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てにすまん 高西ともブログ

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トップスピンロブを使いこなせ

[技術【ストローク】] 投稿日時:2011/10/13(木) 14:11

ロブを試合でどのくらい使うだろうか。
シングルスの場合は、相手がネットプレーに出ない限り
特に使うことは無いけど、ダブルスであれば最初から
ネットに相手がいるので、ロブは必要不可欠だよね。
その時のロブってトップスピン?それともスライス?
 
俺はダブルスの時はスライスをよく使うかな。
でもシングルスの時はトップスピンロブもよく使う。
とにかくロブは両方打てた方がやっぱり便利だ。
でもスライスロブって相手に追い付かれる可能性が高いでしょ?
上手くコースを隠したり、ロブを打つ前に前へおびき出したり
しないと使いにくい。
なので、トップスピンロブをシングルスの時もダブルスの時も
使えたらいいよね。
 
そのためにはまず、しっかりとトップスピンを掛けられるように
することが当然必要なんだけど、それだけではちょっと難しい。
トップスピンロブを成功させるコツは、ロブの頂点の位置を調整する
調整能力なんだよ。
ロブって山なりでしょ?
その山の頂点をどこに持って来るか調整が出来ればトップスピンロブは
扱いやすいのだ。
 
でも正面にいるネットプレーヤーにびびって、
「取られたくない・・・」なんて気持ちでトップスピンロブを打つと
早く相手の頭の上を越えたいもんだから、低空且つ速い弾道で
ロブを打ってしまう。
そうすると山なりの頂点を遠くに設定してしまい、アウトになりやすいし
低い弾道で相手に取られやすかったりするんだよ。
 
なのでトップスピンロブを打つ時の山の頂点はもっと思い切って
手前に設定すること。
ロブを打ったらいきなり山なりの頂点に向かっていくくらいの
つもりにするんだよ。
そうするとアウトする心配も少なくなり、思い切ってスウィング出来るから
トップスピンの回転量もしっかり掛けることが出来て、一気に上がったロブが
頭を越えた後、今度は一気に落ちて来る・・・という理想の弾道に
なりやすい。
 
失敗したらスマッシュで逆襲を喰らう・・・というシチュエーションだから
びびりやすいロブだけど、しっかり山なりの頂点を手前に調整出来るように
すればトップスピンロブなんて案外使いやすいショットになるよ。

そんなの、朝飯前さっ!

[戦術] 投稿日時:2011/10/12(水) 01:32

テニスは道のりが長い。
つくづくそう思う。
道のりが長いとは、試合が長いという意味。
もちろんレベル差あれば、あっという間に試合は終わって
しまうんだけど、それでも1セットマッチだったら最低24ポイントは
やるからね。
当然もつれる試合はもっとたくさんプレーしないといけない。
気長に頑張らないといけないスポーツだ。
 
だから大事にしたいのは「流れ」である。
良い流れを掴めれば、ポイントは意外と続けて取れる。
でも流れが悪いと1ポイントとるのに、かなり苦労をしないと
いけなくなってしまう。
ポイントを取り続けて勝利を掴むには、流れを引き寄せるような
形でポイントを取りたいもんだね。
 
じゃあどういうプレーが良い流れを生むと思う?
良い流れとは・・・もちろん相手にとっては「悪い流れ」である。
ということは、相手が「それ嫌だなぁ・・・」という風に感じてくれれば
こちらにとっては良い流れなんだよ。
 
でもそれは決してスーパーナイスショットではない。
素晴らしいショットでポイント取っても、そのポイントを取られた事は
「しまった!!」って相手は思ってくれるが、素晴らしいショットって
そう簡単に続けて打てないし、無理に打とうとすると今度は自分に
プレッシャーが掛かって、ミスをプレゼントしてしまうことになる。
だから良い流れを作れるプレーは、意外と地味なショットで手堅く
粘ったりした方が良い流れは出来る。
 
そもそも良い流れを生み易くするには、どうすればいいのかと言うと
「この先、ずっとこんなプレーが続くのか・・・・」という印象を与えないと
いけないんだよ。
まぐれのような一発勝負的なプレーが見事に決まっても、
「どうせ、もうそんなの打てないんでしょ!!」と言う風に相手へ映ると
精神的なダメージが少ないどころか、そのリスキーな攻撃を
粘りまくってミスをもらってやろうと、相手は守りを固めることに
やる気を出してしまって、それが結構厄介になり、
いつの間にか、攻撃的になり過ぎて空回り・・・という
悪い流れになっていたりする。
 
だから攻撃をしたとしても、8割,9割くらいの成功率のショットを
使って安定感をアピールしながら、攻撃的な行動を見せ付けたり
なんか打ちにくいと感じるコース、もしくはスライスで繋ぎまくる等の
プレーが良い流れを生み易い。
「無理してないっぽい・・・」そう思わることが出来なければ厳しいぞ。
 
だから、もし無理して、まぐれでポイントを取ったとしても
「いや、全然無理してないよぉ~」っていう表情と態度をとること。
「こんなプレーは簡単だよ」
そう相手にアピールしないと流れが来ないので、気を付けよう。

小学生選手達と共に成長。

[過去の思い出] 投稿日時:2011/10/11(火) 13:32

18歳で上京してテニスコーチの仕事を始めた時
最初はモチロンアシスタントコーチとして、先輩コーチの
補助をしながら研修をさせてもらった。
ボール出しの仕方や説明の仕方、レッスンの進め方なんかを
メインコーチの下で学んでいたんだけど、それと同時にジュニア選手の
育成プログラムのコーチにもなった。
ま、コーチというよりヒッティングの選手だったんだけどね。
 
ヒッティングだから、俺の役割はジュニア選手の相手をとことん
し続けること。
スタートしたばかりだから、ジュニア選手はだいたい5,6人くらい。
小学生が中心だったんだけど、そんな彼らの相手をずっとしていたよ。
皆負けず嫌いだから、ポイント練習やって俺が勝ったら
「もっとやる!!!」と悔しがって、レッスン終わった後もずっと
俺と試合をしたがるんだけど、メインコーチも
「じゃあ高西、レッスンの後も相手してあげてよ!」ってあっさり
言うもんだから、毎回レッスンの後は残業ヒッティングが続いた。
 
そんな彼らの面倒をずっと見ていたから、彼らの成長とともに
俺のテニスも成長させることが出来たし、何よりコーチングとは
どういうことか・・・を学ぶことが出来た。
 
彼らに選手として勝たせるにはどうすればいいのか、
何を練習させて、どういうアドバイスをするべきなのか、
そしてどういう意識を持たせれば良いのか・・・・。
普通のレッスン生の方々ももちろんテニスを上手くさせたくて
スクールへ来ているだろうが、ジュニアの選手達はより
将来のことを考えてコートに立っていると感じて、
こっちも毎日必死だったよ。
たくさん残業ヒッティングも行ったしね。
 
そこで学んだ考え方が、今の俺のコーチングの基礎に
なっているのは確かである。
そんな当時の子供達も、最近「結婚しました!!」とかいう
連絡が来るようになった。
ちょうど先週も結婚式の招待状が届いた。
年月が流れるのは早いもんだ。

バックボレーで逆クロス!!

[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2011/10/10(月) 12:02

バックボレーが苦手な人って割合的に多い。
全然打てません!!って人もいるけど、とりあえず
返すだけなら・・・って感じなら出来る人は多いかな。
そんな「とりあえず・・・」的な人が特に苦手としているのが
逆クロスへのボレー。
クロスへは何とか返せるが、逆クロスに打てなくて困っている人
多くない?
 
出来ない理由は色々あるんだけど、一番の問題点は
準備段階で腕だけ動かして準備した気になっていること。
本当は腰(骨盤)を反応させて横向きを作って準備しないといけないのに
サッと腕だけラケットを横に持って行く準備はちょっと不十分だ。
 
そもそもボレーを打つ時の腕の動きって、肩が支点になっている。
右利きの人の場合、両手バックなら左肩だけど、片手バックなら
当然右肩が支点になる。
右肩が支点だから、バックボレーの時はその右肩をバック側である
身体の左側にちゃんと持って行かないといけないんだよ。
その為には身体を横向きにしてあげないといけないでしょ?
 
じゃあ両手バックは左肩支点だから、横向きはいらないか・・・というと
そうでもない。
両手バックも右肩をちゃんと左側に持って行くようにしてから
準備しないと、左腕の肘が曲がってしまい、左肩を支点にした
スムーズなスウィングが出来なくなってしまう。
 
腰(骨盤)よりもどうしても腕の方が器用だから、
とっさにバックボレーの準備をしようとすると、腕だけの準備になりやすいが
まずは右肩を左のバック側に横向きを作って近づけてあげると
スムーズに右肩を支点にしたスウィングが出来る。
そうすると・・・逆クロスへ流すバックボレーも出来てしまう。
ま、咄嗟のことだから身に付けるのは時間かかるが
意識してやってみよう。

ミスくださ~い!!

[戦術] 投稿日時:2011/10/07(金) 18:11

テニスはミスが多い方が負け。
そういうスポーツだ。
いくら凄いフォアハンドストローク持っていても、
ビッグサーブ持っていても、決め続けることは出来ないし
それをやろうとすると、自分自身にプレッシャーが掛かってしまう。
 
だから試合に出た経験のある人は、普段の練習でもバシバシと
決めることばかり考えないで、しっかりと繋ぐ練習をするでしょ?
自分のミスを極力減らそうとすることの大事さを考えるようになるのだ。
 
でもそれで自分のミスが少なくなったとしても、相手のミスを
増やさないと試合では勝てないよね。
ま、人によって何を嫌がるかは微妙に違ってはくるけど
相手選手が嫌がる要素は普段からしっかり抑えておこう。
さて、何があるかな・・・?
 
まずオーソドックスに、緩いショット。
これは結構重要アイテムだね。
速いショットを織り交ぜて、緩急をしっかり付けられたら
どのレベルでも嫌がってくれる。
伸びて来るスライスショット・・・・これも結構嫌がってくれるね。
トップスピンで高く弾ませるってのも有効。
回転を多く掛けて変化させるパターンは色々使えるよ。
 
他にはバックのハイボレーやバック側へ浅くてバウンドしないような
ショットを送る・・・というのも嫌がる確率的は高い。
3歩以上動かないと打てないような所へ配球する・・・というのも
あるけど、ランニングショットが得意な相手だと、逆に調子上がって
しまうこともあるので、そういう人には逆に、同じショットを同じ所へ
打ち続けて足を止めさせると嫌がってくれることもがある。
 
ショットだけじゃなく、ダブルスのポーチみたいなネットでの
プレッシャーをかける動きも、ミスを引き出すことを考えて
動かないといけない。
だからジッと相手を見て打つのを待っているネットプレーヤーより
相手が打とうとしている前に動いて気持ちを動揺させたり、コースを
誘導したりしなきゃ相手は実力を発揮してしまう。
どんな動きをされると嫌な感じを受けるのか、経験したことがある人は
それを活かして行けば良い。
 
負けた試合はどうしても相手選手の良かった要素が頭に
残るんだけど、実際は地味な嫌がらせがこちらのミスを大量に
生み出しているんだよ。
一見地味だけど、ジワジワ効いて来るようなパターンや
ショットをとにかく普段から見付けておこう。
もちろん、ショットの質を上げるって事も重要。
頑張ってミスを大量にもらって来い!
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