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てにすまん 高西ともブログ

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ナイス反応!

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/23(日) 10:27

「反応をよくする方法、教えてもらえますか?」

そういう質問をよく受ける。

反応はテニスではとても重要。

ボールに追い付けるかどうか、ショットを成功させられるか

どうか、ほんのちょっとの反応の差で成功か失敗かが

分かれるからね。

 

反応を良くするためには、動体視力を良くしないといけないし

また筋肉の質もまた、目で情報を捕らえて脳で判断を下した瞬間

よりスムーズに動くように改善していかないといけない。

でもそういった長期プランも大事だけど、今現在の動体視力と

今現在の筋肉でベストな方法は何だろうか?

 

まず大事なことは、あらゆる可能性を予め考えておくことである。

バックボレーが苦手で反応が悪い人、実はバックが苦手

だから「出来るだけフォアで取りたい・・・」という気持ちから

フォアボレーのイメージしか持ってなくて、その結果バックに来た時

一瞬遅れるのだ。

フォアだけじゃなく、バックボレーにも来る可能性は十分にあるから

両方しっかりイメージして用意しておけば、反応は違ってくる。

 

こんな感じで、レシーブで待っている時、ボレーで待っている時

ベースラインで待っている時、とにかく相手が打つのを待っている時は

ありとあらゆるコースやパターンを予測して、どこに来ても

「あれ?そっちかぁ・・・」なんてことにならないようにしないとね。

 

それからもう一つ重要なことがある。

せっかく早く反応はしたけど、その反応の後ラケット持った手を

最初に動かし始めるとマズイのだ。

ちゃんと、腰(骨盤)でフォア側かバック側か判断して向きを作り

その土台をボールの方向に移動させるために足を動かす事が

目で見て反応した後に出来るかどうかが大事なんだよね。

 

動体視力と筋力アップも重要だけど、頭を使って予測し

そして反応と同時に、身体のどの部分から打つための準備を
しないといけないかを、しっかりと整理しておこう。

けっこう、広い!!

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/22(土) 10:26

テニスコートはけっこう広い。

ダブルスは二人いるからシングルスより

狭く見えるけど、それでもコートってけっこう

広いんだよ。

そんな広いコートを、ボールコントロールして

効率よく使っているかい?

 

試合の時、相手選手がコートを右に左に、前に後ろに

走らされていたら、それは上手くコートの広さを利用して

試合を進めていることになるんだけど、ちゃんと試合中は

相手をそうやって動かしている?

 

もちろん普段からコントロールを付けるための練習を

しておかないといけないんだけど、技術的なことよりも

まずはコントロールし易い条件を整えよう。

その中でも重要なのはボールのスピード。

 

スピードが速いのと、ゆっくりなのとどっちがコントロール

しやすいか・・・って考えたら、もちろんゆっくりのショットを

使った方がコートの隅々を狙えるでしょ?

速いショットは威力あるけど、それでコートの端っこに打つのは

怖くなってしまう。

 

スピードショットよりゆっくりのショットの方が攻撃力は

落ちるけど、ゆっくりショットでちゃんとコートの端から端に

配球して相手を動かす事が出来たら、パワーとはまた違う

攻撃力が得られるし、それこそコートの広さを利用できる

こととなる。

 

自分のショットがどのくらいのスピードであれば

コートの端から端へコントロール出来るのか

ちゃんと知っておかないといけないよ。
そのスピードでちゃんと試合に臨まないといけないのだ。

勝ち上がる気、あるのかっ?

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/21(金) 10:25

高校卒業してから上京してテニスコーチに

なったんだけど、そこでコーチしながら選手活動している

人達を出会う事が出来た。

そのコーチ兼選手の先輩達に、どういう気持ちで試合に

出れば良いのか、色々教わったよ。

 

その先輩達は俺よりもレベルが高くて、強かったんだけど

俺も頑張ってそういう人達と同じカテゴリーの大会に

出場し続けて、何とか喰らい付いていこうとしていた。

当然、俺は初戦負けばかりで、先輩達は勝ち残るという

戦績が最初は続いた。

 

そんなある日、レベルの高い大会に出場したんだけど、

一回戦の相手が急なキャンセルで俺が不戦勝という形で

初日が終わった。

2回戦は次の日になるから、その日の午後はその先輩と

一緒に練習したんだけど、その時に俺が

「今日、一回戦やりたかったなぁ・・・」と言った。

すると先輩に、

「お前は勝ち上がる気持ちは無いのか!!!」って

怒られた。

 

俺としては、初戦をとても重要に思って調整してきたから

試合が無くて拍子抜けしてそう言ったんだけど

確かに予選を突破し、本戦でどこまで勝ち上がれるか

なんて「自分には無理・・・」と思って、ただ一回戦のことばかり

考えていたんだよね。

 

レベルの事を考えたら、初戦突破出来るかどうかなんだけど

その通りに初戦のことしか考えていないと、伸びて行かない。

今の課題も重要だけど、将来的なことを考えたら、初戦を不戦勝で

勝ち上がればチャンスと考え、次のことに頭を切り替えて

おかないといけないのだ。

 

まだまだ未熟だった俺は、どうしても目の前のことばかり

考えていたんだけど、こういう先輩に色々教えてもらいながら

「選手とは何か」ということを教えられた。

「試合に出場する以上、勝ち続けて優勝する事を考える!」

選手として当たり前のことを、意外と見落としやすい。

やはりそういうことを指摘してくれる存在は重要である。

 

良い先輩に恵まれたからこそ、その後選手として

活動出来た。

20歳頃のお話でした。

まずは、ここから。

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/20(木) 10:24

テニスというスポーツは、相手と打ち合うんだけど

その打ち合いをしっかり行うためには、まずネットを

超えないといけないし、その超えたボールがちゃんと

相手コートに収まらないといけない。

 

強い選手を見ると、どうしてもその力強いビームみたいな

ショットが目に付いて、そういうライナー系のショットを

練習したくなるのだが、基本はネットに掛かりにくくて

なおかつ枠に収まりやすいショットをしっかりと練習して

身に付けないといけない。

 

ネットに掛からないようにするためには・・・弾道をしっかり

高く上げてしまえば良い。

でも上に上げるだけならアウトしてしまうので、それに

回転(スピン)を加えてボールが飛び過ぎないように

しないといけない。

 

これをストロークもボレーもサーブもスマッシュも、全て

行えるようにし、そしてこの山なりのショットを安定させて

打つ事が出来たら、今度はそれを徐々にライナーに近づけて

いけば良いのだ。

最初からライナー系のパワフルショットを練習しようとすると

安定感が得られず、逆に「一発狙い」のテニスでミスばかりに

なるからね。

 

ネットに掛かりにくく、枠に入りやすいショット・・・これ

テニスの基本です。

ダブルス練習

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/19(水) 10:23

毎日の練習の中で、皆はテニスを練習している。

でもテニスってシングルスとダブルスとあるでしょ?

皆はどっちを練習してるの?

 

もちろん技術のことを考えた基礎練習は、特にどっちの

ことも考えず練習するだろうが、そこからラリー練習、

パターン練習に移行した時には、必ずシングルスのどの

場面、ダブルスのどの場面かを考えないといけない。

 

特にダブルスの練習、皆はどうやってる?

シングルスは、1対1で打ち合いながら、打ち合っている

相手をどうしようか考えるでしょ?

でもダブルスは、そこへパートナーの存在が増えるし

敵も一人増える。

それによって、シングルスと同じテニスというスポーツ

なんだけど、ダブルスはまた違ったスポーツとして

考えながら練習しないといけない。

 

ではどういう事を考えるべきか・・・。

例えばサッカーなんかは11人いるわけでしょ?

11人全員が「攻めろ!」と一つのボールに向かって行ったら

これは勝てない。

それぞれの役割があって、その役割に基づいて行動する。

テニスも、ダブルスは2人だからサッカーと同じで、

それぞれ役割が分かれるんだよ。

 

その役割は、単純に2人いるから「繋ぐ人」「決めようとする人」

に分かれる。

もちろん元々ボレーにいた人は「決めようとする人」で後ろで

サーブ、もしくはレシーブでスタートする人は繋ぐ人。

繋ぐ人は決めようとする人のために繋ぎ、決めようとする人は

繋ぐ人の期待に応えて行動しないといけない。

そう、お互いの存在や役割を感じながら練習するべし。

 

もちろん、この役割がプレー中にどんどん入れ替わることも

あるけど、とにかくダブルスは自分以外のもう一人がいることを

考えて、それを上手く活かすための練習を普段からしておかないと
試合の中で結果を出すのは難しいよ。
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