てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:テニス技術
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まず準備
[テニス技術] 投稿日時:2010/09/21(火) 09:17
テニスはスウィングスポーツである。
道具を使って、スウィングしてボールを飛ばす。
こういうスウィングスポーツって、足の踏み込みや
腰の回転を使って道具・・・ラケットを振るので、
身体の向きは横向きからのスタートとなるし
ボールと身体の位置関係も、基本的に横に並ぶ
形となる。
バレーボールとかバスケットは素手で、しかも
両手を使う事が多いので、ボールを受ける時は
自分の身体の真正面にボールを持って来る。
この違いをしっかり理解して、ボールが飛んできたら
とにかく横向きの体と、ボールに対して横の位置関係を
素早く作れる癖を身に付けておかないといけないのだ。
でも野球みたいに、ストライクゾーンに来たボールだけを打てば
いいわけじゃない。
フォアかバックか、とりあえず正面を向いて構えておいて
相手が打った瞬間に、フォアならフォア、バックならバックの
身体の向きを作って準備をする。
でもここで焦ると、準備をするのが遅れて正面向きのまま
ボールも真っ正面に迎えてしまったりするんだよ。
とりあえず、ストロークだろうがボレーだろうが、
そのショットが深かろうが、浅かろうが関係なくフォアならフォア
バックならバックに準備する癖を付けておいてもらいたい。
この準備を早くすることが出来れば、苦手なショットも返球し易いし
得意なショットはより生きてくる。
しっかり意識して練習してくれ。
サーブ&ボレー、見習い中
[テニス技術] 投稿日時:2010/09/17(金) 13:34
大阪にある府立北かわち皐ヶ丘高校で、2カ月に一回くらい
授業をしている。
スポーツ探究コースというのを選択している生徒に講義をするの
だが、講義だけじゃなくてその中のテニス部員の生徒だけに
1時間レッスンしてあげることもある。
今回はその1時間レッスンをしたんだけど、サーブ&ボレーを
やってみた。
サーブもボレーもまだまだ未熟な生徒達なんだけど
それでも「やってみよう!!」と頑張ってもらったよ。
その結果、ちゃんとサーブ入れて、丁寧にボレーを
返しただけで意外と相手が嫌がってミスをしてくれる・・・という
ことを感じてくれたようだ。
どうしても良いサーブと良いボレーが無いと、サーブ&ボレーを
する気にはならないんだけど、実際はそれよりもサーブ&ボレーを
思い切って使ってみる・・・という決断力の方が大事だったりする。
今回は「サーブ&ボレーをやろう!」と俺が決めて
やってもらったんだけど、実際は試合中に自分自身で
「よし、次のポイントで思い切ってやってやる!」と決断しないと
いけない。
どうでもいいポイントなら、何となく出来るかもしれないけど
やっぱり効果があるのは重要なポイントの時。
そういう場面でサーブ&ボレーを自分自身に指示できるような
決断力、そして判断力があると試合は強くなる。
ま、今回の授業は「サーブ&ボレーをやってみよう!」と軽い
気持ちでトライしてもらったんだけど、そこでサーブ&ボレーの
難しさが分かる以上に、サーブ&ボレーを効果的に使うと
意外と相手が嫌がってミスをプレゼントしてくれるということに
気が付いてくれたら成功だね。
サーブが甘くても、ボレーが下手でも、しっかりとサーブ&ボレーの
練習を普段からやっておくようにしておきましょう。
ショットが上手くなってから・・・だと遅いんだよ。
グリップチェンジ
[テニス技術] 投稿日時:2010/08/18(水) 10:05
テニスのレベルが上がって来ると
ショットの種類が増えて来る。
単純にストロークだけでも、トップスピンとスライスと
最低2種類の打ち分けはしたい。
繋ぎショットと攻撃ショットの打ち分けも必要だね。
そうなると、プレー中に色んなショットを打ち分ける
ためにも、スムーズなグリップチェンジが必要になって来る。
でもこのグリップチェンジってものに手間取って、上手く
ショットの打ち分けが出来ない人って多いんだよ。
グリップチェンジで大事なことは、相手が打つ瞬間、
ニュートラル状態で待っているかどうか・・・である。
例えばフォアハンドストロークの後に、バックハンドストロークを
打ったとする。
その場合、フォアハンドストロークのグリップからいきなり
バックハンドストロークに変わるというのではなく、
フォアハンドストロークを打った直後に、グリップを一度
ニュートラル状態にして、緩く、軽く握っておくようにする。
そうすることで、どんなグリップの準備もしやすいのだ。
ニュートラル状態だと、バックハンドストロークだったら、
バックハンドのグリップに、ノーバウンドで処理する事になったら、
ボレーのグリップ・・・というように、何にでも対応できるからね。
プロの選手とかって、試合中によくラケットを回しているでしょ?
クルクルグリップを回して、暇つぶししているように見えるけど
ああやってグリップを回せるようにした状態がニュートラル状態で、
それで相手のショットを確認。
そしてそれに対応するためのショットを決めたら、それに合った
グリップを即座にセッティングする。
そして打ち終わったらすぐまたニュートラルに戻す・・・。
という流れが、スムーズなグリップチェンジを生むのである。
まずはニュートラル状態をしっかり確認してみよう。
クルクルっとグリップ回しながら、相手選手が打つのを
待てるかな?
フルスウィングでゆっくりね。
[テニス技術] 投稿日時:2010/07/16(金) 08:51
強さを求めているとどうしても
「速さが欲しい!」「パワーショット打ちたい!」
そう思ってしまうよね。
でも試合中、全部全力で速いショットを打ち続けると
当然ミスも出るし、あまり端っこも狙えない。
挙句の果てに、途中で相手がこちらのスピードに
慣れてしまって、全然効果が無くなる・・・なんてことが
よくあるんだよ。
そこで普段からゆっくりのショットを練習しておこう。
ストローク、ボレー、サーブ、スマッシュとゆっくり打つのが
上手いと結構相手は嫌がってくれるよ。
「えー!!地味ぃ!!」なんて言わないように。
でもゆっくりのショット打つ時に気を付けて欲しいのは
ゆっくりラケットを振ってゆっくりのショットを作るのではなく
しっかり速いスウィングのままゆっくりのショットを作る
ということ。
そのためにはきっちりボールに回転を加えるんだよ。
フルスウィングのパワーがボールの回転に代わることで、
ゆっくりだけど回転量の多いショットを作ることが出来る。
そういうゆっくりのショットは、ゆっくりだけどもバウンドが
高かったり、伸びがあったりするだけではなく、良いリズムの
ままプレーを続けられる。
結果、急にパワーショットへ切り替える時も同じリズムで
打てるのだ。
怖々ラケット振ってゆっくりのショットを打っていたら、どんどん
ラケットを振るのが怖くなり、足も止まってしまうよ。
厚い握りでフォアハンド
[テニス技術] 投稿日時:2010/06/04(金) 09:18
ストロークのグリップはどうやって決まるのか。
特にフォアハンドストロークのグリップは人によって
様々なんだけど、トップレベルの選手たちはかなり
厚いグリップで打っている。
「俺もあんなグリップでフォアハンドを打ちたい!」
そう思っている人も多いだろうが、実際やってみるとしっかり
ボールを捕らえ辛くて、逆にスカ当たり。
回転ばかり掛かって逆効果だったりすることがある。
持ち方、打ち方、両方真似したのに、なんで上手くいかないか
というと、スウィングスピードなんだよね。
トッププロの選手は当然スウィングスピードは速い。
速いからボールは当然吹っ飛びやすい。
吹っ飛ぶからラケット面をしっかり下向きに被せた状態で
ボールを捕らえないといけない。
だから・・・・ウェスタングリップが必要となる。
トッププロが打つ、厚いウェスタングリップのフォアハンドストロークは
カッコいいけど、あのグリップの持ち方を真似する前に、まずは
自分のスウィングスピードをしっかりと上げていき、徐々に
グリップも変化させていく必要がある。
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