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てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:過去の思い出
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海外行くなら手土産持参で
[過去の思い出] 投稿日時:2012/04/26(木) 13:20
今までアメリカとスペインで選手活動を
行なったんだけど、この二つは俺のテニス人生を
大きく変えてくれた。
色んなことを学ぶことが出来たよ。
その中で一番「そうか!!!」って思ったことは何かと
言うと、「日本にいてもテニスって強くなるんだ」って
ことなんだよね。
海外でプレーしたからって、そんな特別なことはやらない。
日本と同じテニスコートで、同じテニスのラケットとボールで
行うんだから。
ただ打ち合っている相手が外国人で、指導してくれるコーチが
英語かスペイン語で指導してくれる・・・ただそれだけ。
海外で選手活動して初めて「日本でももっと頑張ろう」って
思えたんだよ。
でもそれは「行く価値が無い」ということではない。
行った価値は大いにあった。
強い選手も多かったし、良い大会もたくさんある。
ちょっと日本では経験できないことは圧倒的に多い。
それからやっぱり「俺は海外で活動したんだ!」って
自負もかなり自信として自分のテニスに上乗せされる。
だけど、逆にこればっかり意識し過ぎてダメになるヤツも
たくさん見てきた。
そういうヤツは「海外で活動さえしていれば何とかなる」
という手ぶらで日本から来た人達だったんだよ。
基本的に海外に行くってことはどういうことかと言うと
ちゃんと何かを携えて行かなきゃいけないって事。
「海外」ってものが自分に何かを与えてくれると思ったら
大間違い!!!!
ちゃんと自分で体力なり、言語なり、当然テニスなり、
用意しておいて、「俺はこれを世界にぶつけてやる!!」という
意気込みで日本から来ないといけない。
手ぶらじゃだめだよ!
ちゃんと手土産を持って行ってこそ海外は価値がある。
偉そうに言ってる俺も最初はダメダメだった。
初めて行ったアメリカは、全く何も考えずに行ったので
更に問題外だけど、24才の時行ったスペインは
完全に「スペインが俺を強くしてくれる」って思ったよ。
でもそうじゃないってことに気が付き、27才の時にもう一度
スペインにトライした。
その時は、言語を勉強し直し、更に自分なりのテニスを
確立して臨んだ。
その方が効果は絶大だった。
でも同じ気持ちを持って、もっと日本でも活動すれば
まだまだ日本でも成長出来そうだ・・・とも気が付いた。
自分なりに自信持って用意したものをスペインで
発表するか、日本のテニス界で発表するかの違いなだけで
たかだが日本で100位以内の選手であれば、
まだまだ日本国内でもぶつかっていく価値のあるところは
残されているって感じた。
日本でトップクラスになって海外をステージとして戦えるので
あれば、世界で戦えば良いけど、日本のステージをアッと
驚かせたいから、海外で秘密特訓なんてパターンは
余計にダメになってしまう。
でもね、やっぱり「日本でもまだまだテニスを伸ばせるんだ」って
ことをちゃんと海外に行って感じられたのはある意味
良かったのかも。
一度も海外で選手活動しないまま引退するよりね。
そういう意味では、海外での選手活動に憧れている人には
一度行ってトライしてもらいたい。
でも手ぶらで行かないで、ちゃんとそれなりに自信持って
「どうだ!」って言えるモノを用意していかないとダメだよ。
海外が何かを与えてくれると思ったら大間違いだから!!
行なったんだけど、この二つは俺のテニス人生を
大きく変えてくれた。
色んなことを学ぶことが出来たよ。
その中で一番「そうか!!!」って思ったことは何かと
言うと、「日本にいてもテニスって強くなるんだ」って
ことなんだよね。
海外でプレーしたからって、そんな特別なことはやらない。
日本と同じテニスコートで、同じテニスのラケットとボールで
行うんだから。
ただ打ち合っている相手が外国人で、指導してくれるコーチが
英語かスペイン語で指導してくれる・・・ただそれだけ。
海外で選手活動して初めて「日本でももっと頑張ろう」って
思えたんだよ。
でもそれは「行く価値が無い」ということではない。
行った価値は大いにあった。
強い選手も多かったし、良い大会もたくさんある。
ちょっと日本では経験できないことは圧倒的に多い。
それからやっぱり「俺は海外で活動したんだ!」って
自負もかなり自信として自分のテニスに上乗せされる。
だけど、逆にこればっかり意識し過ぎてダメになるヤツも
たくさん見てきた。
そういうヤツは「海外で活動さえしていれば何とかなる」
という手ぶらで日本から来た人達だったんだよ。
基本的に海外に行くってことはどういうことかと言うと
ちゃんと何かを携えて行かなきゃいけないって事。
「海外」ってものが自分に何かを与えてくれると思ったら
大間違い!!!!
ちゃんと自分で体力なり、言語なり、当然テニスなり、
用意しておいて、「俺はこれを世界にぶつけてやる!!」という
意気込みで日本から来ないといけない。
手ぶらじゃだめだよ!
ちゃんと手土産を持って行ってこそ海外は価値がある。
偉そうに言ってる俺も最初はダメダメだった。
初めて行ったアメリカは、全く何も考えずに行ったので
更に問題外だけど、24才の時行ったスペインは
完全に「スペインが俺を強くしてくれる」って思ったよ。
でもそうじゃないってことに気が付き、27才の時にもう一度
スペインにトライした。
その時は、言語を勉強し直し、更に自分なりのテニスを
確立して臨んだ。
その方が効果は絶大だった。
でも同じ気持ちを持って、もっと日本でも活動すれば
まだまだ日本でも成長出来そうだ・・・とも気が付いた。
自分なりに自信持って用意したものをスペインで
発表するか、日本のテニス界で発表するかの違いなだけで
たかだが日本で100位以内の選手であれば、
まだまだ日本国内でもぶつかっていく価値のあるところは
残されているって感じた。
日本でトップクラスになって海外をステージとして戦えるので
あれば、世界で戦えば良いけど、日本のステージをアッと
驚かせたいから、海外で秘密特訓なんてパターンは
余計にダメになってしまう。
でもね、やっぱり「日本でもまだまだテニスを伸ばせるんだ」って
ことをちゃんと海外に行って感じられたのはある意味
良かったのかも。
一度も海外で選手活動しないまま引退するよりね。
そういう意味では、海外での選手活動に憧れている人には
一度行ってトライしてもらいたい。
でも手ぶらで行かないで、ちゃんとそれなりに自信持って
「どうだ!」って言えるモノを用意していかないとダメだよ。
海外が何かを与えてくれると思ったら大間違いだから!!
君のコーチは何人いる?
[過去の思い出] 投稿日時:2012/04/12(木) 14:35
今まで色んな人たちにテニスを教えてもらった。
一番最初は高校の先輩に。
顧問の先生にも1年間だけ指導してもらった。
俺たちが2年に上がる時には他の学校へ移って
しまったけどね。
夏休みにバイトしていたテニスキャンプコーチの仕事でも、
そこのヘッドコーチから色々教えてもらった。
上京してからは先輩コーチから、そしてアメリカに行った
時もその先々で多くのコーチに出会い、アドバイスをもらった。
その後はアカデミーに通って、そこのコーチに教えてもらったの
だが、行くたびにコーチが変わるから、色んなコーチから
色んなアイデアや意見、考え方を教えてもらった。
スペインでも大勢のコーチがいたので、その日によって
担当が変わる。
やり方や考え方は統一されていたけど、やはり人間が
変わるとテニスに対する考え方も違ってくるでしょ?
ここでも色んなコーチから、色んなテニスを教わったよ。
こんな経歴だから、今まで「俺のコーチ!」って呼べる
専任のコーチがいないんだよね。
色んな人達のアドバイスや意見によって、俺のテニスが
作られたってことになる。
素晴らしいコーチのアドバイスはホントに
「あっ!今のアドバイスは効いた!!」って直感出来るが
中には「逆に調子が落ちてしまった・・・」って思うコーチも
いたよ。
スペイン滞在の時、長期遠征に付いてきたあるコーチ
なんて、さっぱりだったね。
テニスのアドバイスも全然なうえに、夜皆でご飯を食べる
場所を決めるのさえセンスなし。
「早く、遠征終わりたい~」って思ってたよ。
ま、とにかく俺には同時にたくさんのコーチがいたので、
そのコーチ全てのアドバイスをまとめると、食い違ってる
ことがよくあった。
「トモは、もっとストロークを強く打って、先に仕掛けないと
勝てないよ!!」
そう言われたと思ったら、違うコーチには
「トモ、お前はもっとちゃんと繋がないとダメだ。」
なんて言われてしまう。
じゃあ、俺は打ったほうが良いのか、それとも繋いだ方が
良いのかどっちなんだろう・・・。
でもそういう状況になっても、一度も悩んだり
迷った事は無かった。
じゃあそういう時は、どうすれば良いのか・・・・。
答えは簡単、どっちもやればイイんだよ。
だってどっちの意見も「アリ」なんだから。
強く打って、先に仕掛ける攻撃もやるし、きっちり繋いで
ディフェンシブにもやる。
どっちのコーチも、それぞれの経験に基づいて俺に
アドバイスをしてくれた訳だから、不正解なんてないんだよ。
要は、どういう場面でどっちを選べば良いのかってこと。
でもそれは自分が実戦の中で見つけていくことなのだ。
コーチ(教えてくれる人)の数が多いほど、それだけ
色んな方向性が見えてくる。
「勝利」という目的地は一つなんだけど、そこに辿り着く道順は
多いほうが、色んな困難を避けて通れるって訳だ。
だから、出来るだけ色んな人に自分のテニスを見てもらって
意見をもらい、出来るだけ多くの人とテニスして、その結果を
検証し、その中から自分できっちり自分のスタイル、自分の
勝利の法則を作っていくことで出来るようにならなきゃ
いけないんだよね。
もちろん、色んなコーチからアドバイスをもらった結果、
混乱して訳分からないようになったこともあるが、
多くの情報を取り入れ、それを自分で整理できるようになると、
テニスってグングン伸びていくと思うよ。
色んなコーチのアドバイスだけじゃなくて、対戦相手や
練習仲間、そして雑誌から、テレビでやっている強い人の
テニスの試合からでも、とにかく情報を取り込み、自分の
テニスに組み入れていく能力、これを皆も培って
欲しいなぁ。
一番最初は高校の先輩に。
顧問の先生にも1年間だけ指導してもらった。
俺たちが2年に上がる時には他の学校へ移って
しまったけどね。
夏休みにバイトしていたテニスキャンプコーチの仕事でも、
そこのヘッドコーチから色々教えてもらった。
上京してからは先輩コーチから、そしてアメリカに行った
時もその先々で多くのコーチに出会い、アドバイスをもらった。
その後はアカデミーに通って、そこのコーチに教えてもらったの
だが、行くたびにコーチが変わるから、色んなコーチから
色んなアイデアや意見、考え方を教えてもらった。
スペインでも大勢のコーチがいたので、その日によって
担当が変わる。
やり方や考え方は統一されていたけど、やはり人間が
変わるとテニスに対する考え方も違ってくるでしょ?
ここでも色んなコーチから、色んなテニスを教わったよ。
こんな経歴だから、今まで「俺のコーチ!」って呼べる
専任のコーチがいないんだよね。
色んな人達のアドバイスや意見によって、俺のテニスが
作られたってことになる。
素晴らしいコーチのアドバイスはホントに
「あっ!今のアドバイスは効いた!!」って直感出来るが
中には「逆に調子が落ちてしまった・・・」って思うコーチも
いたよ。
スペイン滞在の時、長期遠征に付いてきたあるコーチ
なんて、さっぱりだったね。
テニスのアドバイスも全然なうえに、夜皆でご飯を食べる
場所を決めるのさえセンスなし。
「早く、遠征終わりたい~」って思ってたよ。
ま、とにかく俺には同時にたくさんのコーチがいたので、
そのコーチ全てのアドバイスをまとめると、食い違ってる
ことがよくあった。
「トモは、もっとストロークを強く打って、先に仕掛けないと
勝てないよ!!」
そう言われたと思ったら、違うコーチには
「トモ、お前はもっとちゃんと繋がないとダメだ。」
なんて言われてしまう。
じゃあ、俺は打ったほうが良いのか、それとも繋いだ方が
良いのかどっちなんだろう・・・。
でもそういう状況になっても、一度も悩んだり
迷った事は無かった。
じゃあそういう時は、どうすれば良いのか・・・・。
答えは簡単、どっちもやればイイんだよ。
だってどっちの意見も「アリ」なんだから。
強く打って、先に仕掛ける攻撃もやるし、きっちり繋いで
ディフェンシブにもやる。
どっちのコーチも、それぞれの経験に基づいて俺に
アドバイスをしてくれた訳だから、不正解なんてないんだよ。
要は、どういう場面でどっちを選べば良いのかってこと。
でもそれは自分が実戦の中で見つけていくことなのだ。
コーチ(教えてくれる人)の数が多いほど、それだけ
色んな方向性が見えてくる。
「勝利」という目的地は一つなんだけど、そこに辿り着く道順は
多いほうが、色んな困難を避けて通れるって訳だ。
だから、出来るだけ色んな人に自分のテニスを見てもらって
意見をもらい、出来るだけ多くの人とテニスして、その結果を
検証し、その中から自分できっちり自分のスタイル、自分の
勝利の法則を作っていくことで出来るようにならなきゃ
いけないんだよね。
もちろん、色んなコーチからアドバイスをもらった結果、
混乱して訳分からないようになったこともあるが、
多くの情報を取り入れ、それを自分で整理できるようになると、
テニスってグングン伸びていくと思うよ。
色んなコーチのアドバイスだけじゃなくて、対戦相手や
練習仲間、そして雑誌から、テレビでやっている強い人の
テニスの試合からでも、とにかく情報を取り込み、自分の
テニスに組み入れていく能力、これを皆も培って
欲しいなぁ。
俺に本気を出させたいなら
[過去の思い出] 投稿日時:2012/04/02(月) 23:55
テニス選手として色んなイベントに
ゲストとして参加することがある。
今はもう「もう引退しました」という形でイベントに
参加するんだけど、当然現役の頃はバリバリの
現役中ということで、見せるテニスをしないと
いけないんだよ。
これが結構難しい。
20代後半にやっと勝てるようにはなってきたんだけど
その頃のプレースタイルと言えば、走りまくって粘る
テニスだったから、ショットは地味だ。
だから、ちょっと数本のラリー程度では俺の良さは
伝わりにくかったと思う。
3時間くらい打ち合うといやらしさは伝えられるんだけどね。
でもこういうテニスイベントって、2,3ポイントしか
参加者のお客さんとやらないし、大抵当時俺が
苦手にしていたダブルスイベントが多かった。
今はダブルス大好きなんだけど、その頃は
サーブ&ボレーも怪しいくらいダブルスはダメだったなぁ。
そんなイベントで一度青森県に行ったことがある。
後輩の選手も一緒に行ったんだけど、イベントの最後に
地元高校生が俺と後輩選手のペアに挑戦っていう企画が
あり、その挑戦ペアは青森県ナンバー1高校生ペアが
「お願いします!」って言って出てきたんだよ。
普通にシングルスだったら、特に問題なかったんだけど
ダブルスとなると話は別だ。
高校生だけど相手はダブルスで青森県ナンバー1。
恐らくダブルスは徹底して練習しているタイプだろう。
うーん、どうなることか・・・と思ってたら、案の定苦戦を
強いられる展開。
やっぱり相手二人はダブルス慣れしていて、
息のあったプレーを見せつけてくる。
一方こちらは後輩選手はダブルスが超上手かったんだけど、
俺が予想通りグダグダになり、ミスを連発して不甲斐ない・・・。
1セットマッチだったんだけど、4-5相手サーブという
ピンチまで迎えてしまった。
しかし白熱した試合のせいで、時間はかなり掛かってしまい
この頃には既に陽も暮れ掛かり、当たりは段々暗く
なってきて見えなくなってきた。
実は俺、暗くてもよく見えちゃうのだ。
見えにくくなるにつれて、プレーの質が落ちていく
相手ペアと俺のパートナーの後輩選手。
しかし俺は逆にそこから本領発揮。
暗くてあまり相手が見えてない状態なのに、
サーブ&ボレーをしてきた相手へ、平然と足元にレシーブ
打ち込んだり、ストレート抜いたり・・・。
そこからタイブレークに持ち込んだんだけど、その頃には
かなり真っ暗な状態で、俺以外の3人は全然ダメ。
ラケットでボールを触るのが精一杯なのに、俺だけ
明るかった時よりも生き生きとプレーしている。
その結果タイブレークで勝利。
周りの観客も「スゲー、あんな暗い中で、さすが!!!」
って言われ、後輩からも
「高西さん、暗くなってから凄いですね!!」と
褒められたのだかどうだか分からないお言葉を頂いた。
終わった後、チャレンジャーの高校生ペアには
「まだまだ甘いんだよ」って偉そうなことを言ったが
う~ん、明るいままなら負けてたな。
俺に本気を出させたいなら、暗くなるまで待ちな!
明るいうちはイマイチだぜ。
ゲストとして参加することがある。
今はもう「もう引退しました」という形でイベントに
参加するんだけど、当然現役の頃はバリバリの
現役中ということで、見せるテニスをしないと
いけないんだよ。
これが結構難しい。
20代後半にやっと勝てるようにはなってきたんだけど
その頃のプレースタイルと言えば、走りまくって粘る
テニスだったから、ショットは地味だ。
だから、ちょっと数本のラリー程度では俺の良さは
伝わりにくかったと思う。
3時間くらい打ち合うといやらしさは伝えられるんだけどね。
でもこういうテニスイベントって、2,3ポイントしか
参加者のお客さんとやらないし、大抵当時俺が
苦手にしていたダブルスイベントが多かった。
今はダブルス大好きなんだけど、その頃は
サーブ&ボレーも怪しいくらいダブルスはダメだったなぁ。
そんなイベントで一度青森県に行ったことがある。
後輩の選手も一緒に行ったんだけど、イベントの最後に
地元高校生が俺と後輩選手のペアに挑戦っていう企画が
あり、その挑戦ペアは青森県ナンバー1高校生ペアが
「お願いします!」って言って出てきたんだよ。
普通にシングルスだったら、特に問題なかったんだけど
ダブルスとなると話は別だ。
高校生だけど相手はダブルスで青森県ナンバー1。
恐らくダブルスは徹底して練習しているタイプだろう。
うーん、どうなることか・・・と思ってたら、案の定苦戦を
強いられる展開。
やっぱり相手二人はダブルス慣れしていて、
息のあったプレーを見せつけてくる。
一方こちらは後輩選手はダブルスが超上手かったんだけど、
俺が予想通りグダグダになり、ミスを連発して不甲斐ない・・・。
1セットマッチだったんだけど、4-5相手サーブという
ピンチまで迎えてしまった。
しかし白熱した試合のせいで、時間はかなり掛かってしまい
この頃には既に陽も暮れ掛かり、当たりは段々暗く
なってきて見えなくなってきた。
実は俺、暗くてもよく見えちゃうのだ。
見えにくくなるにつれて、プレーの質が落ちていく
相手ペアと俺のパートナーの後輩選手。
しかし俺は逆にそこから本領発揮。
暗くてあまり相手が見えてない状態なのに、
サーブ&ボレーをしてきた相手へ、平然と足元にレシーブ
打ち込んだり、ストレート抜いたり・・・。
そこからタイブレークに持ち込んだんだけど、その頃には
かなり真っ暗な状態で、俺以外の3人は全然ダメ。
ラケットでボールを触るのが精一杯なのに、俺だけ
明るかった時よりも生き生きとプレーしている。
その結果タイブレークで勝利。
周りの観客も「スゲー、あんな暗い中で、さすが!!!」
って言われ、後輩からも
「高西さん、暗くなってから凄いですね!!」と
褒められたのだかどうだか分からないお言葉を頂いた。
終わった後、チャレンジャーの高校生ペアには
「まだまだ甘いんだよ」って偉そうなことを言ったが
う~ん、明るいままなら負けてたな。
俺に本気を出させたいなら、暗くなるまで待ちな!
明るいうちはイマイチだぜ。
案外大したことなかった。
[過去の思い出] 投稿日時:2012/03/28(水) 15:02
大会に出場するとドローに当然名前が
載るでしょ?
高校の頃はいつも予選からなんだけど
そこで本戦に名前を連ねている学校の選手は
本当に強そうに見えたもんだ。
表情とか仕草だけじゃなく、持っているラケットとか
着ているウェアまで何だか特別仕様に見えて
俺たち予選グループとは格が違うと思った。
やはり才能があるヤツは違うなって。
高校卒業してテニスコーチしながら選手活動を
頑張っていた時、その俺が働いているテニスクラブの
コートにある日、日本ランキング90位台の選手二人が
たまたま来て練習をすることになった。
「どんなテニスするんだろう!?」ってまだ試合にも
あまり出ていなかった俺は食い入るようにして見た。
いやぁ、凄かった!!!
ボールは速いし動きも凄いし、安定感抜群だし・・・。
そして彼らの自信に満ち溢れた表情、カッコ良かった!
しかし、色々経験を重ね、自分自身も日本ランキングを
取ってどんどん成長していくと、いつの間にか
ランキングは100位以内になり、50位以内にも
手が届きそうな感じに・・・。
でも、そういうレベルに自分がなれても、特に自信満々って
状態にはならないもんだね。
だって、100位以内に入ると、やっぱり20位以内の
選手に憧れるし、ATPを持っていて世界で活躍している
選手がやたらカッコよく思える。
気分は高校生の頃の俺と同じで、
「やっぱり、強いヤツは違うな・・・」ってやたら虚しさを
感じながら試合を回っていたよ。
でも恐らく、そういう俺の憧れた上の選手たちも同じように
もっと上の選手を見ているから、虚しさとかもどかしさを感じて
やってるんだろうね。
でも俺が幸運なのは、昔憧れた大会本戦出場選手とか
日本ランキング100位以内選手に自分自身はなることが
出来たこと。
そしてそのレベルの選手は決して才能とか幸運とかで
その地位にいるのではなく、たた単純に努力や経験で頑張って
いるのだと分かったこと。
だから自信満々でも無けりゃ、才能に満ち溢れている訳でも
ないんだよ。
もし高校の部活でテニスを辞めていたりしたら、そういうことも
分からず終わっていたんだろう。
ちょっと自分よりも上のレベルの人たちを見ると、すぐに
才能って思ってしまって劣等感を感じ、「無理・・・」って
思いがちだけど、案外どんな世界も思ったほどではないかも。
とにかく努力と行動を続けることだね。
載るでしょ?
高校の頃はいつも予選からなんだけど
そこで本戦に名前を連ねている学校の選手は
本当に強そうに見えたもんだ。
表情とか仕草だけじゃなく、持っているラケットとか
着ているウェアまで何だか特別仕様に見えて
俺たち予選グループとは格が違うと思った。
やはり才能があるヤツは違うなって。
高校卒業してテニスコーチしながら選手活動を
頑張っていた時、その俺が働いているテニスクラブの
コートにある日、日本ランキング90位台の選手二人が
たまたま来て練習をすることになった。
「どんなテニスするんだろう!?」ってまだ試合にも
あまり出ていなかった俺は食い入るようにして見た。
いやぁ、凄かった!!!
ボールは速いし動きも凄いし、安定感抜群だし・・・。
そして彼らの自信に満ち溢れた表情、カッコ良かった!
しかし、色々経験を重ね、自分自身も日本ランキングを
取ってどんどん成長していくと、いつの間にか
ランキングは100位以内になり、50位以内にも
手が届きそうな感じに・・・。
でも、そういうレベルに自分がなれても、特に自信満々って
状態にはならないもんだね。
だって、100位以内に入ると、やっぱり20位以内の
選手に憧れるし、ATPを持っていて世界で活躍している
選手がやたらカッコよく思える。
気分は高校生の頃の俺と同じで、
「やっぱり、強いヤツは違うな・・・」ってやたら虚しさを
感じながら試合を回っていたよ。
でも恐らく、そういう俺の憧れた上の選手たちも同じように
もっと上の選手を見ているから、虚しさとかもどかしさを感じて
やってるんだろうね。
でも俺が幸運なのは、昔憧れた大会本戦出場選手とか
日本ランキング100位以内選手に自分自身はなることが
出来たこと。
そしてそのレベルの選手は決して才能とか幸運とかで
その地位にいるのではなく、たた単純に努力や経験で頑張って
いるのだと分かったこと。
だから自信満々でも無けりゃ、才能に満ち溢れている訳でも
ないんだよ。
もし高校の部活でテニスを辞めていたりしたら、そういうことも
分からず終わっていたんだろう。
ちょっと自分よりも上のレベルの人たちを見ると、すぐに
才能って思ってしまって劣等感を感じ、「無理・・・」って
思いがちだけど、案外どんな世界も思ったほどではないかも。
とにかく努力と行動を続けることだね。
ホント、ムカツク!!
[過去の思い出] 投稿日時:2012/03/23(金) 23:09
テニスはネットを挟んで相手と打ち合うので
サッカーとか格闘技のように、相手との接触が
ないスポーツ。
しかし相手と向き合って試合をするし、殆どの
試合がセルフジャッジで行われるので、相手との
トラブルは付いて回る。
俺も試合中、何度か揉めた経験がある。
一番はやっぱりジャッジのことだね。
相手の汚いジャッジに対して、こっちが抗議を
しないといけない状況になるんだけど、出来れば
そういう揉め事って誰もが避けたい。
この避けたいという気持ちのせいで泣き寝入りして
しまう人も多いんじゃない?
本当はテニスのプレーで勝負したいのに、そんな
やり取りで喧嘩になると肝心なテニスに集中
出来なくなり、調子が狂いやすくなるからね。
でも俺は更に上を行く厄介な選手と当たったことがある。
その選手はもともと強いんだけど、それとは別に普段から
ジャッジが汚くて有名。
でもそれだけじゃない。
揉め事大好きで、常に相手とトラブルを起こしては、
それをキッカケにして自分のペースに持ち込む。
さっきも言ったように、「トラブルはウンザリ」という人が
多いから、その効果は結構あるんだろうね。
でもそのやり方がまた卑怯で悔しいやり口なんだよ。
そのやり方とは・・・。
自分のショットがアウトしたときに、こっちが「アウト!」って
ジャッジすると「えっ!ふざけんなよ!」ってクレームを
付けてきたと思ったら、審判を呼んで
「あの選手、ジャッジが汚いから、試合にならない」って
先にこっちが悪いって審判にアピールする。
そんなことより自分はどうなんだ!!!!!って腸が
煮えくり返る思いをするんだけど、それがやり方なんだよ。
その試合?
まんまとペース乱され、やられたよ。
動じないできっちりやれなかった俺の責任でもあるが
いろんな人がいるなって思った。
その選手、他の選手との試合でもよくその手を使ってるのを
見たんだけど、俺と同じように相手はイライラ状態になってたな。
テニス選手として勝ち続けるには、テニスのプレーが
上手いだけでは勝ち続けることは出来ないってことだ。
残念ではあるが、現実はそういうものだ。
サッカーとか格闘技のように、相手との接触が
ないスポーツ。
しかし相手と向き合って試合をするし、殆どの
試合がセルフジャッジで行われるので、相手との
トラブルは付いて回る。
俺も試合中、何度か揉めた経験がある。
一番はやっぱりジャッジのことだね。
相手の汚いジャッジに対して、こっちが抗議を
しないといけない状況になるんだけど、出来れば
そういう揉め事って誰もが避けたい。
この避けたいという気持ちのせいで泣き寝入りして
しまう人も多いんじゃない?
本当はテニスのプレーで勝負したいのに、そんな
やり取りで喧嘩になると肝心なテニスに集中
出来なくなり、調子が狂いやすくなるからね。
でも俺は更に上を行く厄介な選手と当たったことがある。
その選手はもともと強いんだけど、それとは別に普段から
ジャッジが汚くて有名。
でもそれだけじゃない。
揉め事大好きで、常に相手とトラブルを起こしては、
それをキッカケにして自分のペースに持ち込む。
さっきも言ったように、「トラブルはウンザリ」という人が
多いから、その効果は結構あるんだろうね。
でもそのやり方がまた卑怯で悔しいやり口なんだよ。
そのやり方とは・・・。
自分のショットがアウトしたときに、こっちが「アウト!」って
ジャッジすると「えっ!ふざけんなよ!」ってクレームを
付けてきたと思ったら、審判を呼んで
「あの選手、ジャッジが汚いから、試合にならない」って
先にこっちが悪いって審判にアピールする。
そんなことより自分はどうなんだ!!!!!って腸が
煮えくり返る思いをするんだけど、それがやり方なんだよ。
その試合?
まんまとペース乱され、やられたよ。
動じないできっちりやれなかった俺の責任でもあるが
いろんな人がいるなって思った。
その選手、他の選手との試合でもよくその手を使ってるのを
見たんだけど、俺と同じように相手はイライラ状態になってたな。
テニス選手として勝ち続けるには、テニスのプレーが
上手いだけでは勝ち続けることは出来ないってことだ。
残念ではあるが、現実はそういうものだ。
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