てにすまん 高西ともブログ ブログテーマ:技術【ストローク】
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ラケットを振り抜けない君へ
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/07/10(土) 08:32
苦手ショットの時に、ラケットを振り切れない人が多い。
ま、苦手だから振り切れないって話なんだけど、逆に
振り切れないから苦手になった・・・とも言える。
テニスはしっかりラケットを振り抜いた方が良い。
それは例えボレーであってもそうなんだけど、もちろん
大振りするか、コンパクトな範囲で振るかの違いはあるよ。
でも、ボールに回転を加えないといけないショットが
殆どなんだから、ラケットは振り抜くべし。
でもストロークのトップスピンの場合、ちゃんと条件を
クリアしないと振り抜けないのだ。
その条件とは、ボールと身体の距離。
その距離があまりに近過ぎると、詰まってしまって
全然ラケットを振ることが出来なくなる。
じゃあどういう時に詰まってしまって、ボールとの距離が
近くなるかと言うと・・・ボールが来るのを待ってしまった時なんだよ。
相手のショットが速かったり、苦手意識を持ってしまったり
すると、自分でボールに向かって行くのを止めて、来るのを待って
しまうのだ・・・・。
そうすると、後ろ足に体重が掛かりやすく、打点も詰まりやすい。
もちろん、相手ショットが良くて、迎えに行けない時もある。
でも普段から早めに準備を終わらせる癖を付けておき
その早い準備のおかげで余った時間を使い、一歩二歩と
ボールを前に迎えに行きながら打点を前にして打つ練習を
しておくと、しっかりとしたスウィングで振り抜きやすいのだ。
「苦手だから・・・」と思っているショットも、しっかりと
迎えに行ってみよう!!
その方がラケットを自在に動かしやすいよ。
覚えておいて損はない、スライスショット
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/07/07(水) 22:16
ストローク・・・と言えばどういうショットを思い浮かべるか。
だいたいはトップスピン系だよね。
そこでスライスをイメージする人は、普段からスライスで
繋ぐテニスで手堅くやっている人か、スライスで
早めにネットを仕掛けるタイプか・・・だね。
スライス・・・アンダースピンはテニスではかなり重要。
もちろんパワフルショットにはなり難いが、コンパクトな
スウィングでボールを飛ばす事が出来るから、
動き回るステップに合わせやすいし、相手のショットが
速くても対処し易い。
また低くて伸びのある弾道を作りやすいから、ゆっくりな割には
相手に攻められにくいショットとして、よく使われる。
相手からスライスでずっと同じ所を狙われるのが嫌いって人も
多いんじゃない?
この辺りのスライスの特徴を考えると、しっかり普段から
練習しておいて、有効的に使った方がお得だと思う。
もちろん、特徴をしっかり活かしてね。
ボールはとにかくゆっくり目のショットで練習すること、
そして走り回った時に上手く使えるように、出来るだけコンパクトな
スウィングを心掛けること。
もちろんしっかりと振り抜くスライスも必要なんだけど
コンパクトなスライスは便利だよ。
コンパクトなスウィングにするコツは、しっかりと抑え込むこと。
前後にラケットを振ってしまうと大振りになりやすい。
しっかりラケットヘッドを立てて、抑え込みながらコンパクトな
トップスピンを掛けたい!!
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/06/27(日) 16:41
「ストロークの回転量を増やしたい!」
そう思ってる人多いよね。
ここで言う回転量とはトップスピンのこと。
回転量が増えれば、飛び過ぎが少なくなるから
アウトが怖くないし、ボレーに出てきた相手に対して
足元なんかも打ちやすい。
ショートクロスを狙うにも、やっぱり回転量を調整
出来ないと話にならない。
でも「俺、トップスピン掛けるの苦手・・・」という人は
いるけど、そういう人は無回転って訳ではない。
ナチュラルトップスピンで少なからずスピンは掛かっている。
もしくは逆にスライスが混ざってしまっている。
まずは自分がどっちなのか観察してみよう。
スライスが混ざってしまっている人は、根本的に違うので
また別の機会に・・・・。
今回は回転量が少ない人を対象にアドバイスします。
まず今よりも回転量を増やすってことは、もっとボールが
高速回転すると言う事になる。
ということは、単純にスウィングスピードを上げないといけない。
でもスウィングスピードを上げると何が起きるかと言うと
「飛び過ぎ」が起きるのである。
そこでスウィングスピードが上がって、ボールが飛びやすくなった分
ラケットとボールの接し方を変えていかないといけないね。
もちろんスウィングはボールを捕らえながら上に振り抜かれるので
ラケット面まで上を向いていると飛び過ぎになる。
スウィングスピードが上がった分、更に飛んでしまうので、しっかりと
ラケット面を下向きに被せ、抑えた面でボールを捕らえる必要がある。
スウィングスピードをアップさせる事と、その分ラケット面を抑えて
ボールを捕らえる事。
この二つがトップスピン量を増やす要因となるのだ。
ラケット面をより抑えるためには、グリップを変えることがおススメ
だけど、ある程度普通のグリップ持っていれば、そのまま手首の
形を変えるだけでもラケット面を変えられる。
でも、スウィングスピードがどんどん速くなってきた人は、しっかり
ウェスタン、フルウェスタンで握れるようにした方が良い。
もちろん、スウィングの形やテイクバックのリズムなんかも
重要になってくるけど、まずはしっかり振り抜く練習を意識して
スウィングスピードを上げてみよう。
トップスピンの回転量の調整は絶対必要!!
錦織選手から学ぶ、ストローク技術
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/06/22(火) 14:23
ウィンブルドンに錦織選手登場!
しかし初戦の相手はナダル。
クレーの王者とは言え、芝でもめっぽう強い
彼と最初に対戦は残念・・・。
結果は残念ながらストレートで敗れたけど
格上の選手に対してひるまず仕掛け続けた錦織選手の
テニスは最高に面白かった。
テニスはやっぱり攻撃が楽しい。
観る方もそうだけど、プレーする選手もそうだ。
その攻撃のパターンやタイミングを錦織選手は
楽しみながら選んでいるような気がした。
そういうのがセンスだよね。
錦織選手と言えば「AIR-K」。
フォアハンドストロークを前足でジャンプして打ち込む
あのショットは彼の代名詞になるほど、高くダイナミックな
打ち方でカッコいい!!
でもあのショットはパフォーマンス的な要素があるとは言え
意外と基本が出来ていないと難しいショットなのだ。
その大事な基本の部分とは前足である。
踏み込んだ前足でしっかりと床反力によって上体を上に
蹴り上げ、その反動でラケットスウィングを行うため
上に高くジャンプする事となる。
「足からパワーをもらってスウィング」
そう言われても、どう足からパワーもらうのかイマイチ
イメージが湧かない人は、錦織選手のジャンプした
フォアハンドを見てもらうと良いかもしれない。
もちろん丸っきり真似できるものではないけど、
足から上半身にパワーを伝えている様子は理解し易い。
足の使い方が上手くなると、上半身がリラックスされ
逆にスウィングもスムーズとなってスウィングスピードは
上がりやすくなるよ。
他にサーブなんかもそうだね。
さぁ、そういった事に目を向けながら、他の選手も
ウィンブルドンの中でチェックしてみよう!!
片手バックから両手バックへ
[技術【ストローク】] 投稿日時:2010/06/13(日) 02:04
俺が高校でテニスを始めた時、バックハンドストロークは
片手だった。
それはなぜかと言うと、まずスライスを習ったから。
「バックは繋げ!フォアは打てっ!」
こんなテニスでスタートしたから、片手バックスライスを
まずは覚え、それからトップスピンを練習という順番なので
当時は皆、片手バックハンドばかりだった気がする。
でもなかなか上手くいかず、バックハンドはほぼスライスで
繋ぎまくるという状態。
上手くいかなかった理由は今思うと、いくつか考えられる。
まずはスライスの安定感に依存してしまったこと。
苦手意識丸出しのバックだから、威力はないけどミスが
少ないスライスは俺にとって安心なショットだった。
その結果、スライスでしか打てないような、食い込まれた
打点で打つ事が多くなり、結局トップスピンの打点を使えず
スライスから抜け出せなかったのだ。
高校卒業してからテニスコーチしながら選手活動を始めてから
手首の怪我のせいで半ば強制的に両手バックをスタートさせた。
両手バックの打点は、片手のバックハンドトップスピンよりも
打点の幅が広い。
なので、片手バックよりかは、何とかトップスピンが打てるように
なったかな・・・。
それをキッカケに、20歳の時に両手バックハンドストロークへ
変更した。
スライスは片手のままだけどね。
でももちろん両手バックでも苦手は苦手だったね。
そこから徐々に本来の打点が分かってきて、打点が
前に移動していって、現在はかなり安定感ある
両手バックハンドストロークが打てるようになっただけでなく、
前の打点を掴んでからは、片手バックでトップスピンも
打てるようになった。
なんだ、フォームに問題があったんじゃなくて、
打点が悪かったのか。
意外と気付かないでフォームばっかり考え込んじゃうから
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