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てにすまん 高西ともブログ

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錦織選手から学ぶ、ストローク技術

[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/06/22(火) 14:23

ウィンブルドンに錦織選手登場!

 

しかし初戦の相手はナダル。

 

クレーの王者とは言え、芝でもめっぽう強い

 

彼と最初に対戦は残念・・・。

 

 

結果は残念ながらストレートで敗れたけど

 

格上の選手に対してひるまず仕掛け続けた錦織選手の

 

テニスは最高に面白かった。

 

テニスはやっぱり攻撃が楽しい。

 

観る方もそうだけど、プレーする選手もそうだ。

 

その攻撃のパターンやタイミングを錦織選手は

 

楽しみながら選んでいるような気がした。

 

そういうのがセンスだよね。

 

 

錦織選手と言えば「AIRK」。

 

フォアハンドストロークを前足でジャンプして打ち込む

 

あのショットは彼の代名詞になるほど、高くダイナミックな

 

打ち方でカッコいい!!

 

 

でもあのショットはパフォーマンス的な要素があるとは言え

 

意外と基本が出来ていないと難しいショットなのだ。

 

その大事な基本の部分とは前足である。

 

踏み込んだ前足でしっかりと床反力によって上体を上に

 

蹴り上げ、その反動でラケットスウィングを行うため

 

上に高くジャンプする事となる。

 

 

「足からパワーをもらってスウィング」

 

そう言われても、どう足からパワーもらうのかイマイチ

 

イメージが湧かない人は、錦織選手のジャンプした

 

フォアハンドを見てもらうと良いかもしれない。

 

もちろん丸っきり真似できるものではないけど、

 

足から上半身にパワーを伝えている様子は理解し易い。

 

 

足の使い方が上手くなると、上半身がリラックスされ

 

逆にスウィングもスムーズとなってスウィングスピードは

 

上がりやすくなるよ。

 

他にサーブなんかもそうだね。

 

さぁ、そういった事に目を向けながら、他の選手も

 

ウィンブルドンの中でチェックしてみよう!!

 

錦織選手、次の大会での活躍を期待しています。

フェデラーの法則

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/21(月) 10:23

ウィンブルドンが始まった。

 

オープニングマッチでは昨年の覇者、フェデラーが登場。

 

世界ランキング60位のFallaと対戦したんだけど

 

これがファイナルまでもつれ込むというびっくりの

 

展開!!

 

 

最初2セットと連取されて、追い込まれたフェデラーは

 

3セット目を取り返すものの、4セット目3-5ダウンで

 

Fallaのマッチ・オブ・ザ・ゲーム!!!

 

しかし・・・Fallaにとっては人生をも変えるほどの

 

大事なこのゲームを、それまで淡々とこなしてきたようには

 

いかなかった。

 

 

1ポイント目、それまであり得なかったラリー中の単純ミスで

 

0-15、2ポイント目攻めの姿勢を見せるものの、アプローチを

 

サイドアウトで0-30、こうなるとフェデラーは楽になる・・・と

 

思いきや、やはりフェデラーもイージーミスを続け、30-30。

 

でもフェデラーはミスが続いても「ここは勝負どころ!」と、

 

攻めの姿勢を崩さない。

 

 

そしてブレークして追い付くと、そのままタイブレークで4セット目

 

取ってセットカウント2-2でファイナル突入。

 

ファイナルは6-0というスコアで、結局フェデラー勝利。

 

 

テニスで勝つには法則が必要。

 

でもその法則は、選手によって多少異なる。

 

フェデラーはやはりパワーよりもそれぞれのショットの

 

技術力があるから、様々な展開を大事な場面で

 

先手先手で仕掛けることが法則である。

 

 

逆にランキング的にも下の選手は、単純なパターンを黙々と

 

地道にこなし続けるような法則が必要なんだけど、相手に

 

何されようと自分のプレーを信じ続けないと、これを続けられない。

 

 

Fallaは残念ながら、4セット目の5-3リードで、自分の

 

テニスを見失ってしまったようだ。

 

無理もない、王者を自分の手で葬るチャンスを握っていたんだから。

 

逆にフェデラーは調子が悪くて窮地に追い込まれようと、最後まで

 

自分のスタイルを貫き通した。

 

うーん、Fallaはあのゲームの最初の2ポイントを、一生後悔する

 

だろうねぇ。

 

 

この後悔を解消させるには、次のチャンスで

 

フェデラーを倒さないと消えないね。

 

頑張れFalla

 

スペインの古城でストレス発散

[テニス留学] 投稿日時:2010/06/20(日) 11:15

テニス選手の活動をしていると、いろんな体験をする。

 

それはキツイ練習とかトレーニングなんかもあるんだけど

 

楽しい事もある。

 

それは遠征に行った時、参加している選手皆で一緒に

 

メシ行ったり、近くに温泉あったら入りに行ったり・・・。

 

女子の大会も一緒に開催されていたら、女子選手も一緒に

 

合流して楽しい。

 

 

スペインにいた時も、選手7,8名のグループ作り、そこに一人コーチを

 

付けてスペインをあちこち回って試合に出場した。

 

試合結果は、あまりにレベルが高過ぎて、全て予選敗退。

 

予選一回戦を突破できるかどうか・・・が精いっぱいで、本戦どころか

 

予選決勝さえ一度も行けず、他の選手が勝ち残る中、

 

俺だけ早々に負けて暇になる。

 

 

午後は、試合が終わった選手と練習するから、午前は暇。

 

そういう時は試合観戦する。

 

でも大会は一週間あるから、毎日毎日、午前中試合観戦だと

 

つまんない。

 

そこで、俺はよくその遠征先の街を散策することが多かった。

 

 

マドリードとかバルセロナとかの大都市でも、歴史的建造物だらけの

 

この国は、地方の街とか行くと、必ずと言って良いほど古城が残っている。

 

俺はそういう古城に行っては中世の雰囲気を味わっていた。

 

そういうのは楽しかったなぁ。

 

ま、テニスの試合がメインで来ていたから、負けたショックもあったけど

 

色んな土地に行って、そこのことを肌で感じることって、やっぱり

 

感動するよ。

 

でもそういうのが無かったら、遠征って凄いストレス溜まるからね。

 

 

テニス選手になりたい人は、旅好きにもならないといけないかも。

スマッシュは・・・地味に行こう!

[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2010/06/19(土) 12:10

ロブを上げられた瞬間どう思う?

 

もちろんチャンスなロブだったら

 

「ラッキー!」って思うだろうけど、ちょっと

 

下がらないといけないような時、「あっ、やばい」と

 

思うか、冷静に対処出来るか・・・。

 

 

スマッシュってレベル高い選手だと、ドーン!って

 

一発決め出来るんだけど、技術的には難しいショット

 

だと思うよ。

 

「決めなきゃいけない!」って思って打った結果

 

ミスをしまくっている人は、まず繋ぐスマッシュを覚えよう。

 

 

繋ぐ・・・というのは、ようするに安定感だね。

 

安定感と言えば、しっかりとボールに回転を与えること。

 

回転を与えるためには、しっかりと横向き状態を作って

 

ボールを迎えられるようにしたい。

 

 

この横向き状態、当然ストロークやボレーなんかも必要。

 

とにかく相手が打った瞬間に、フォアならフォア、バックなら

 

バック側、ロブならスマッシュだからフォア側に身体の向きを

 

しっかり作る癖を身に付けておこう。

 

 

この横向き状態を維持したままボールを打つ事が出来れば

 

回転を与えて安定したスマッシュを打ちやすい。

 

安定したスマッシュを覚えれば、あとはコースを

 

選べるようにしたいもんだ。

 

もちろんパワースマッシュも魅力的だが、パワーだけで

 

コースを選べないようだと、結局相手に拾われて、何本も

 

ロブが返って来る・・・なんてパターンになりやすいよ。

 

 

スマッシュはカッコいいけど、まずは安定感!

 

ここを安定させると、ボレーもやりやすくなってくる。

 

しっかり練習しよう。

ダブルスって人が多すぎてつまんない!?

[試合【ダブルス】] 投稿日時:2010/06/18(金) 08:30

テニスとはシングルス。

 

テニスを始めた頃はそう思っていた。

 

1対1で打ち合って競い合う。

 

そういうイメージだった。

 

 

だから、打ち合っている相手に取れないくらいの

 

凄いショットを手に入れる事と、相手がどんなショットを

 

打ってきても返せるようにすることを考えて練習してきた。

 

 

でも、テニスとはダブルスというものもある。

 

ダブルスも、相手が取れないくらい凄いショット打ったり

 

相手のショットを頑張って返していればいい・・・と

 

思っていたんだけど、やっているうちに何だか違う気が

 

してきた。

 

 

例えばクロスの人と打ち合っていて、そのクロスの人を

 

打ち負かしてやろうと思っていたら、突然正面のボレーの

 

人が飛び出してきて邪魔に入る。

 

「おいおい、クロスの人との勝負に入って来るなよ!」

 

何度、そう思ったことか。

 

パートナーが相手と打ち合っている時も、チャンスボールが

 

来たら参戦出来るが、なかなかボールが回って来なかったり

 

すると「俺の仕事がない・・・」なんて思ったりしていた。

 

 

シングルスを主体にテニスというものを考えていた俺には

 

「ダブルスって、人が多過ぎてつまんない」

 

という風に思えたんだよ。

 

 

でもテニスってボール打つ人だけじゃなくて、打ってない人も

 

次のことを予測するために相手を観察したり、それまでの

 

データを思い出したり、フェイント入れてみたり、思い切った

 

勝負を仕掛けてみたり・・・とやらないといけないことが多いって

 

気付き始めた。

 

 

そうするとダブルスでのボレーの役割、ストロークの時

 

注意すべき事が分かって来たと同時に、シングルスの

 

時にも、相手を打ち負かすことだけじゃなくて、打とうとしている

 

相手に対してプレッシャーを掛けてミスを誘ったり、自分の

 

打って欲しいコースに誘導したり・・・とやるべきことが見えてきた。

 

 

ショットも磨かなきゃいけないけど、ボールを打っていない時

 

何をすべきか・・・・。

 

特にダブルスはそれを考えられないとやってられない。

 

ボールを打つ人は1人、でもそれ以外の3人とも次のことを

 

考えて動けるように、それぞれ仕事があるってことを忘れないように。
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