てにすまん 高西ともブログ
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体力テニス
[テニス留学] 投稿日時:2010/06/17(木) 08:28
テニスは体力が必要。
でも、体力を必要とするテニスをするためには
ある程度の技術がいるし、戦術も必要。
体力付けても、それを発揮できないテニスのままでは
逆に空回りの要因となって淡白なテニスになりやすい。
「体力が必要だ・・・」
試合中にそう思い始めたのは、スペインに初めて行った
24歳の時。
土のコートでひたすら粘ってチャンスが来るのを待ち続ける
選手たちと対戦した時、
「1ポイント取ることって、なんて大変なんだろう!」
って感じたよ。
それを何十ポイントもし続けないといけないのだ。
当然スペインのアカデミーで練習していた時は、そういった
体力勝負の粘りテニスをマスターするために、毎日6時間の
練習を行った。
そのうち5時間はひたすらコートを走り回る。
残り1時間はトレーニングで、当初はあまり専門的な
プログラムというより、ただひたすらダッシュしたり、長距離を
走ったりさせられた。
ある時は、近くのビーチに連れていかされて、砂浜ランニングを
1時間やらされたこともあったな。
とにかく体力付けながら粘るテクニック、そしてチャンスが来たら
攻撃に転じるテニスをこのスペインで学んだよ。
でも、とにかくしんどかった!!!
土曜日は午後から練習が休みなので、土曜の午前練習終わった後は
天国だったよ。
日曜日はオフだからね。
でも日曜の夜は最悪。
明日からまた地獄の6日間が始まると思うと、辛くて
しょうがなかった。
でもそれくらい、自分を追い込むトレーニングや練習を
しておかないと、テニス技術が上がって来た時に、上手く
反映されないのだ。
確かにボレーは決定力あるけど・・・
[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2010/06/16(水) 10:18
ボレーって決定力のあるショットである。
ボレーを打つとポイントに繋がりやすい。
ま、相手にパスで抜かれることもあるけれど
ネットに近い所でノーバウンドで触れば、ポイントに
なりやすいよね。
誰もがボレーのそういう効果を知っている。
でも勘違いしないで欲しいのは、その決定力は
パワーじゃないってこと!!
凄いパワーだから、ボレーが決まった・・・なんてのも
あるんだけど、基本的にボレーはコースが良いから
決まるのである。
だから普段の練習でも、ボレーを練習する時はラケットを
ブンブン振りまわして、「もっと速いボレーを・・・」なんて
考えるんじゃなくて、相手からどんなショットを打たれても
それをゆっくりで良いから、色んなコースに打ち分けする事を
考えた方が良いのだ。
極端に言うと、ボレーストロークの場合は、ストロークの人の
ショットよりもゆっくりにしてボレーを返球することがまずは
必要となる。
そしてこのゆっくりにするテクニックを身に付けられるかが
今後ボレーが試合で使えるかどうかに繋がる。
ではゆっくりにするにはどうすれば良いのか・・・。
それは身体の向きをしっかりと横向きにすること。
横向きになることで、ボールに対して回転を掛けやすくなる。
その回転量を調整することで、ボールの緩急をコントロール
するのだ。
でも難しいのは相手が打つまで、フォアに来るのかバックに
来るのかが判断しにくい。
相手が打った瞬間に、膝と腰を反応させて瞬時に来た方へ
身体の向きを作り、スムーズに対応できるようにする練習も
必要だね。
ボレーをマスターして決めのショットを手に入れたい気持ちは
分かるが、しっかり反応と同時に身体の向きを作り、ボールの
回転量をコントロールしてネット際や深いボレー、両サイドの
打ち分けが出来るようにすることが重要である。
焦るなよ!!
撮影機種CASIO EXILIM FH-20
勝った方が強い。負けた方は弱い。でも次は負けるな!
[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/06/15(火) 02:29
俺がコーチしている東京の大成高校男子テニス部が
インターハイ東京都予選で東京ナンバー1となり
続く関東大会でも団体優勝を果たした。
夏の東京制覇は2年連続だが、関東を制覇したのは
初めてである。
よくやった!
今年入学した一年の守谷と小堀、両選手の活躍も
あるが、2年生の綿貫選手も勢いあるプレーで
良い流れを作ることが出来るし、3年生の石井選手と
白井選手の存在も大きい。
もちろん個人の戦績もしっかりと残している彼らだが
やはり団体戦は独特の雰囲気があって、それが戦績に
反映される。
今年の夏は、大阪の清風高校が大阪予選の準決勝で
近大付属に敗れて、団体でのインターハイ出場を逃したり
関東大会でも優勝候補だった湘南工科大附属が
早稲田実業に2回戦で敗れるという波乱が起きた。
夏の暑さと、勝利への情熱から来るプレッシャーと、
団体戦特有の粘りのテニス、加えて飛びが悪い
砂入り人工芝のテニスコート・・・。
そういった事が重なると、多少のレベル差がある
学校同士の対戦で、結果がひっくり返っても
そんなにおかしな話ではない。
それでもやはり結果は結果。
勝った方が強いのだ。
負けた方は弱いのだ。
ただし、勝った方は強いけど、次も確実に勝てるかどうかは
分からない。
なぜなら、弱い故に負けたチームも次のために、また頑張って
強化してくるから。
弱いから負けたのだが、次に同じ失敗を繰り返さず、しっかりと
学習して次に臨めば、結果はどうなるか分からない。
チャンスは誰もが握っているのだ。
大成高校のように、勝ったチームは、その勝利を糧に
更なるレベルアップを掴み取れ!
負けたチームは、逃げずにしっかり敗因と周りの状況を
しっかりと観察して、同じ失敗を繰り返さないように学習しろ!
選手たちの夏はまだまだ続きます。
インターハイが楽しみだ。
6月2日に撮影した大成高校メンバーの練習風景動画
撮影機種CASIO EXILIM FH-20
テニス始めたキッカケ
[過去の思い出] 投稿日時:2010/06/14(月) 02:56
テニスを始めたのは高校生の時である。
でも・・・本当は小学生の頃からコートに立って
ラケットでボールを打った事はある。
両親がテニスをやっていたからなんだけど、特に
父は強くて、俺が幼いころから父の試合を観戦したり
ちょっと打たせてもらったり、父が観ているウィンブルドンとか
USオープンを俺も一緒にテレビで観たりしていたから
テニスに馴染みはあったのだ。
そういう環境だったので、ウチにはラケットがたくさん
転がっていたし、旅行に行ったら旅行先で家族テニスなんか
やっていたね。
でもその時は「テニスって面白い!!」なんてこれっぽちも
思わなかったし、両親も俺にテニスさせようとしなかった。
むしろ俺は、日曜は近所の子供達と遊びたいのに、車に
詰め込まれてテニスコートへ連れて行かれ、そこで同じように
連れてこられた子供達同士で遊ぶ・・・なんていう日曜の過ごし方
から解放されたくて、小学校3年生の時にサッカーチームへ
入団したのだ。
サッカーは近所の子供達が皆いて、面白かった!!
結局中学までサッカーをやっていて、市の選抜候補まで行けたのに
中学3年の時の転校を機会に、サッカーからも離れてしまう。
そして、高校入学。
何かスポーツはしたかったし、サッカーはやらないって決めていたので
迷った挙句、家にラケットがたくさん転がっているという理由で
「じゃ、テニス・・・かな。」
とテニスをスタートさせたのだ。
でもテニスの楽しさに気付いたのは、俺が高校卒業してから。
それまでテニスを頑張れたのは、周りの人達が刺激や
励ましをくれたから。
もしかしたら、サッカーも、そういうナイスな人達に囲まれていたら
続けていたかもしれない。
そう思うと、中学・高校生の部活の中で、しっかりと心のサポート
なんかもしてあげて、皆にとって頼られる存在にならないと
いけないようだ。
「苦しいけれど、テニスを頑張り続けよう!」
そうエールを送り続けながら、これからも日本全国、訪問する
活動を続けます!
よろしく。
片手バックから両手バックへ
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/06/13(日) 02:04
俺が高校でテニスを始めた時、バックハンドストロークは
片手だった。
それはなぜかと言うと、まずスライスを習ったから。
「バックは繋げ!フォアは打てっ!」
こんなテニスでスタートしたから、片手バックスライスを
まずは覚え、それからトップスピンを練習という順番なので
当時は皆、片手バックハンドばかりだった気がする。
でもなかなか上手くいかず、バックハンドはほぼスライスで
繋ぎまくるという状態。
上手くいかなかった理由は今思うと、いくつか考えられる。
まずはスライスの安定感に依存してしまったこと。
苦手意識丸出しのバックだから、威力はないけどミスが
少ないスライスは俺にとって安心なショットだった。
その結果、スライスでしか打てないような、食い込まれた
打点で打つ事が多くなり、結局トップスピンの打点を使えず
スライスから抜け出せなかったのだ。
高校卒業してからテニスコーチしながら選手活動を始めてから
手首の怪我のせいで半ば強制的に両手バックをスタートさせた。
両手バックの打点は、片手のバックハンドトップスピンよりも
打点の幅が広い。
なので、片手バックよりかは、何とかトップスピンが打てるように
なったかな・・・。
それをキッカケに、20歳の時に両手バックハンドストロークへ
変更した。
スライスは片手のままだけどね。
でももちろん両手バックでも苦手は苦手だったね。
そこから徐々に本来の打点が分かってきて、打点が
前に移動していって、現在はかなり安定感ある
両手バックハンドストロークが打てるようになっただけでなく、
前の打点を掴んでからは、片手バックでトップスピンも
打てるようになった。
なんだ、フォームに問題があったんじゃなくて、
打点が悪かったのか。
意外と気付かないでフォームばっかり考え込んじゃうから
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