てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:テニスいろいろ
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ルー選手、俺、一生付いて行きまっす!!
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/29(火) 09:35
台湾のルー選手がウィンブルドン男子ベスト8に勝ち残っている。
ルー選手と言えば、日本リーグに参加している選手なので
対戦したり練習したりした事ある日本人選手は
けっこういるんだよね。
一緒に選手活動している選手が、これだけの大舞台で
活躍しているのを知ると、嬉しい気持ちと嫉妬の気持ちで
心が燃えて来るもの。
俺も色んなところで練習もしていたし、試合にも出場していた
から、色んな選手と交流を持つ事が出来た。
その選手の中から活躍する選手が出て来ると、例えもともと
レベル差があったとしても、
「あいつがそのレベルにいるなら俺も行ける!!」
なんて、何回か一緒に練習して知り合いになっただけでも
同じ目線で考えてしまう。
でもそういう勘違いがやる気を引き出し、周りが思っている
以上の結果を出す事の原動力となるのだ。
逆に、練習相手は毎回同じ人、試合会場でも同じ人と
しか喋らないしアップも仲間内でしか出来ない。
そんな人はテニス仲間の輪が広がらないし、その中から結果を
誰かが出す確率は低いまま。
「どうせ俺達は・・・」
なんて慰め合いながらのテニス仲間になってしまうが
そういうのは寂し過ぎる。
自分のテニスを色んな場所で色んな人に披露して
テニス仲間を作ろう。
特に結果出しそうな人とはしっかり絡んでおくこと!!
結果出す人は「強い」だけじゃなくて、「勢い」があるからね。
その勢いに便乗して自分自身のテニスをしっかりと
成長させないといけない。
さて、台湾のルー選手、昨年のファイナリストのロディックを
破ってのベスト8進出!
結果を出せよ!エリートも初心者も。
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/28(月) 16:43
「てにすまんプロジェクト」で色んな学校に
訪問して部活の指導を行うようになってから
色んな学校の人達を教えるようになった。
レベル差はもちろん色々ある。
県のトップを狙っている部活から、初心者だらけで
ラリー続けるのも大変・・・という部活もあるし、
一面に部員20名以上でひしめき合って練習している
部活もあった。
学校の部活なので、完璧な環境を作り上げるのは
難しいんだけど、一つ言えるのはどの学校の、どのレベルの
部活もしっかりと結果を残さないといけないと言う事。
「いや、そんな結果とかいうレベルじゃないので・・・」とか
「部員が多過ぎて、結果を残せられない!」というテニス部も
それぞれ、自分達の環境の中でベストを尽くして結果を
求めようとする努力は行って欲しい。
俺は高校3年間の部活を頑張り続けた。
でも、結果を追い求めはしなかった。
どこか心の中で「どうせ俺達は・・・」という気持ちがあった。
だから頑張ってはいたが、全力を出し切れなかった・・・と
感じていて、それがその後の選手生活の中でずっと心残りだった。
低いレベル、劣悪な環境でも、それなりの目標を設定して
それに向かって全力を出して頑張り続ける。
そういう意識を部員全員が一丸となって持っていると、例えその
目標に結果が届かなかったとしても、次に生きて来る。
自分の代がダメだったとしても、次の代の後輩たちに受け継がれる。
そこが部活動の素晴らしいところだからね。
まずは部員皆で、今のテニス部の環境の現状を把握してみよう。
そして目標を設定して、今の環境の中で何が出来るのか徹底して
考えてみよう。
俺も皆を応援してます。
絶滅危惧種を救え!
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/25(金) 23:55
ウィンブルドンとワールドカップ、
同じ時期に開催されると面倒くさい。
テニスも気になるしサッカーも・・・。
かといって、どちらか録画しても
結果を知ってしまったらつまんないから
どうせ、後で見ない。
そう思いつつ、チャンネルをコロコロ
変えながら毎晩テレビの前に座っている。
でも最近、ウィンブルドンを観て思うのは
芝の削れ方の変化。
10年前までは、ウィンブルドンは速い
ボールバウンドコートだから、バウンドさせる前に
ボールを打ってやろうと、選手は積極的に
ネットプレーを仕掛けてボレーに出たもんだ。
その結果、芝の削れ方はベースラインの部分の他に、
ネットに向かって行くエリアも削れて、ちょうど丁字の形に
なっていたんだけど、ここ最近のウィンブルドンは
ストローク中心のベースラインプレーが主体となっていて、
丁字ではない感じ。
そもそも、今現在プレースタイルがサーブ&ボレーって
タイプは殆どいなくなったしね。
フェデラーのサーブ&ボレーなんかは絶品で上手いんだけど、
彼もいつそのサーブ&ボレーを仕掛けるかという判断が
的確なのであって、サーブ&ボレーをメインでやってるわけではない。
たまにやるサーブ&ボレーはかなり有効だけど、
サーブ&ボレー一本で仕掛けるのはかなり危険だ。
ということは、もう「サーブ&ボレーヤー」という選手は
絶滅危機にあるのかも。
リスクは高いが、そのギャンブル性が観ている人には
ワクワク感を与えてくれるサーブ&ボレーヤー、
是非ともウィンブルドンの大会にはそ
んなプレースタイルの選手がいてほしいなぁ
フェデラーの法則
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/21(月) 10:23
ウィンブルドンが始まった。
オープニングマッチでは昨年の覇者、フェデラーが登場。
世界ランキング60位のFallaと対戦したんだけど
これがファイナルまでもつれ込むというびっくりの
展開!!
最初2セットと連取されて、追い込まれたフェデラーは
3セット目を取り返すものの、4セット目3-5ダウンで
Fallaのマッチ・オブ・ザ・ゲーム!!!
しかし・・・Fallaにとっては人生をも変えるほどの
大事なこのゲームを、それまで淡々とこなしてきたようには
いかなかった。
1ポイント目、それまであり得なかったラリー中の単純ミスで
0-15、2ポイント目攻めの姿勢を見せるものの、アプローチを
サイドアウトで0-30、こうなるとフェデラーは楽になる・・・と
思いきや、やはりフェデラーもイージーミスを続け、30-30。
でもフェデラーはミスが続いても「ここは勝負どころ!」と、
攻めの姿勢を崩さない。
そしてブレークして追い付くと、そのままタイブレークで4セット目
取ってセットカウント2-2でファイナル突入。
ファイナルは6-0というスコアで、結局フェデラー勝利。
テニスで勝つには法則が必要。
でもその法則は、選手によって多少異なる。
フェデラーはやはりパワーよりもそれぞれのショットの
技術力があるから、様々な展開を大事な場面で
先手先手で仕掛けることが法則である。
逆にランキング的にも下の選手は、単純なパターンを黙々と
地道にこなし続けるような法則が必要なんだけど、相手に
何されようと自分のプレーを信じ続けないと、これを続けられない。
Fallaは残念ながら、4セット目の5-3リードで、自分の
テニスを見失ってしまったようだ。
無理もない、王者を自分の手で葬るチャンスを握っていたんだから。
逆にフェデラーは調子が悪くて窮地に追い込まれようと、最後まで
自分のスタイルを貫き通した。
うーん、Fallaはあのゲームの最初の2ポイントを、一生後悔する
だろうねぇ。
この後悔を解消させるには、次のチャンスで
フェデラーを倒さないと消えないね。
頑張れFalla。
勝った方が強い。負けた方は弱い。でも次は負けるな!
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/15(火) 02:29
俺がコーチしている東京の大成高校男子テニス部が
インターハイ東京都予選で東京ナンバー1となり
続く関東大会でも団体優勝を果たした。
夏の東京制覇は2年連続だが、関東を制覇したのは
初めてである。
よくやった!
今年入学した一年の守谷と小堀、両選手の活躍も
あるが、2年生の綿貫選手も勢いあるプレーで
良い流れを作ることが出来るし、3年生の石井選手と
白井選手の存在も大きい。
もちろん個人の戦績もしっかりと残している彼らだが
やはり団体戦は独特の雰囲気があって、それが戦績に
反映される。
今年の夏は、大阪の清風高校が大阪予選の準決勝で
近大付属に敗れて、団体でのインターハイ出場を逃したり
関東大会でも優勝候補だった湘南工科大附属が
早稲田実業に2回戦で敗れるという波乱が起きた。
夏の暑さと、勝利への情熱から来るプレッシャーと、
団体戦特有の粘りのテニス、加えて飛びが悪い
砂入り人工芝のテニスコート・・・。
そういった事が重なると、多少のレベル差がある
学校同士の対戦で、結果がひっくり返っても
そんなにおかしな話ではない。
それでもやはり結果は結果。
勝った方が強いのだ。
負けた方は弱いのだ。
ただし、勝った方は強いけど、次も確実に勝てるかどうかは
分からない。
なぜなら、弱い故に負けたチームも次のために、また頑張って
強化してくるから。
弱いから負けたのだが、次に同じ失敗を繰り返さず、しっかりと
学習して次に臨めば、結果はどうなるか分からない。
チャンスは誰もが握っているのだ。
大成高校のように、勝ったチームは、その勝利を糧に
更なるレベルアップを掴み取れ!
負けたチームは、逃げずにしっかり敗因と周りの状況を
しっかりと観察して、同じ失敗を繰り返さないように学習しろ!
選手たちの夏はまだまだ続きます。
インターハイが楽しみだ。
6月2日に撮影した大成高校メンバーの練習風景動画
撮影機種CASIO EXILIM FH-20
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