自分の位置を確かめられない人は、どこかに
飛び込んで現在のレベルをちゃんと把握しよう。
それは大会でもいいし、アカデミーでも良いし、
サークルやチームなんかでも良い。
 
そして学習能力があること、トレーニングや練習などの
自己鍛錬に勤しむことが出来ることも絶対条件。
もちろん自分がそれまで培ってきたことに自信と
誇りを持っていることも大事だね。
自信がなかったり、人の良いとこばかり妬みながら
テニスしている人は上達しにくい。
 
周りとのコミュニケーションが取れないのもダメ。
ずっと家を離れて試合を転々とする遠征生活や
きつくて苦しい練習を毎日し続けるためには、他の
選手仲間やコーチとのコミュニケーションが重要だからね。
海外に飛び出す人は英語はもちろん、本拠地にする
国の言葉も話せないときつくなる。
 
もちろん健康管理などのコンディショニングも
食事や休日の過ごし方で変わってくるので
分かっていないといけない。
 
結局テニスそのものを頑張っても、それ以外の
部分がダメでは全く成長できないんだよ。
それじゃあ勝てない。
選手活動なんて、殆どがストレス。
そんなストレス状態でも耐え忍び、そこから僅かなチャンスを
見つけられる選手こそが、そのレベルを乗り越えて
上に進んでいくんだよ。
 
テレビの画面見て、強い選手を観戦していても
そういった部分は伝わりにくい。
表面的で外見的な強さが目立つ。
だからこそ、強い選手が練習している場所や
大会の会場なんかで彼らの裏の部分を生で見て、
そして接してもらいたい。
強い選手は「強くなる要素」をちゃんと内面にも
持っているってことを感じて欲しい。
強さを求めるなら、上達できる選手になってくれ。

遠征で勝ち続けるには・・・

[過去の思い出] 投稿日時:2012/01/25(水) 13:19

試合で遠くに遠征したとき、一番大事な
ことはやっぱり勝つことである。
わざわざ遠くまで来たのに早々と負けると
ショックはデカイ。
 
でも勝ち続けるには試合に集中しないといけない。
集中するには、アップや練習をしっかり行なったりするのも
大事なんだけど、滞在先での生活環境を整えないと
いけなかったりするでしょ?
俺の場合、その環境の善し悪しは、
食べ物が大きく関係していた気がする。
夜ご飯が楽しみな遠征だと何だか一日頑張れた。
だって美味しい食べ物を前にしたとき、腹ペコは
快感になるでしょ?
 
でもすごい田舎にあるテニスクラブで試合となると
滞在しているホテルや旅館で食べないと、飯に
ありつけない場合がある。
それが美味ければ文句ないんだけど、ちょっと
イマイチの晩ご飯の時は、その日頑張って試合で勝って、
その後トレーニングや練習で、お腹ペコペコ状態でホテルに
戻って来ても、何だかテンション上がらないし、それどころか
余計に疲れを感じてしまう。
 
スペインで色んな場所に遠征したときなんかは
そういうことは多かったなぁ。
お金がない選手ばかりだったから、コーチがホテルとか
レストランと交渉して、すごい安い定食なんかを
用意してもらうんだけど、それがイマイチでね・・・。
不味くはないんだけど、味気ない食事が多かった。
 
でも日本にいる時も、たまにあったなぁ。
ちょっと場所はバレるから言えないけど、とある大会の
オフィシャルホテルの夜ごはんは酷かった!!
殆ど肉も野菜も入っていない焼きそばにライスとかね。
あまりに酷いから選手たちから抗議が出たくらい。
でもそこも周りは山に囲まれていて、車が無いと
外に食べに行けないんだよ。
 
逆にしっかり結果を出した大会なんかは
やっぱり美味しいものを毎日食べていた気がする。
もう毎晩、ご飯が異常に楽しみだったよ。
でももう一つ大事なのは、一緒に食べる人だな。
気の合う選手仲間とそういう美味しい晩ご飯を
食べていると「テニスの大会って楽しい!!!」って
感じられるから、辛くストレスの溜まりやすい遠征でも
気持ちよく過ごすことが出来る。
そしてそれが次の日の結果に結びつくのだ。
「また皆で一緒にここでご飯を食べたい!」ってね。
 
別に高価な物を食べろとは言わないが、ちゃんと心の
こもった温かい食事と、それを一緒に食べる仲間、
これがあれば、遠征した時も自分の実力を発揮
させやすい。
テニスだけ頑張ればいいわけじゃないんだよ。

レシーブ用ストローク

[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/01/24(火) 14:11

レシーブはストロークである。
ストロークがちゃんと打てれば、レシーブも
上手いかと言うと・・・ちょっと違うかも。
ストロークなんだけど、なんせ打ってくる相手は
サーブなので、通常のストロークラリーの時と
状況は変わってくるからね。
その違う部分をしっかり抑えておけば、ストロークの
技術をレシーブに生かすことが出来る。
 
まず違うのは、相手ショットはサービスラインよりも
間違いなく浅く来るということ。
通常のストロークラリーだとベースライン近くの
深いショットを相手は打とうとすることが多いでしょ?
でもサーブでそこまで飛んできたらフォルトだ。
サービスエリアに入れなきゃいけないサーブを
レシーブは打つわけだから、常に前へ詰める
動きが伴うわけだ。
 
もし相手が200キロの強烈サーブを打ってきたとしても
前へ詰めるんだよ。
「強烈だから待っていよう」って思うと余計に打点が
食い込まれてボールに負けてしまうんだよ。
 
それから「一発目のショットなんだ」ってことも意識するべき。
何本かラリーが続くとショットの調子は上がってくる。
でもレシーブって最初の一発だから、その分リズムが
作りにくいし、スコアや状況なんかを意識しやすいから
ビビッた時、焦った時なんかはその影響を受けやすい。
思った以上に安定感が崩れやすいんだよ。
 
それらのことを配慮すると、まずはしっかり詰めながら
打てるようにするためにも、テイクバックは素早くコンパクトな
形で出来るようにしたいし、ライジングで打てるようにしないと
ボールが飛んでくるのを待ってしまいやすい。
 
それから安定感を崩さないようにするためにも
回転量を多くするための、上下動を意識したスィング、
そしてしっかり振り抜くスィングが必要。
更に強烈なサーブや極度に緊張する場面を想定すると
スライスレシーブもちゃんと用意しておくべきだね。
となると、トップスピンレシーブとスライスレシーブの
打ち分けも練習しておかなきゃ。
 
基本的にストロークショットなんだけど、やっぱり
レシーブは通常のストロークと違う。
もし同じ感覚でレシーブ打っている人はもう少し
アレンジしてレシーブ用ストロークを開発してもらいたい。

こう見えて実は・・・

[テニスいろいろ] 投稿日時:2012/01/23(月) 15:11

テニスのスタイル、「繋ぎ」と「攻め」があるでしょ?
どっちがいや?
「繋ぐ気なくて攻めるヤツ」と「攻める気なくて繋ぐヤツ」
ネット挟んで打ち合った時、どちらのタイプの方が
嬉しいかな?
 
どっちかと言うと、俺は攻める気ないヤツの方が
嫌だな。
攻める気ないと、ミスが期待できない。
そうなると崩れにくいからね。
でもそういう相手は攻める気も無いから、こちらのショットが
多少甘くなっても一気にやられる心配も無いから、
気分的に楽でもある。
 
じゃあこれはどっちがイヤ?
「繋ぐ気ないように見えて繋ぐヤツ」と
「攻撃する気ないように見えて攻めるヤツ」
こうなると、どちらもちょっと嫌な感じがしてくる。
 
「繋ぐ気が無いように見える」から、
「攻撃してくるんだ!」って思ってしまい、ちょっと
追い込まれたときなんかに、「ドキッ」として
思わずこっちが先に強引な展開を作ってしまうのだが
実は攻撃的に見えていただけで、繋いでいるため
相手はミスしないし、こっちはアタフタするし・・・。
 
「攻撃する気ないように見えて、実は攻撃」ってのも
厄介だと思わない?
攻撃する気がないように見えるから、フワッと
浮かしたショットとか、浅めの繋ぎショット打った
瞬間、「待ってましたとばかりに、その甘いショットを
ボレーなんかで仕留められてしまう。
そういうヤツって腹が立つ。
 
結局テニスってそういうとこが大事なんだよ。
攻めも守りも大事。
でも直球ストレートな攻めばかりだと相手に
慣れられて空回りすることになりやすいし、
繋ぐばかりのテニスも格上を翻弄させることは難しい。
守りモードからの攻めと、攻めモードに見せかけて
実は決める気ナシ・・・という、そんなテニスがあると
相手は君のこと嫌がってくれるだろうね。

粘り続ける技術と体力

[練習] 投稿日時:2012/01/20(金) 15:17

スポーツと言えば体力が重要になるんだけど
テニスって体力必要?
答えは、う~ん・・・必要かな。
と言うのも、意外と体力使わないで済む試合も
結構あるんだよ。
例えば無茶苦茶相手が弱いとき。
それから無茶苦茶相手が強いとき。
競らない限りは体力必要ないし、強い相手に
競る技術が無いといくら体力蓄えても使う術が
ないんだよ。
 
だから俺も当初は毎日走って体力を付けても
なんだかそれが結果に反映しているとは思えなくて
ついつい技術練習ばかりに目が行ってしまい、
高校卒業してコーチになった直後はテニスの練習を
やるけど、トレーニングは殆どやってなかった。
 
でも自分より格上の選手に勝つには、粘って相手と
競らないといけない。
粘るための技術と、粘り続ける体力の融合が重要であり
それが出来る奴が遂にチャンスを迎えられる、そういう
テニスを教えてくれたのは、荏原湘南スポーツセンターで
練習を開始してから。
そこで初めて「テニスの練習ってキツイ・・・」と思ったよ。
 
それまでもコートの端から端まで走らされる「振り回し」は
行なっていたけど、それは一気に追い込んでやるから
キツいけど、さほど質というか結果は問われない。
ただ苦しんで頑張っている自分に満足する練習だった。
でも荏原湘南スポーツセンターの練習はとにかく相手の攻撃を
しのぎまくってチャンスが来るのをひたすら待ち続け、
チャンスが来たら一気に攻めに転ずることが求められた。
だから緊張感もあった。
 
スペインに行った時の練習もそうだ。
とにかく下の者が上に勝つには「圧勝」なんてありえない。
粘りまくる技術とそれを続ける体力、これを結合させた
練習を普段からどれだけやっているかが重要であり
そういう練習は本当にキツいんだよね。
皆も練習で「キツい・・・」って思ってる?
ちゃんと技術と体力を活かせるテニスを身に付けてね。
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