てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:技術【ストローク】
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繋ぎショットをマスターせよ!
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/09/07(火) 08:38
繋ぐショットを練習してるか?
自分より強い相手と戦って、勝利を
得るためには繋ぐショットがちゃんと出来るか
どうかに掛かって来る。
自分より強い相手なんだから、攻撃をする
チャンスなんてそうないもんだ。
そんなに無いから、来るまでとことん待てるような
繋ぎのショットが必要になる。
まず繋ぎのショットの条件とは何か考えてみよう。
大事なことは3つ。
① 安定感
② バウンド
③ 滞空時間
この3つが満たされていると、繋ぎのショットとして
有効なんだよ。
まず「安定感」は言うまでもないでしょ?
これが無きゃ続かない。
次に「バウンド」、これは高く弾ませるトップスピン系と
滑らせて伸びて来るようなスライス系と二つあるが
とにかくバウンドがしっかりしていれば、相手は踏み込んで
攻撃したくても出来なくなるため有効。
そして「滞空時間」。
これが結構重要なんだよ。
滞空時間が長いと、それだけラリーがゆったりになる。
そうすると、その分自分自身のポジションをより良い場所に
移動できる。
当然次に相手が打つショットに対応し易くなる。
一見地味なこの3つの要素、試合の中ではかなり重要で
意外と頻度も多いので、普段の練習の中でも意識して
おくように!!!
もちろんこういう繋ぎのショットを打ちながら、チャンスが
来たらすぐに攻撃へ移れるようにしないといけないよ。
高めのバックハンド
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/08/27(金) 10:07
色んなところで色んな高校生とか中学生を
レッスンしているが、全体的に見てバックハンドの方が
苦手な人は多いね。
でも特にバックハンドへ高く弾むショットが来た時の対応が
難しいみたい。
高めのバックハンド、どう処理したら良いのだろうか?
まずバックハンドストロークと言っても、両手打ち、片手打ちと
両方あるが、どっちにしてもラケットの持ち方とかフォームの違いは
あるけど、足の使い方はだいたい同じ。
特に苦手意識持っている人は、この足からのパワーをもらえず
上半身だけで飛ばそうと頑張るあまり、ミスに繋がるパターンが
多いんだよ。
しかも準備不足で横向き状態がしっかり出来ずに
やや正面向きで、ラケット持った腕だけ引いてしまうと
これまた足を使えない。
足からパワーもらうためには、しっかり横向き状態で
前足と後ろ足をちゃんと作る事が重要だ。
そしてその後ろの足の膝の曲げ伸ばしの反動でラケットを
振ると、深くて高いボールの処理は腕力に頼らずとも
出来るのである。
だから、相手が深くて弾むショットを打ってきたら
① まずは横向きをしっかり作り、前足後ろ足をはっきりさせる
② 十分に下がってポジションに入ったら、後ろ足にしっかり体重乗せる
③ 後ろ足で上に蹴った反動使ってラケットをボールの下から上に振り抜く
注意:打点は高めで取りましょう!
苦手意識持っている人も、まずこういった下準備をしていれば
そう難しくはないから、頑張って練習して下さいね。
準備早めで。
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/08/21(土) 10:58
色んな学校に行ってレッスンをしているので
色んな子供達のテニスを見ているんだけど、
そこでストロークを教えている時に、注意する時に
圧倒的に多いのは「準備の遅さ」だ。
準備をし始めるタイミングが遅いから、どうしても
後ろ足に重心が掛かってしまう。
それだと打点が食い込まれやすいので、打った感じが
重くなってしまう。
「重い!!」って感じると・・・重さに負けないように
テイクバックを大きめにしてしまう。
ということで、
「準備が遅い」→「打点が食い込まれる」→「テイクバックが大きくなる」
という流れになる子が多いなぁ。
どうしても最初の基礎練習をボール出しや手出しでの
練習が多くなるのと、その時にバウンドに合わせて準備を
するというリズムで覚えてしまいやすいので、こういう
癖が付きやすい。
「打ち方、ちゃんと出来ているはずなのに・・・」と
感じている人は、準備をもっと早くし始めるという事を
意識してみようよ。
バウンドに合わせて準備始めてない?
要注意です!!
チャンスボールが来たっ!!
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/07/19(月) 09:31
チャンスが来たぁ!!!
相手のショットが短い!!
ネットより高くて浮いたショット、これは一発決めてやるっ!
そう思いながら打ちこんだら・・・ミス。
なんて経験はあるだろう。
チャンスボールの時のストロークでの打ち込み、
これが意外と難しいのだ。
チャンスボールと言われながら、難しく感じるのはなぜだろう?
それはまず「チャンス!」と思うところにある。
「チャンス=決めなきゃいけない」という図式になり
プレッシャーを感じてしまうのだ。
それから相手のショットの勢いが死んでしまっている事も
ミスの原因である。
相手の勢いが使えないとなると、しっかり自分のパワーを
使わないといけない。
自分のパワー・・・・ん?自分のパワーってなんだ?
腕を力いっぱい振ることか?
なんだろう・・・・?
そう考えると、これもまた難しい。
自分のパワーとは、しっかりと足からパワーをもらうこと。
踏み込んで打つなら前足、オープンスタンスならショットを打つ
サイド側の足で踏ん張って上に蹴り上げる力が必要になる。
床反力ってやつだね。
ということは、しっかりとステップを合わせて足から
パワーをもらえるようにしておかないといけないのだ。
これからチャンスボール打つ時には、まずそのチャンスボールを
追いかける足のステップに気を付けて、上手く足からの
パワーをもらえるようにする事に気を付けてください。
でもそれ以外にも、「チャンス!一発で決めろ!!」という自分への
プレッシャーを無くし、チャンスではあるがまだまだそこから更に
崩しながら攻撃を続けて、ジワジワ追い込んでいけるような
展開にした方が墓穴を掘らずに済むかもね。
今はやりのテニス
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/07/13(火) 10:02
先日、「近年のウィンブルドンはストロークが
主体となった」ということを書いたけど、
レッドクレーで有名なフレンチオープンは逆に
オールラウンドのスタイルが多くなってきた。
10年以上前は、ベースラインから1メートル以上も
下がって、互いに「うぉりゃー!!」と叫びながら
延々とストロークを打ち合うような大会だったのが
今や、ベースラインから下がらず、しっかり踏み込んで
ストロークを繰り出し、ネットプレーでもプレッシャーを
かけていく選手が殆ど。
何が変わったのかと言うと、やはりラケットの影響は大きい。
今の選手・・・20歳から25歳くらいの選手は、テニスを
始めたばかりの頃からすでに軽くて振り抜きやすいラケットが
出回り、しっかりコンパクトにラケットを振り抜くテクニックを
身に付けている。
そうすると、下がりながらボールをよく見て合わせるようにして
打つことよりも、どんどん踏み込んでコンパクト且つ高速の
スウィングでボールを打つ方がやりやすいのだ。
だから、ウィンブルドンではネットプレーを主流とするより
ストロークの打ち合いをメインにして、勝負に出る時だけ
ネットプレーを使うような形になって来たし、フレンチオープンでは
しっかり踏み込むストロークを使っているので、ポジションを
下げることは無く、その結果10年前のテニスよりもネットプレーの
チャンスが増えてきたのだ。
そういったコンパクト且つ高速スウィングがもたらしたモノは
踏み込んで打つストロークの技術。
そしてそれによって、ライジングショットをどう使うかが
重要になって来た。
もちろん、「これから全部ライジングで打てっ!」なんて
言わないけど、今後テニスを上達させるためには、ライジングは
必要不可欠なテクニックだね。
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