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てにすまん 高西ともブログ

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大成高校男子テニス部

[学校訪問] 投稿日時:2010/05/13(木) 15:18

現在各地でテニスのインターハイ予選が行われている。

各都道府県の代表になることはとても名誉なことでは

あるけど、それだけ難しい事でもある。

 

俺がレッスンしている東京都の大成高校男子テニス部も

昨年のインターハイベスト8以上の結果を出すために

まずは東京都予選を勝ち抜く決意で日々練習している。

 

特に3年生はこの夏で引退するので、この3年間の集大成を

発揮したいと、気合入れて練習している。

 

こういう試合前の練習・・・とくに全国を視野に入れたレベルの

選手たちの練習はとても実戦的だ。

カッコいいテニスとか、綺麗なテニスを求めているのではなく

「勝つためのテニス」のみが目的なので、頭の中では普段の

自分の試合のイメージを作り、何が弱いか、何を活かすべきなのか

シュミレーションを怠らない。

 

大成高校のメンバーたちは、普段から大会には出場しているので

そういった自分のテニスのイメージは描きやすい。

「得意ショットは?苦手なパターンは?」と質問しても、すぐに

普段の自分の試合をイメージ出来るので返答も早いし、正確だ。

 

でもそういうのって、どんなレベルの人達も必要。

すぐ返答出来るようにしておきたい。

練習中も常に自問自答すること。

「俺のテニスって何?俺の直すべきとことは何?」

もちろん普段から頻繁に大会出場をするのがベストだけど

やはりそういうのも難しい。

せめて部活内の練習試合やポイント練習でも良いから

自分を常にチェックして、直すべき個所と活かすべき個所を

把握しておいてよ。

 

この動画は大成高校テニスの練習中のショット。

平成22年2月に撮影。


撮影機種 CASIO EXILIM FH20



どうやって打つか・・・よりも、どこで打つか

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/11(火) 15:16

ダブルスのポーチは重要だ!

ポーチをしっかり決めると、相手はボレーの存在を

怖がってミスの数を増やしてくれる可能性が高くなる。

リスクあるけど、ダブルスでポーチに出る人が

多いのはその為でもあるね。

 

そんな重要なポーチなのだが、やっぱり難しい。

そりゃ、飛び出して行って打つんだから、足が合わなかったり

慌てていてラケット振り過ぎたり・・・と、ただでさえリスクが高い

ショットなのに、余計ややこしくしてしまう。

 

ポーチを成功させるためにはどうすればいいのだろう?

ボレーの技術だろうか・・・?

いやいや、一番大事なことは「ポジション」である。

しっかりとネットに詰めて、オーバーネット出来るくらい

ラケットをネットの上にセットするような形でポーチすれば

多少フレームなんかに当たっても、何とか相手コート内に

押し込めてしまうのだ。

 

でもポジションのことなんかを考えず、ただただボールを

追いかけてポーチしようとしてしまうと、いつの間にか

ネットと並行に移動してしまう。

その結果、ボールは触れたけど、足元に落とされたり、触るのが

やっとで甘い返球になってしまうなんてことが多いよね。

 

上手い人のポーチを見てみよう。

まずはその人達がどこに立ってボレーしているのか、

ポジションに注目して覚えておこう。

そのポジションに先に入り、後は押しこむ!!

間違ってもボールを追いかけないように!

ポジションを重視しよう。

夏に向けて、さぁ準備。

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/10(月) 15:15

さぁ、もう5月も半ばに差し掛かってきた。

気温もどんどん上昇している。

暑さにしっかり対応できているかな?

まだまだ身体は暑さに対応しきれない場合が

あるので、しっかりケアをしてあげよう!!

 

暑さ対策と言えば、まずは水分補給だね。

運動して体温が上昇した分、汗で体を冷やそうと

どんどん身体の中の水分を汗に変えているんだけど

その時に身体の中のミネラルも失われてしまう。

水分補給の時に、ミネラル分・・・スポーツドリンクとか

塩の補給も必要だ。

 

それから水分とってもその水がすぐに汗となって出る訳では

ないんだよ。

飲んだ水が汗になるためにはある程度時間がかかる。

だから水分補給はテニスとかトレーニングする前に行ってよ。

一気に飲むと胃に負担も掛かるから、朝起きた瞬間から

一定の間隔でちょっとずつ飲むのが良いかな。

気付いたら一口二口・・・みたいな。

 

この時期から、とにかく汗をかくように心がけよう。

その為には、しっかり練習前に水分補給。

午前中に練習がある場合は、起きてから練習までの間に

1リットルの水分は補給しておこう。

それから、汗をかいたら出来るだけ着替えたり、こまめに

汗を拭き取ってあげること。

そうしないと次の汗が出てこないからね。

 

日焼けを避けて長袖長パンツで練習する人は特に熱が

こもりやすいし、服と身体の間に汗が溜まって、次の汗が

出にくくなるので、要注意!

出来れば日焼け怖がらずに半袖短パンを着用して欲しい。

長袖の人も、出来るだけ着替えることはやっておこう。

 

とにかくこの時期はしっかりと汗をかいて、汗腺を拡げておけば

夏本番になった時に、体温調節がしやすくなるので、

注意しておこう!!

絶対無理はしないようにね。

緊張感の中で・・・

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/09(日) 15:14

試合というものは緊張するものだ。

結果が欲しいから負けたくない。

その負けたくないという気持ちが余計に

一つ一つのショットを緊張させる。

 

だから試合が始まる前の緊張感ってとてつもない。

試合に初めて出場したのは高校の時だけど

その頃からずっと緊張感が嫌だった。

押し潰されそうになるからね。

そういった試合前の憂鬱感はずっと続いたんだけど

選手を続けているうちに、憂鬱感は無くなって行ったよ。

 

その理由は何でかというと、まず試合の中で自分が何を

すべきかということが分かって来たから。

緊張感はあるものの、そういった状況で「俺は何をすれば

いいんだろう・・・・」という迷いが無くなった。

 

それから、結果が出始めてきたことで、自分のテニスを

より多くの人に見てもらいたいという気持ちになった。

自信が付いて来たんだね。

 

「勝ちたい!」という気持ちがある以上、必ず緊張感って

付いて回るもの。

その緊張感によって何をすべきか迷ったり、弱気な選択を

してしまったりすると、緊張感がダメな方向に働く。

でも、緊張感ある中でしっかり自分の良いプレーが出来て

結果を残せると、これ以上の快感は無い。

 

皆も「緊張しないようにするためには・・・」ということを

考えるんじゃなくて、緊張した時に何をするのかを考えて

おかないと、試合中大変なことになってしまうよ。


回転掛けて、安定感

[テニスいろいろ] 投稿日時:2010/05/08(土) 15:11

練習の時って、どれだけ速いショットが打てるかを

意識して頑張ってしてしまうんだけど、実際試合に出た時

必要に感じるものは、パワーよりも安定感じゃない?

 

テニスはラケットもボールも飛ぶように出来ているから

スピードを出したり遠くに飛ばしたりするのは意外と

難しくない。

もちろん、沢山走らされたり、打点が食い込まれたりすると

別だけど、とにかくそんな飛ぶような道具を使っているから

テニスは飛ばすことよりも、枠にちゃんと入れられるかの方が

課題になるんだよね。

 

そこで重要なのが、スピン・・・回転である。

この回転量を増やしたり減らしたり、またトップスピン系、

アンダースピン系で打ち分けが出来ると、試合の中でも自分の

持っているパワーを躊躇しないで思い切り使えるから、普段から

このスピン量の調整を練習しておく必要がある。

 

でもこのスピンってどうやったらしっかり掛かるのかな?

例えばストロークの時、よくあるのが苦手ショットなのに

ライナー気味の一直線ショットを打ってしまうこと。

苦手なんだから、しっかりボールを持ち上げてネットに

引っ掛からないように打たなきゃいけないのに、何度も何度も

持ち上がらないライナー系のストロークでネットに突き刺さる。

 

「これじゃあいけない!」

と、慌ててもっと持ち上げようとするんだけど

なかなかボールは持ち上がらない。

やっと持ち上がったと思ったら、今度は回転量が足りなくて

アウト・・・。

余計に苦手意識が更に増して、入る気がしなくなる。

 

こうなった時の原因の一つが、テイクバックの大きさ。

回転を掛けたり、ボールの弾道を持ち上げたりするには、

ラケットがボールのどの方向から近づくかを理解しておかないと

いけないんだけど、ここでテイクバックを後ろに大きくしてしまうと

ボールの下から持ち上げると言うより、後ろから引っ叩いて

しまうことになり、そうなると持ち上がらず、ネットへ一直線系の

ショットになるのだ。

 

安定感のために回転を掛けるためには、ラケットでボールを

上下の動きで捕らえないといけない。

慌てたり、焦ったり、力んだりすることで、思わずテイクバックを

大きく取ってしまう癖がある人、一度素振りして確かめてみよう。
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