てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:戦術
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配球センス
[戦術] 投稿日時:2010/10/26(火) 11:22
もちろん上手なんだけど、どこに打つかっていう
コース選びもセンスがあるよね。
「そこに打つかぁ・・・」
なんていうコースに打たれると、そんなにスピード
無くても相手選手は動けなかったりする。
そういうコース選びは試合ではとても重要だ。
そういったコース選びはどうやって身に付ければ
いいんだろう・・・。
よくレッスンでも選手に
「今のはどこに打てば良かったですか?」
なんて聞かれることはあるけど、実は正解は無いんだよ。
どういう事かと言うと、上手くいくかどうかの決め手は
「どこに打つか」ということ以上に、「相手がどこを警戒し
どこが無防備か」ということを見抜けるか・・・だから。
例えばチャンスボールをフォアハンドストロークで
しっかりと打とうとした時、相手がコートのど真ん中にいるとする。
相手が苦手なバック側に打ち込むか、それとも裏をかいて
フォア側に打ち込むか迷うところだ。
その時、相手がどっちに打ってくるか予想している方に打つと
思いのほか良い返球がくる可能性が高くなるでしょ?
だから、相手を観察して見極めないといけない。
「でも、そんな一瞬で相手を読み切れない!」
そう思ってるそこのあなた!!
そう言う人は、どっちかにしっかりと意識を向けさせて
おいてから、実際は逆に打つというやり方をしてみよう!!
さっきのシチュエーションで言うと、例えば
「苦手なバック側に打つぞ!!」ととことんアピールして
相手の意識をバック側に向けさせておいてから、フォア側に
打つ・・・ということ。
一瞬でも「あっ!」と思わせたらチャンスは広がる。
そういった相手との駆け引きの楽しさがテニスの楽しさでもある。
打ち方も威力も大事だけど、そう言った事を何も考えてない人は
絶対勝てないよ!!
頑張って練習しよう。
全てのプレーはミスをもらうため!
[戦術] 投稿日時:2010/10/13(水) 09:24
テニスはポイントを取るスポーツである。
ボールの速さを競ったり、足の速さを競ったり
フォームの綺麗さを競ったり・・・ではない。
ポイントを取らないといけないのだ。
そのポイントはどういう風に取るのか・・・と言うと
色々ある。
取れないくらい速いショット打ってポイント取ることも
あるし、ネットに出て行ってボレーで決める・・・というのもある。
でもテニスで一番多いポイントの取り方は・・・ミスなんだよ。
相手のミスによって自分にポイントが入る。
だからテニスの練習をやる時は、最初からミスをもらうということを
前提に練習しておかないといけない。
「じゃあ、相手がミスするまでのんびり繋ぐ練習をすればいい?」
そう思ってしまうだろうが、それだとマズイ。
確かにレベルが低い相手の場合は、のんびり繋いでいるだけで
簡単にミスをしてくれて楽チン。
でも相手のレベルが上がって来ると、ただ待つだけではミスを
くれない。
そこで、相手を右に左に動かしたり、前後に揺さぶったり
たまにはボレーに出て驚かしたり・・・という風に、何か「攻撃的」
なことをしないといけなくなるのだ。
そう、攻撃というのは結局のところ、相手からミスをもらうために
行う事であって、ポイントを取る為ではないのだ。
攻撃を見せ付けておくことで相手を焦らせ、そしてその相手の
ミスの確率を増やして勝利する。
それがテニスの勝ち方なのだ。
だからダブルスでのポーチボレーも、超攻撃的戦術だけど
本当の目的はその後のポイントで相手の調子を狂わせるため。
レシーブダッシュで前に行くのも、サーブの相手を驚かせて
ミスを誘うため。
だからこそ、強い選手はスーパープレーを見せ付けた後、きっちりと
流れを掴み、安定した地味なプレーで確実にポイントを更に追加する。
その時に、ちょっとした相手のミスがもらえるようになりやすいからね。
全ポイントを自分のナイスショットで決めようと思っている人、
もう少し自分の試合の中でのポイントの取り方を考えてみよう。
派手なショットはカッコいいけど、やはりそれを続けるには
無理がある。
いつの間にか、ポイント取るどころか、相手にミスをプレゼント
してることになってない?
今一度検証するべし。
チクショー!!ドロップか!!
[戦術] 投稿日時:2010/08/16(月) 00:45
ドロップショットをよく使う。
上手く決まった時、相手は「チクショー!!」って
顔をして悔しがってくれる。
その悔しがる姿を見るのが楽しくてしょうがない。
パワーショットでねじ伏せた時もそう快感は
あるけど、ドロップショットの「してやったり」的な
あのイタズラ心はテニスをプレーするのに必要な
要素だと思う。
ま、ポイント決めて、相手を悔しがらせる事が出来る
ドロップショットなんだけど、重要なのはそのドロップショットを
決めた後の展開なんだよね。
一度ドロップショットでネット際にボールを落とすと
当然次から相手は警戒して、こっちが攻め始めた時に
相手はネット際を警戒する。
「また、ドロップショット打ってくるんじゃないか・・・」ってね。
その警戒心を最大限引き出して
「ホラ、また打つぞ・・・・・」としっかりタメを作っておいてから
全然違う方向で、しかもしっかり深さのあるショットを打つと
相手は一歩も動けなくなることが多いんだよ。
基本的にテニスは、深いショットを打ちながら、相手に踏む込ませない
ようにすることが多い。
踏み込ませなければ、攻撃もそんなに厳しく出来ないからね。
だから、相手は自ずと深いショットがまた来ると思っている場合が多い。
その状態を見極められるか・・・がドロップショット打つタイミングの
カギとなるのだ。
ドロップショットはそんなに連発出来るショットではないけど、
上手く使えば、しっかり後ろでミスせず繋ぎショットを打ち続けている
相手の、その安定感を崩すきっかけになる。
ドロップショットの練習も必要だけど、まずは上手い選手が
のんびりロブばかりの相手を許すな!
[戦術] 投稿日時:2010/08/09(月) 10:19
試合相手が強烈なショットで打ち込んでくるのは
嫌なもんだ。
でも意外とロブばっかりでのんびり繋いで来る相手も
嫌じゃない?
自分が打ったショットの3倍くらいの時間をかけて
返球してこられると、イラッとしてしまう。
高いロブの返球をしっかりバウンドさせて打とうとすると
ベースラインからかなり後ろへ下がって打たなきゃいけない。
攻めたいのにポジション的にも攻撃しにくいし、ゆっくりの
このショットは相手の力を利用する事も出来ないから
スウィングもでかくなってしまうから、力んでしまうしミスも
多くなりやすい。
結果、のんびりロブばかりの相手に、ミスを連発してしまい
敗退・・・・なんて経験は誰にでもあるでしょう?
そういう相手にはどうすればいいのだろう。
こういう相手には、ロブを上げて来るのを見越して
ノーバウンドカットでネットプレーに持ち込む・・・という
技が有効なのだよ。
当然、ロブばかりの相手は迷いなくロブばかり使ってくる
可能性が高い。
いちいち確認しないで、相手が打つ瞬間少しベースラインの
内側に入っておいて、ロブ上げた瞬間に前へダッシュし、それを
ノーバウンドでカット。
あとは、それをオープンコートに打ったり相手の苦手なサイドに
流したりしてアプローチ・・・というネットプレーでのアプローチと
同じ展開に持ち込めばいい。
ノーバウンドカットはドライブボレーでも良いし、普通にスライス系の
ボレーでも良い。
技術的には難しいかもしれないけど、大事なのは判断力。
勇気・・・だね。
相手に嫌がられなきゃ
[戦術] 投稿日時:2010/07/11(日) 17:36
試合に出場したとしよう。
対戦相手が発表になった時、
「攻撃型」と「安定型」、どちらのタイプの方が
いいかな?
もちろん、本当に強い相手だと、
「攻撃的だけど安定感あり」
という感じになってしまうんだけど、どっちしかないと
なると・・・・「攻撃型」の方がやりやすくない?
「安定型」はなんか嫌な気分になるよね。
と言う事は、普段から自分のプレー自体もしっかりと
「俺は安定型です!」とアピール出来るようなプレーを
見せておかないといけない。
どれだけ自分が攻撃出来るかを自慢げにプレーを
していても、中途半端な攻撃は逆に相手の調子が上がるし
無理な攻撃はミスに繋がり、むしろ相手にポイントを
プレゼントする結果となりやすい。
自分がどういうテニス選手になるべきか考える時には
必ず、自分がどういう相手と当たった時に嫌だなぁって
思うかを考えてみよう。
そうすると、単なるパワーだけじゃなくて、本当に必要な
強さが身に付くはず。
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