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てにすまん 高西ともブログ

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戦術テニスとの出会い

[過去の思い出] 投稿日時:2011/03/03(木) 13:53

テニスは戦術が大事だ。
戦術がはまれば多少の実力差関係なく
自分より上のレベルを叩きのめす可能性が
出て来る。
 
でもそんなことを考え始めたのは20歳を過ぎてから。
23歳頃だったかな。
それまではパワーが一番、それから技術だと思ってた。
でも戦術が無ければ、パワーと技術あっても宝の持ち腐れに
なることが多いってことに気が付かなかった。
 
それを一番最初に教えてくれたのは、荏原湘南スポーツセンター
(SSC)で当時選手担当のコーチをしていた佐久間コーチ。
俺とさほど年齢は変わらなかったけど、頭脳プレーで強かったなぁ。
小柄で線も細く、一見選手には見えない感じ。
SSCでは色んなコーチにレッスンしてもらっていたんだけど
とにかくこの佐久間コーチのレッスンは戦術的なことが大半だったな。
 
でも残念ながらこの時俺はアメリカから帰ってきたばかりで
頭の中には「パワーだ!パワーこそ強さだ!」って思ってたんだよ。
だからレッスンで佐久間コーチの言っている事を半分くらいしか
理解して無かったなぁ。
今考えると、当時のレッスン内容は「うん、その通りだ!」と納得な
感じだったんだけど。
 
その後、俺はスペイン留学をする。
スペイン人相手に「どうだ、このパワー!!」と打ちまくったら、倍返しを
喰らい、そこで初めて「じゃあ戦術立てなきゃ・・・」となるのである。
ま、言われた事を鵜呑みにするより、実際パワーテニスオンリーで苦汁を
味わい、戦術テニスになるってパターンの方が勉強にはなるけどね。

アドバイスいっぱい欲しいんだったら・・・

[テニスいろいろ] 投稿日時:2011/03/02(水) 14:59

もうすぐ春休みだ。
今回も4月4日に、高校生男子対象の春休み合同練習会を
有明で開催します。
昨年から休み毎に行っている合同練習会、今回で
4回目の開催となる。
 
色んな学校のテニス部が参加してくれるんだけど、
毎回参加してくれる学校もあるから、そんな学校の
生徒達とは段々仲良くなってきた。
そうするとこっちもレッスン中、声を掛けやすいし、生徒達も
俺に対して質問や悩みをぶつけやすくなる。
 
そうなると当然、「初めまして」の初参加の子供達よりもいっぱい
アドバイスしてしまうし、より突っ込んだことも言ってあげられる。
出来るだけ参加者皆に対して、平等に接しようと思っているけど
こればっかりはしょうがない・・・。
そうなってしまうんだから。
 
でもこの扱いの差は「参加回数が多いから」というのではなく
積極的にコンタクトを取ってくれるからなのだ。
だから「初めまして」という生徒達も、自分のテニスをアピールして
どんどん質問や疑問をぶつけてくれると、こちらも初対面だけど
「ん?分かった。教えてあげよう!」と同じように接してあげられる。
 
コーチと選手の関係で大事なことは、両者が同じくらい情報を
発信し合うことなんだよね。
どういう事かと言うと、「コーチは何か教えてくれる」としか思ってない
選手は完全に受身で情報発信ゼロなんだよ。
こっちからアドバイスしにくい。
 
だから、コーチからたくさんアドバイスや情報が欲しいんだったら
選手からも同じくらい情報を出さないといけないのだ。
だから、こういう合同練習会に出席して、誰よりも俺からアドバイスが
もらいたいんだったら、今思っていることや悩んでいること
自分の普段のプレーと試合のプレーの違いなんかをきちっと説明
しないといけないんだよ。
自分の情報をコーチに向けてどんどん発信するのだ。
 
アドバイスもらった後にそのアドバイスをもらってどう感じたかを
伝えるのも重要。
「ん?どういう意味だ?」とか「ちょっと違う気がする」という場合も
ちゃんとそれを言えば、コーチはまた違う方法を考えてくれたり
言い方を変えてくれるしね。
 
でもそう言っても、いきなり初対面のコーチに質問したり
アピールしたりするのは難しい。
何言って良いかも分かんない場合あるし・・・。
そんな時は「こんにちは!!!」って大きな声で挨拶して
「上手くなりたいんですっ!」って言ってしまう。
それでも気持ちは通じるよ。
 
4月4日(月)
有明合同練習会(高校男子テニス部対象)に参加する学校
募集中です。
詳しくはトピックスまで↓
http://tennisman.jp/topics_detail1/id=21

レシーブ嫌い脱出大作戦

[技術【ストローク】] 投稿日時:2011/03/01(火) 23:57

「レシーブが苦手」という言葉をよく聞く。
でもレシーブって結局はストロークでしょ?
それなのに「ストロークが苦手」じゃなくて
「レシーブが苦手」ってなぜ言うのか・・・・。
 
単なるストロークとは違うレシーブの条件はなんだろう。
まず第一に言えることは「相手がサーブ」ということ。
なので、単なるストロークって言うより、ちょっと勢いがある
ショットが向かってくることが多いかな。
 
それから次に、一発目のショットっていうこと。
何本かラリーが続くと、リズムも良くなってくるから
打ちやすくなって来るけど、レシーブは最初の一発
だから当然出だしのプレッシャーも感じる。
 
それから意外と打ちにくいと感じるのが
浅いショットっていうこと。
絶対サービスラインより内側だから、どんなに
パワーサーブ打ってきても深くは来ない。
 
他にダブルスの場合なんかは、正面に立っている
ボレーの人が気になってレシーブミスしたりするのも
よくあるパターン。
シングルス慣れしている人は、ダブルスの時
特に感じてしまうのだ。
 
結局これらの要素を意識してレシーブに取り組めれば
「レシーブが苦手」って人も、苦手意識払拭して
レシーブ上手になる可能性が見えて来るんじゃないかな?
 
ということで、

①勢いのあるサーブに対して素早くコンパクトな構えを!
②最初のショットとして緊張するけど、スプリットステップでリズム感を作ろう!
③どんなに速いサーブでも前に迎えに行こうとする気持ちを持って!
④ダブルスの時は、正面のボレーに対しての対策を用意しておこう!

どう?
これらのことをしっかり意識したストローク練習をしておけば
なんとかなりそうでしょ?
それから普段から、サーブ・レシーブの練習をたくさん取り入れることも
大事だからね。
 

ダブルス並行陣を検討中のあなたへ

[試合【ダブルス】] 投稿日時:2011/02/28(月) 12:28

「ダブルスで並行陣を教えたいんだけど・・・」という
質問を受けた。
並行陣ってわかる?
その名の通り、二人とも並んで戦うこと。
ま、一般的には二人ともネットプレーでの並行陣が
一般的だね。
 
ダブルスってレベル上がって来ると、この並行陣での
プレーが多くなってくる。
だから皆、最初は一人がストローク、一人はネットプレーの
雁行陣形から始まり、そこから並行陣形に切り替える練習を
するんだけど、これがなかなか難しい。
俺も並行陣より雁行陣の方が最初はやりやすかったからね。
 
「ボレー上手くなったら雁行陣やめて並行陣やる・・・」
皆、そう言うんだけど、自信持てるくらいボレーを
マスターするのは難しいから、結局なかなか並行陣のプレーを
試合でやろうとしないんだよ。
でもこの考えの人って一つ間違いがある。
それは「攻撃のため」と思っているところ。
 
確かに上手い人はさっさと並行陣になってボレーで決める
なんて場面をよく見せてくれるんだけど、実際並行陣の真の
目的はバランスの良いポジションなんだよね。
意外とディフェンスの効果があるんだよ。
 
どういう事かと言うと、レベル上がって来ると当然対戦相手の
レベルも上がる。
その時に相手が並行陣で二人ともネットプレーをしてきた場合
こっちが雁行陣だとどこを狙われるかと言うと・・・ベースラインで
ストロークしている人の前のネット際がやられやすい。
雁行陣はここが弱いからね。
 
なので、そういうネット際にボレーで落とせるようなレベルの人と
対戦した場合は、「ボレー得意とか不得意」なんて言ってられない。
並行陣でのプレーを行うことで、ネット際を攻められた時の対処が
出来るようにしておかないといけないのだ。
 
だから「並行陣導入」を考えていたり、誰かに並行陣を教えたい人は
「攻撃の為」以上に、「手堅くプレーするため」という意識で
試してもらいたい。
だってテニスって守り固めた方が勝てそうなイメージ、
湧いてくるでしょ?
並行陣でがっちり手堅いテニスを作り上げよう。

鳥取と言えば・・・

[過去の思い出] 投稿日時:2011/02/25(金) 01:21

寒い寒いこの時期に行われる
鳥取オープンという大会がある。
ところで鳥取ってどんなイメージがある?
俺は「鳥取砂丘」というのがまず最初にイメージ
浮かぶから、うーんどっちかと言うと南国の
感じかな。
でも、この2月の時期はけっこう雪が積もるのだ。
 
なので鳥取オープンの会場は体育館。
そう、普通の板張りのツルツルの中で試合する。
しかも賞金とポイントが高いので、レベルも高い。
ただでさえ速いショット打って来る相手のボールを
板張りのツルツルコートで受けるとなると、凄いことになる。
 
でもこの大会、意外と優勝するのはストロークプレーヤー。
速いショットだからと言って、バンバン前に出る作戦を
使おうと思っても、アプローチのショットがきっちりと打つことが
難しくなって、結果パスを抜かれるという展開になるからなのか
分からないが、とにかくネットに出りゃ良いってもんじゃない。
 
俺の場合は、とにかくネットに出まくったかな。
でも初日の練習では「すげぇ、こんなの返せるのか?!」なんて
言いながら仲間と打ち合うんだけど、徐々にタイミング慣れてきて
気が付くと普通のハードコートと同じような感じで打つことが出来る。
しかも体育館だから、グリップもしっかりしていて止まれる。
動きやすかった印象もある。
 
でもやっぱり、いつもより打点が食い込まれやすいので
結局ショットの回転量も減って、フラットな当たりになってしまう。
だからショートクロス系のショットが上手くいかず、俺の
配球パターンが単調になってたよなぁ。
 
結局過去2回出場して一度も予選突破出来なかった大会だけど
こういう体育館での板張りコートってことと、外に出ると雪が積もって
寒いという印象と、大会運営スタッフの方々が凄い親切で、選手が
気持ちよくプレー出来るように頑張ってくれた事を今でも思い出す。
 
皆もこういう板張りコート、もしくは球足の速いコートでテニスやる時は
打点食い込まれないように早めでコンパクトな準備を行い、しっかり回転量を
多くしたショットを打てるようにしてもらいたい。
そうすればこういう体育館みたいなツルツルなサーフェーイスも
怖くない!!
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