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てにすまん 高西ともブログ 2012/10/1

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相手が嫌がる水を差すプレーあれこれ

[戦術] 投稿日時:2012/10/01(月) 10:27

とにかくテニスは面白い。
何が面白いかというと、やっぱり相手との戦い。
ネットを挟んで向かい合った相手との駆け引きを
征して勝利を掴んだ時の喜びは、マラソンみたいに
自分と向き合うスポーツとはまた違う快感がある。
 
そうなると、試合の中で必要なテクニックは、自分の
プレーを高めるだけではダメで、それとは別に、相手の
プレーを落とすためのプレーが必要。
でも相手のプレーを落としてダメにさせる・・・なんて
ことは格下にはやりやすいけど、格上にいきなり
そうするのは難しい。
そこではまずは手始めに、格上の相手、もしくは
調子が乗っている厄介な相手に対して「水を差す」
プレーが欲しくなる。
 
俺の中で一番「水を差す」プレーは何かと言うと
スライスショットだ。
シングルスでもダブルスでも、「マズイ!」って雰囲気になったら
まずはスライスを多用して、冷静を装うと言うか、相手のペースを
乱すと言うか、とにかく「俺は焦ってない」というアピールが出来る。
スライスはゆったりしたペースだし、ミスの確率も低くなるし
コースの打ち分けもしやすくなるので、決定力に欠ける部分は
あるけど、こういう相手に流れがある状況では、かなり上手く
水を差してくれる。
 
他にはロブばっかりって手もあるね。
特にシングルスではこの作戦が有効なので、多用している
選手も多く見かける。
技術的にも簡単なので、試合に出始めた人がこれをまず
覚えると、相手からミスをもらいやすく、勝ちやすかったりする。
ダブルスの場合は、普段サーブ&ボレーで勝負している人が
サーブ&ベースラインステイでストロークラリーからスタート
させるのも意外と相手はやりにくいと思ってくれるもの。
悪い流れの時のサーブ&ボレーって、結構レシーバーに
サーブを叩かれて、簡単にやられやすかったりするからね。
ダブルスでのレシーブの時は、堂々とストレートロブを高々と
上げておいて、パートナーにも下がってもらい、2バックで
粘りまくる・・・なんて手も、攻めまくりたいと思っている相手に
上手く水を差すことが出来るプレーになるんだよ。
 
他にも色んな水を差すプレーはあるんだけど、どれも
共通して言えることは、勝負を焦らず粘ることと、相手の
ミスを誘うようなプレーだと言うこと。
ポイントを連続して取られ続けている時に、ちょっと相手へ
「あれっ?ポイント取りにくくなった!」って思わせたいプレー
なんだよね。
だからそれによってミスをもらいやすくはなるけど、
華麗に決めることは難しい。
 
こういう「水を差す」プレーを上手く使うコツは、
やられ続けている時によく「悔しい!反撃してやる!」と
感情的に反撃するんじゃなくて、まずは悪い流れを
断ち切って四つに組んで長いラリーを打ち合おうとする
気持ちを持つこと。
感情的じゃなくて、無感情って感じだね。
能面みたいな顔して黙々とプレーすると、より良い
効果があるかもよ。

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