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テニス人生最大のスランプ
[過去の思い出] 投稿日時:2011/02/03(木) 07:54
今までのテニス人生の中で一番スランプに
陥ったのは30歳の時。
テニスの調子だけじゃなくって、練習自体
やる気が無くなり、コートに立つのも辛かった。
理由はテニスの調子とか体調とかじゃなくって
仕事の面で上手くいってなくて、頭の中はもう
そのことでいっぱいになり、とてもテニスの事まで
考えられなかった。
頭使ってテニスしないと練習にならないから、コートに
立ってもボーっとしっ放しで、実にならなかった。
一応試合にはエントリーして、試合には出場し続けたけど
当然結果は出せず。
やる気が無いと、ちょっと競っただけでも「ダメだぁ・・・」って
思うから勝てる訳もない。
勝てないから余計に気持ちが抜けて行き、その後更に
コートに立つのが億劫になる。
結局テニスだけじゃなく、仕事面でも気持ちは集中出来ず
会社を辞めて独立し、フリーで選手活動を続けることにした。
すると今度は今まで確保していた練習環境も会社を辞めたことで
失ってしまった・・・。
どうしよう・・・・。
更なる不安が湧いてきたけど、そんな状況で声を掛けてくれたのは
多くの選手仲間。
色んな選手が、「一緒に練習しようよ」って声を掛けてくれたのだ。
練習場所も練習相手も見付かったし、その声を掛けてくれた
相手の期待にも応えたいので一生懸命頑張る事が出来るように
なってきた。
テニスって精神面が大きく結果を左右するスポーツなので
テニスの調子だけじゃなくて、気持ちの面も安定させないと
結果は出せない。
でも気持ちの部分を一人で取り組むって難しいんだよね。
そんな時、俺みたいに助けてくれる選手仲間がいたり、コーチが
いたり、親とか兄弟がいると乗り越えられる。
でもそういった仲間はテニスだけじゃなくって、何事にも必要だよね。
陥ったのは30歳の時。
テニスの調子だけじゃなくって、練習自体
やる気が無くなり、コートに立つのも辛かった。
理由はテニスの調子とか体調とかじゃなくって
仕事の面で上手くいってなくて、頭の中はもう
そのことでいっぱいになり、とてもテニスの事まで
考えられなかった。
頭使ってテニスしないと練習にならないから、コートに
立ってもボーっとしっ放しで、実にならなかった。
一応試合にはエントリーして、試合には出場し続けたけど
当然結果は出せず。
やる気が無いと、ちょっと競っただけでも「ダメだぁ・・・」って
思うから勝てる訳もない。
勝てないから余計に気持ちが抜けて行き、その後更に
コートに立つのが億劫になる。
結局テニスだけじゃなく、仕事面でも気持ちは集中出来ず
会社を辞めて独立し、フリーで選手活動を続けることにした。
すると今度は今まで確保していた練習環境も会社を辞めたことで
失ってしまった・・・。
どうしよう・・・・。
更なる不安が湧いてきたけど、そんな状況で声を掛けてくれたのは
多くの選手仲間。
色んな選手が、「一緒に練習しようよ」って声を掛けてくれたのだ。
練習場所も練習相手も見付かったし、その声を掛けてくれた
相手の期待にも応えたいので一生懸命頑張る事が出来るように
なってきた。
テニスって精神面が大きく結果を左右するスポーツなので
テニスの調子だけじゃなくて、気持ちの面も安定させないと
結果は出せない。
でも気持ちの部分を一人で取り組むって難しいんだよね。
そんな時、俺みたいに助けてくれる選手仲間がいたり、コーチが
いたり、親とか兄弟がいると乗り越えられる。
でもそういった仲間はテニスだけじゃなくって、何事にも必要だよね。
臭わせろ!
[戦術] 投稿日時:2011/02/02(水) 08:01
テニスは相手との戦いである。
その相手に勝つためには、相手からポイントを
取らないといけない。
相手からポイント取るにはナイスショットが欲しいが
そんなスーパーショットばかり試合中に打ち続けるのは
難しいし、そんなテニスにすると結局自滅になってしまう。
大事なことは、「どれだけ凄いショットか」というよりも
「どれだけ相手がやりにくいと思ってくれるか」である。
相手がちょっとでも嫌がってくれたら、そこからミスが生じ
ポイントが転がって来る。
その嫌がる要素を含んだショットがテニスでは欲しいんだよ。
ま、そんな嫌がる要素はいろいろある。
コートの端から端まで走らせたり、スライスで伸びのある
ショットを見せたり、わざとゆっくりのショットでリズムを変えるのも
結構嫌がってくれる人は多い。
でも相手選手のレベルが上がって来ると、そういったことでは
嫌がってくれない。
そこでレベルが上がった相手でも嫌がる要素が必要。
それは・・・「コースを隠す」である。
クロス、ストレート、あるいはロブなど、どこにでも打てる
雰囲気をしっかりと相手にアピールした状態から打つ。
そうすると相手は最初の一歩が遅れるでしょ?
テニスはこの一歩の差が大きく結果を左右するから
相手は嫌がってくれるんだよ。
でもその為には、早く打つポジションに入り、しっかり
肩を入れた構えが必要となる。
ここがポイントだね。
応用編としては、一つのコースを臭わせておいて
違うコースに打つというパターン。
例えばチャンスボールが来たら、素早く回り込み
逆クロスをしっかり臭わせておいて・・・クロスへヒット!!
そうすると、一歩も相手が動けないなんて展開に
なってくるのだ。
そういった要素が無いと、強い相手からポイントを
取り続けるのは難しいよ。
その相手に勝つためには、相手からポイントを
取らないといけない。
相手からポイント取るにはナイスショットが欲しいが
そんなスーパーショットばかり試合中に打ち続けるのは
難しいし、そんなテニスにすると結局自滅になってしまう。
大事なことは、「どれだけ凄いショットか」というよりも
「どれだけ相手がやりにくいと思ってくれるか」である。
相手がちょっとでも嫌がってくれたら、そこからミスが生じ
ポイントが転がって来る。
その嫌がる要素を含んだショットがテニスでは欲しいんだよ。
ま、そんな嫌がる要素はいろいろある。
コートの端から端まで走らせたり、スライスで伸びのある
ショットを見せたり、わざとゆっくりのショットでリズムを変えるのも
結構嫌がってくれる人は多い。
でも相手選手のレベルが上がって来ると、そういったことでは
嫌がってくれない。
そこでレベルが上がった相手でも嫌がる要素が必要。
それは・・・「コースを隠す」である。
クロス、ストレート、あるいはロブなど、どこにでも打てる
雰囲気をしっかりと相手にアピールした状態から打つ。
そうすると相手は最初の一歩が遅れるでしょ?
テニスはこの一歩の差が大きく結果を左右するから
相手は嫌がってくれるんだよ。
でもその為には、早く打つポジションに入り、しっかり
肩を入れた構えが必要となる。
ここがポイントだね。
応用編としては、一つのコースを臭わせておいて
違うコースに打つというパターン。
例えばチャンスボールが来たら、素早く回り込み
逆クロスをしっかり臭わせておいて・・・クロスへヒット!!
そうすると、一歩も相手が動けないなんて展開に
なってくるのだ。
そういった要素が無いと、強い相手からポイントを
取り続けるのは難しいよ。
呼吸法で勝率アップ
[体づくり] 投稿日時:2011/02/01(火) 14:22
もともと小児ぜんそく患者だった俺は
虚弱体質だった。
走り回ることは好きだったし、運動神経も悪くない。
ただ、激しい運動をするとすぐに発作が起きて
呼吸困難に陥り、運動を続けられなくなる。
体力を付ければ克服するんじゃないかと、両親は俺に
ありとあらゆる運動をさせた。
その結果、体力が付いて発作も起きにくくなり、好きな
運動を好きなだけ出来るだけにまでになった。
が、体力だけが発作に打ち勝ったんじゃなくて
呼吸法が重要だったのだ。
呼吸が乱れると発作は一瞬で起きてしまう。
なので子供の頃の俺はとにかくどんなに激しくて
辛い運動の時でも呼吸を正常なリズムで保ち続けることを
意識し続けた。
そして自分で発作が起きない呼吸法を確立させることが
出来たんだよ。
でもそうやって身に付けた呼吸法は、後のテニス選手としての
俺に大きな影響を与えてくれた。
呼吸を整えることで、冷静さを維持する事が出来たし
呼吸法をラリーと合わせることで集中力を高めることが
可能となった。
「ボールを打つ瞬間、息を吐く」
これは多くの人が知っていることである。
でもテニスで大事なことは、相手との戦い・・・ということ。
自分が打つ時だけでなく、相手がボールを打つ瞬間にも
息を吐いておかないといけないのだ。
ここが重要。
相手がボールを打った直後、そのボールの方向に
向かって行かないといけないし、そのボールをどこに
どういったショットで返球するか考えて決めないといけない。
相手がショットを打つ瞬間に集中する事が出来れば
その後の行動がスムーズに進み易い。
しかも自分が打つ瞬間の呼吸と、相手が打つ瞬間の呼吸を
合わせれば、ラリーのタイミングと呼吸のタイミングが合うので
延々とラリーが続いても一定の呼吸リズムを保ちやすく
体力の消耗も最小限に抑えられやすい。
「呼吸のせいで負けた・・・」と自覚する事は
少ないと思うが、意外と呼吸が乱れたことで集中力が
低下して、冷静な判断が出来なかったり、余計な体力を
使ってしまったりしている人って多いよ。
自分が打つ時はもちろんだけど、相手が打つ瞬間も意識して
呼吸を吐いてみよう。
虚弱体質だった。
走り回ることは好きだったし、運動神経も悪くない。
ただ、激しい運動をするとすぐに発作が起きて
呼吸困難に陥り、運動を続けられなくなる。
体力を付ければ克服するんじゃないかと、両親は俺に
ありとあらゆる運動をさせた。
その結果、体力が付いて発作も起きにくくなり、好きな
運動を好きなだけ出来るだけにまでになった。
が、体力だけが発作に打ち勝ったんじゃなくて
呼吸法が重要だったのだ。
呼吸が乱れると発作は一瞬で起きてしまう。
なので子供の頃の俺はとにかくどんなに激しくて
辛い運動の時でも呼吸を正常なリズムで保ち続けることを
意識し続けた。
そして自分で発作が起きない呼吸法を確立させることが
出来たんだよ。
でもそうやって身に付けた呼吸法は、後のテニス選手としての
俺に大きな影響を与えてくれた。
呼吸を整えることで、冷静さを維持する事が出来たし
呼吸法をラリーと合わせることで集中力を高めることが
可能となった。
「ボールを打つ瞬間、息を吐く」
これは多くの人が知っていることである。
でもテニスで大事なことは、相手との戦い・・・ということ。
自分が打つ時だけでなく、相手がボールを打つ瞬間にも
息を吐いておかないといけないのだ。
ここが重要。
相手がボールを打った直後、そのボールの方向に
向かって行かないといけないし、そのボールをどこに
どういったショットで返球するか考えて決めないといけない。
相手がショットを打つ瞬間に集中する事が出来れば
その後の行動がスムーズに進み易い。
しかも自分が打つ瞬間の呼吸と、相手が打つ瞬間の呼吸を
合わせれば、ラリーのタイミングと呼吸のタイミングが合うので
延々とラリーが続いても一定の呼吸リズムを保ちやすく
体力の消耗も最小限に抑えられやすい。
「呼吸のせいで負けた・・・」と自覚する事は
少ないと思うが、意外と呼吸が乱れたことで集中力が
低下して、冷静な判断が出来なかったり、余計な体力を
使ってしまったりしている人って多いよ。
自分が打つ時はもちろんだけど、相手が打つ瞬間も意識して
呼吸を吐いてみよう。
カルロス・モヤと出会った日
[過去の思い出] 投稿日時:2011/01/31(月) 14:20
全豪オープン、男子シングルスでは
ジョコビッチ優勝!!
おめでとう!!
生のジョコビッチはまだ観たこと無いけど
あのストロークは間近で観てみたいね。
日本ではジャパンオープンくらいしかチャンスは無いけど
スペインにいる時は何かと陸続きなので、色んな所に
有名選手のプレーを観に行くチャンスがあった。
しかも練習していたクラブにも選手が練習に来てたしね。
だからスペインの子供達はもっと身近に世界トップクラスの
選手を感じながらテニスに励んでいるんだよ。
そんなスペインにいた時のある日、
「これからモヤが練習に来るらしいよ」とコーチが教えてくれた。
「モヤ!?すげぇ!!!」
カルロス・モヤ・・・当時世界トップ10に入っていたスペイン人の
超トップクラスの選手。
ワクワクして待っていると、駐車場に一台の黄色い
ランサー・エボリューションが到着。
降りて来たのは・・・モヤだ!!!!
とにかく興奮して彼の練習を観ていたんだけど、結局やってることは
我々と同じボール出しの基礎練習だった。
もちろん一つ一つのショットは強烈。
だけど、「ふーん、トップと言えども意外と地味な練習やってんだ」
って思った。
でもそれ以降、俺も地味な練習を頑張れるようになったかな。
その日のランチタイム、食後のコーヒーをクラブ内のバーの
カウンターで注文して待ってると、隣にスッとモヤが現れた。
しかも「今日の調子はどうだった?」と俺にモヤの方から
英語(スペイン語だったかな・・?)で話しかけてくれたのだ。
「良かったよ、カルロスは?」と俺も超緊張しながら聞き返したら。
「調子いいよ!」と返してくれた。
スペインの子供達がテニスを好きになる訳が分かった気がした。
ジョコビッチ優勝!!
おめでとう!!
生のジョコビッチはまだ観たこと無いけど
あのストロークは間近で観てみたいね。
日本ではジャパンオープンくらいしかチャンスは無いけど
スペインにいる時は何かと陸続きなので、色んな所に
有名選手のプレーを観に行くチャンスがあった。
しかも練習していたクラブにも選手が練習に来てたしね。
だからスペインの子供達はもっと身近に世界トップクラスの
選手を感じながらテニスに励んでいるんだよ。
そんなスペインにいた時のある日、
「これからモヤが練習に来るらしいよ」とコーチが教えてくれた。
「モヤ!?すげぇ!!!」
カルロス・モヤ・・・当時世界トップ10に入っていたスペイン人の
超トップクラスの選手。
ワクワクして待っていると、駐車場に一台の黄色い
ランサー・エボリューションが到着。
降りて来たのは・・・モヤだ!!!!
とにかく興奮して彼の練習を観ていたんだけど、結局やってることは
我々と同じボール出しの基礎練習だった。
もちろん一つ一つのショットは強烈。
だけど、「ふーん、トップと言えども意外と地味な練習やってんだ」
って思った。
でもそれ以降、俺も地味な練習を頑張れるようになったかな。
その日のランチタイム、食後のコーヒーをクラブ内のバーの
カウンターで注文して待ってると、隣にスッとモヤが現れた。
しかも「今日の調子はどうだった?」と俺にモヤの方から
英語(スペイン語だったかな・・?)で話しかけてくれたのだ。
「良かったよ、カルロスは?」と俺も超緊張しながら聞き返したら。
「調子いいよ!」と返してくれた。
スペインの子供達がテニスを好きになる訳が分かった気がした。
答えは簡単!相手の足を止めればいい。
[戦術] 投稿日時:2011/01/28(金) 11:17
強い相手は凄いショットを打つから強い・・・というのも
あるけど、意外と多いのはどこにボールを打っても
走りまくってボールを拾い続けるから強いっていう選手。
これは対戦相手としてはけっこう厄介だよ。
そんな足に自信持っている人に対して、ムキになって
打ちまくると自滅のパターンだね。
足が速い人が取れないくらい凄いコースに、取れないくらいの
凄いスピードのショットを自分に要求すると無理するに決まっている。
だから大事なことはその速い足を止めてしまう事だ。
ま、さっきから「速い足」と言うけれど、厳密に言うと
「速い足と読みが上手い」ということ。
テニスはもともと大きなコートじゃないから、相手が次に
どこへ打つのか読めると、足がそんなに速く無くとも
意外と拾いまくれるもんなんだよ。
だから、その一歩目を遅らせるようにすれば、随分と
違ってくるし、上手くいくと一歩も動けないようにすることも
出来る。
そうすればこちらもリスクのある速いショット打たなくて良いでしょ?
その方法は、「素早く準備して、どこにでも打てる雰囲気を作る」ことである。
読みが良いのは、どこに打つかばれるから。
どこにでも打てそうな雰囲気があれば、思わず相手は足を止めて
打つギリギリまで見入ってしまうでしょ?
そうさせることが出来れば、こっちのもの。
皆、自分が打つショットのことばっかり考えているけど
大事なことは「どう観られているか」ってこと。
相手と戦うスポーツなんだから、「俺はどこにでも打てますよ」と
アピールすることは忘れちゃいけないよ。
あるけど、意外と多いのはどこにボールを打っても
走りまくってボールを拾い続けるから強いっていう選手。
これは対戦相手としてはけっこう厄介だよ。
そんな足に自信持っている人に対して、ムキになって
打ちまくると自滅のパターンだね。
足が速い人が取れないくらい凄いコースに、取れないくらいの
凄いスピードのショットを自分に要求すると無理するに決まっている。
だから大事なことはその速い足を止めてしまう事だ。
ま、さっきから「速い足」と言うけれど、厳密に言うと
「速い足と読みが上手い」ということ。
テニスはもともと大きなコートじゃないから、相手が次に
どこへ打つのか読めると、足がそんなに速く無くとも
意外と拾いまくれるもんなんだよ。
だから、その一歩目を遅らせるようにすれば、随分と
違ってくるし、上手くいくと一歩も動けないようにすることも
出来る。
そうすればこちらもリスクのある速いショット打たなくて良いでしょ?
その方法は、「素早く準備して、どこにでも打てる雰囲気を作る」ことである。
読みが良いのは、どこに打つかばれるから。
どこにでも打てそうな雰囲気があれば、思わず相手は足を止めて
打つギリギリまで見入ってしまうでしょ?
そうさせることが出来れば、こっちのもの。
皆、自分が打つショットのことばっかり考えているけど
大事なことは「どう観られているか」ってこと。
相手と戦うスポーツなんだから、「俺はどこにでも打てますよ」と
アピールすることは忘れちゃいけないよ。
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