大きくする 標準 小さくする

てにすまん 高西ともブログ

<<前へ 次へ>>
rss

連続ダブルフォルト

[技術【サーブ】] 投稿日時:2011/01/06(木) 10:58

サーブがどうしても入らなくなる事がある。
それまではちゃんと入っていたのに、一度ダブルフォルト
した瞬間ウソのように入らなくなる。
そんな人をよく見かけるし、自分自身もそんな経験は
過去にある。
 
もちろん技術的に問題あるからミスをしたんだけど
一番問題なのは、一度犯したダブルフォルトを気にし過ぎて
余計な気遣いをしたことによるミス・・・。
ダブルフォルトしたからビビってしまって、次のダブルフォルト
をしてしまう・・・。
これは勿体ない。
 
こういうことをしてしまう時ってだいたいパターンがある。
まずビビって慎重になると、トスが高く上がらなくなる。
当然打点も低くなるが、スウィングリズムも変わって来る。
トスが低いから全体的に慌ただしくなるんだよ。
 
慌ただしいんだけど、ビビってるから思い切って振れない。
思い切って振れないから打ちやすい打点なんかあっという間に
通り過ぎてボールはもっと下に落ちて行き、結果腰を折って
頭を下げながらサーブを打つ破目になるんだよ。
せっかく高い打点で打つようにと上からのサーブなのに、
打つ場所が低いってのは勿体ないし矛盾してるでしょ?
 
しっかり高いトス上げて高い打点、そしていつも通りの
しっかりスウィングを意識して振り抜くこと。
でも一番気を付けないといけないのは、ダブルスフォルトしたからと
言って自信なくして怖々打たないこと。
ミスを無くそう・・・と意識するよりも、
「いつも通りやれば大丈夫なんだ」と自分を信じ続けることが
出来ないと、他のショットも余計なミスが
どんどん増えて行くので気を付けよう。

365日テニス人生

[過去の思い出] 投稿日時:2011/01/05(水) 01:32

毎年、正月明けに兵庫県で大きな大会があった。
時期的に厳しいんだけど、結果はもちろん出したい・・・と
いうことで、年末年始はギリギリまでその大会の為に
ずっと練習をしていた思い出がある。
ある年なんか、12月31日まで練習して、
「良いお年を・・・・」なんて挨拶して分かれた選手と
翌朝元日に「明けましておめでとう(笑)」ってまた練習した
こともあった。
 
「正月くらいは休みたいよなぁ~」
そんな会話をしながらその選手と練習していた。
でも当時は、休みを取る事が不安だったから、そんなことを
言いながらもちゃんと大晦日と元日に練習出来て幸せを
感じていたよ。
正確に言うと安堵感。
コートに立っている安心感を感じていた。
 
体を休ませる事は必要なんだけど、とにかく選手時代は
自分自身を成長させる事ばかり考えていたから、ラケットを
握らない日を作るのは普段だったし嫌だった。
休むとすれば午前練習して午後だけオフにしたりするくらい。
でもそのオフも軽いランニングとかストレッチ、軽くトレーニング
なんかをしたりしていたいと思っていたくらい。
 
そのくらい向上心に燃えて、頑張っていた選手時代だが
実はそれは選手生活の最後4年くらいの話かな。
そこにたどり着くまでは意外とのんびりした選手生活を過ごしていたよ。
もちろんそれなりのトレーニングや練習はしていたけど、そこまで
自分を追い込めなかった。
 
でも戦績が上がって「もっと俺は上に行かなきゃいけないんだ」って
思えるようになって初めて「俺には時間が無い」と焦り始め、
毎日コートに立って練習しないと落ち着かなくなったのだ。
そのおかげで更にレベルを上げることが出来たんだけど
今考えると、そうやって自分を追い込んでテニスに熱中していた
あの頃って本当に幸せだったって思う。
 
それくらい強い思いがあったから、引退するまでとことん
テニスをする事が出来たからね。
お正月も頑張っている関東大学駅伝とか全国高校サッカーを
観たらちょっとそんなことを思い出してしまった。

いつ攻めて、いつ守るか

[戦術] 投稿日時:2011/01/04(火) 01:30

テニスは攻撃した方が良いのか
それとも守りを固めた方が良いのか・・・・。
 
そう悩みながらプレーしている人って多いよね。
俺も若かりし頃、試合中によく迷ったよ。
練習では強くなりたい一心でガンガン打ちまくっていたのに
試合になるとミスが増えて結局繋ぐテニスをしてしまう。
 
でも、そんなのどっちでも良いんだよ。
大事なことはポイントを取る事。
ポイントを取る為に、攻撃してポイントを得ないといけないが
攻撃すれば相手はしっかり守ろうとしてくる。
相手の守りが堅くなったら無理な攻撃は止めて、今度はじっくり
焦らず安定したテニスで相手を精神的にもポジション的にも
ジワジワ崩す事が必要となる。
 
そう、自分が何をしたいか・・・というのも重要だけど、相手が
今「攻めても無駄だよ!」という状態か、それとも
「ここで思いきった事やられると困る」という状態なのかを
見極める力と、それに応じて攻めと守りのプレーを
ちゃんと切り替えて使い分ける力が欲しいのだ。
 
と言う事で、テニスは攻めも守りも欲しい・・・というのが正解。
加えて、相手選手を観察する力と、攻守を切り替える力。
それらが無いと、せっかく技術を身に付けても試合で
結果を出すのは難しいのだ。

フォアハンドストロークに悩み始めたら一人前

[技術【ストローク】] 投稿日時:2011/01/03(月) 09:26

「フォアハンドストロークに悩み始めたら一人前」
そういう言葉を聞いた事がある。
 
バックハンドよりもボールをラケットに当てやすく
ボレーよりもストロークの方がラリーとしては優しいので
まだ体全体をスムーズに使えない初心者にとって、
右手一本(左利きは左手)で器用に当てて返球出来る
フォアハンドストロークは皆最初、頼りになるショットと
思っただろうね。
 
でもこの「右手一本で返球できる」という楽チンな条件が
逆に落とし穴になり、ある程度は器用に返球出来るが
ショットの成長は他のショットに比べて少ない場合がある。
バックハンドやボレーなんかがどんどん出来るようになって
ショットの質が成長し始めてきたのに、フォアハンドストロークは
最初に手だけで誤魔化して返球する事を覚えてしまったから
どうしても手先で器用に返すことしか出来ないのだ。
 
そういう「返球出来るが誤魔化してしまう」という
フォアハンドストロークで悩んでいる人は大抵、ショットの準備が
遅いのと、体の向きが正面向き過ぎていることが多い。
最初に右手一本だけで返球してたから、どうしても右手しか
ボール来た時に反応してくれない。
その分どうしても体の向きが正面気味になりやすくて
しっかりスウィングのフォアハンドストロークになりにくい。
 
しっかり振れないと当然回転もかけ辛くてアウトも増える。
正面向きだと横振りになるから、左右のコントロールも定まりにくいし
ネットもしやすい。
すると余計にラケットが振れなくなる。
そういう不安が積み重なると、「ボールをよく見なきゃ」と思って
バウンドするまでジッと見てから準備してしまう癖が付き、
結局準備の遅いフォームが固まってしまうのだ。
 
重要な事は「体全体を使う」ということである。
体全体とは、まず足!
オープンスタンスとクローズスタンスで異なるが、軸となる
足でしっかり地面を踏んで蹴り上げることを覚えよう。
足を使おうとすると準備も早くなるし、身体の向きも作りやすいので
左右へ打ち分けるコントロールも楽になる。
しかも上に蹴り上げるからラケットもしっかり持ち上がり
スムーズに回転を掛けられるし、ネットにも引っ掛かりにくくなる。
 
テニスって最初「ミスしないように」って思って手打ちのショットを
覚えやすい。
そうなると段々上達して来た時、その器用な手打ちショットから
脱却しなきゃいけなくなる。
フォアハンドストロークは特にそれがあるから、皆も常に体全体、
特に足を使った打ち方を意識して練習しておこう。

自分のテニスを振り返ろう

[過去の思い出] 投稿日時:2010/12/31(金) 11:29

大晦日。
今年一年を振り返って、自分のテニスが
どれくらい成長したのか確かめてみる
良い機会だ。
俺が高校生の頃はそんな反省なんてしたこと
なかったなぁ。
なぜかと言うと、向上心がなかったから。
そもそも上手くなるなんて思ってなかったし、それ以上に
上手くなるってどういう事なのか、それさえも分からなかった。
 
逆に一番自分の一年間を振り返って検証したのは
24歳の時に一年間行ったスペイン留学の時。
5月にスペインに行ったんだけど、最初半年は慣れない
練習に振り回され、海外生活のストレスも溜まり、どんどん
テニスは落ちて行った。
 
が、ちょうど12月に入ってからクリスマス休暇で選手皆
それぞれの国に帰って行った時、地元スペイン・バルセロナの
選手の他は俺くらいしか残っていなくて、少人数でしかも
かなりレベル高い相手と練習が出来て、そこから
調子が上がって行ったのだ。
ずっと低迷していた自分のテニスが上向きに変わり始め、
「行けるかも!!」と希望が見えて来た時に丁度年が変わる
というタイミングだったので、自分のこの一年間をじっくりと
振り返る事が出来たのだ。
 
でも反省し易かったもう一つの理由は、スペイン留学する前に
自分がどのくらい上達したいか・・・というイメージが頭の
中にあったから。
そういう目的やイメージがきっちりあると、節目節目で自分の
現状をチェックしやすい。
高校の時の俺も「ここまでは上手くなりたい!なれる!」という
イメージがあればもう少し自分自身と向き合えて、もっと
レベルアップ出来たんじゃないかな・・・と思う。
 
さて、来年皆はどのくらいレベルアップするつもり?
«前へ 次へ»