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てにすまん 高西ともブログ 2012/10/29
説教してくれてありがとう・・・って言いたい。
[過去の思い出] 投稿日時:2012/10/29(月) 00:06
高校に入ってテニス部へ入部すると、先輩は二つ上の
3年生しかいなかった。
訳あって2年生が全員辞めてしまったので、その3年生が
俺たち1年生を指導してくれたんだけど、その3年生も5月で
引退したからそれからは基本的に1年生の天下となった。
当然上下関係は無いので、何かやらかしても怒られることが
なく、伸び伸びと部活動を行うことが出来たんだよ。
そんな部活動を経験してしまったもんだから、誰かから
監視されて、事細かく怒られる事が大嫌いな性格になって
しまい、よく「俺は上下関係が苦手」というのが口癖になる。
しかし18才で就職したテニスコーチの派遣会社に就職すると
そうはいかなかった。
体育会のノリが強い職場で、練習の時や宴会の時、もちろん
仕事の時にも先輩・後輩の関係を意識しないといけなかった。
と言っても、今思うと常識の範囲内ではあるが、とにかく
高校の時にぬるま湯に浸かっていた俺は、かなりストレスだった。
入社した当時は練習やレッスンの最中の態度や言葉遣い、
服装や髪型なんかも細かく注意されたし、怒られることも多かった。
若手の俺は6時から始まる朝練では一番に来ないといけないし
先輩から誘われる練習を断ることは絶対出来ない。
「なんで、そんなことまで・・・」って思ったことも多かったし、
「じゃあお前はどうなんだ?」って注意してくる先輩にこっちが
言い返したかったこともしょっちゅう。
一度、頭に来て先輩方の前で反論したこともあったけど
その時は「高西、そこへ正座してろ!」って一喝され、
正座したまま悔し涙をボロボロ流したんだよ。
そういう先輩達に囲まれて毎日を過ごしていると、心休まる
暇もない。
ホッとするのは寮に帰って自分の部屋にこもった時くらいだね。
朝6時から暗くなるまで、ずっと先輩達の目を気にしながら
過ごさなきゃいけなかったし、休みの日でも
「高西、練習しようよ」なんて声を掛けられると、コートに
顔を出さないきゃいけなかった。
でも、もともとのんびりした性格だったから、そんなストレスが
丁度良かったのか、先輩達の目が一番厳しかった最初の
2年間で、テニスもグンって伸びたし、コーチとしてのレッスンも
随分と成長することが出来た気がする。
いや、実はのんびりした性格のせいじゃないんだよ。
そこで成長出来たのは根っからの負けず嫌いな性格のおかげ。
色々文句言われるのであれば、テニスも仕事も文句言えないくらい
成長してやろうって思ったんだよ。
テニスは先輩たちを追い抜かす程のレベルになり、レッスンも
会社から文句言われないくらい人気あるレッスンやれば
事細かく注意されることもなくなるだろう・・・と。
ま、なんにせよ、誰の目も気にせず伸び伸びとテニスを
していた高校部活時代に比べ、諸先輩方の厳しい目が光る中で
ドキドキ、イライラしながらやっていた社会人コーチ時代の方が
環境のせいもあるけど、しっかり成長出来たのだ。
結局俺は「人の目を気にした方がイイのかも」って
思うようになっていった。
それからというもの、俺は周りに宣言するようになった。
「俺はランキング○○位になる!」
「海外で選手活動を行う!」
「世界ランキング取るぞ!」
とにかく、自分の中で「もしかしたら・・・」って思っている範囲の
夢や目標を色んな人たちに宣言しまくってテニスの選手活動を
行っていたんだけど、そうすると周りから
「宣言しておいて、そんな活動しかしてないの?」って軽蔑した
目で見られたり、「何やってんだ!」って怒られるとを恐れて
飽きっぽい性格の俺も、きっちり出来たんだよ。
でも、それだけじゃない。
「そんな夢を持っているなら・・・」と手助けをしてくれた人も
多かった。
そのおかげで、自分自身を心身共に成長させることが出来たし、
周りのサポートもあって、そういった夢の幾つかが実現出来たんだよ。
段々年齢も上がり、経験も豊富になってくると、なかなか
厳しく人に監視され、叱られることも少なくなっていった。
ましてやテニスなんて、個人スポーツだからチームに
所属しなくてもなんとか一人で活動できてしまうスポーツ。
その気になれば、誰からも指図受けず、自分のペースで
選手活動が出来てしまう。
でもそこで「お前、何やってんだよ!!」って一喝してくれる
ような存在がいないと、成長を続けるのって難しい・・・そう俺は
思って、ずっと選手活動をやっている間は、自分の夢を色んな
ところで言いまくったし、自分を監視してくれる存在を探した。
もちろん、そうやって監視されたり説教されることで萎縮して
しまってはダメなんだよ。
「絶対もう文句言わせないようにしてやる!」って
思わないといけないんだけど、とにかく自分のことを説教
してくれる存在が選手の成長には必要なんじゃないかなって
思っている。
そういう意味では、高校の時に伸び伸び出来た部活動は
楽しかったけど、そこでしつこく説教する先輩に対して
「チクショー!覚えてろよ!!」って気持ちになる体験が
出来なかったのは不幸なのかも・・・。
いや、もしかしたら先輩の説教のせいで潰れていた
可能性もある・・・。
難しい問題だけど、皆も説教してくれる存在がいるのであれば
感謝しよう。
そしてそれ以上文句を言わせないくらい、
頑張りまくってもらいたい。
3年生しかいなかった。
訳あって2年生が全員辞めてしまったので、その3年生が
俺たち1年生を指導してくれたんだけど、その3年生も5月で
引退したからそれからは基本的に1年生の天下となった。
当然上下関係は無いので、何かやらかしても怒られることが
なく、伸び伸びと部活動を行うことが出来たんだよ。
そんな部活動を経験してしまったもんだから、誰かから
監視されて、事細かく怒られる事が大嫌いな性格になって
しまい、よく「俺は上下関係が苦手」というのが口癖になる。
しかし18才で就職したテニスコーチの派遣会社に就職すると
そうはいかなかった。
体育会のノリが強い職場で、練習の時や宴会の時、もちろん
仕事の時にも先輩・後輩の関係を意識しないといけなかった。
と言っても、今思うと常識の範囲内ではあるが、とにかく
高校の時にぬるま湯に浸かっていた俺は、かなりストレスだった。
入社した当時は練習やレッスンの最中の態度や言葉遣い、
服装や髪型なんかも細かく注意されたし、怒られることも多かった。
若手の俺は6時から始まる朝練では一番に来ないといけないし
先輩から誘われる練習を断ることは絶対出来ない。
「なんで、そんなことまで・・・」って思ったことも多かったし、
「じゃあお前はどうなんだ?」って注意してくる先輩にこっちが
言い返したかったこともしょっちゅう。
一度、頭に来て先輩方の前で反論したこともあったけど
その時は「高西、そこへ正座してろ!」って一喝され、
正座したまま悔し涙をボロボロ流したんだよ。
そういう先輩達に囲まれて毎日を過ごしていると、心休まる
暇もない。
ホッとするのは寮に帰って自分の部屋にこもった時くらいだね。
朝6時から暗くなるまで、ずっと先輩達の目を気にしながら
過ごさなきゃいけなかったし、休みの日でも
「高西、練習しようよ」なんて声を掛けられると、コートに
顔を出さないきゃいけなかった。
でも、もともとのんびりした性格だったから、そんなストレスが
丁度良かったのか、先輩達の目が一番厳しかった最初の
2年間で、テニスもグンって伸びたし、コーチとしてのレッスンも
随分と成長することが出来た気がする。
いや、実はのんびりした性格のせいじゃないんだよ。
そこで成長出来たのは根っからの負けず嫌いな性格のおかげ。
色々文句言われるのであれば、テニスも仕事も文句言えないくらい
成長してやろうって思ったんだよ。
テニスは先輩たちを追い抜かす程のレベルになり、レッスンも
会社から文句言われないくらい人気あるレッスンやれば
事細かく注意されることもなくなるだろう・・・と。
ま、なんにせよ、誰の目も気にせず伸び伸びとテニスを
していた高校部活時代に比べ、諸先輩方の厳しい目が光る中で
ドキドキ、イライラしながらやっていた社会人コーチ時代の方が
環境のせいもあるけど、しっかり成長出来たのだ。
結局俺は「人の目を気にした方がイイのかも」って
思うようになっていった。
それからというもの、俺は周りに宣言するようになった。
「俺はランキング○○位になる!」
「海外で選手活動を行う!」
「世界ランキング取るぞ!」
とにかく、自分の中で「もしかしたら・・・」って思っている範囲の
夢や目標を色んな人たちに宣言しまくってテニスの選手活動を
行っていたんだけど、そうすると周りから
「宣言しておいて、そんな活動しかしてないの?」って軽蔑した
目で見られたり、「何やってんだ!」って怒られるとを恐れて
飽きっぽい性格の俺も、きっちり出来たんだよ。
でも、それだけじゃない。
「そんな夢を持っているなら・・・」と手助けをしてくれた人も
多かった。
そのおかげで、自分自身を心身共に成長させることが出来たし、
周りのサポートもあって、そういった夢の幾つかが実現出来たんだよ。
段々年齢も上がり、経験も豊富になってくると、なかなか
厳しく人に監視され、叱られることも少なくなっていった。
ましてやテニスなんて、個人スポーツだからチームに
所属しなくてもなんとか一人で活動できてしまうスポーツ。
その気になれば、誰からも指図受けず、自分のペースで
選手活動が出来てしまう。
でもそこで「お前、何やってんだよ!!」って一喝してくれる
ような存在がいないと、成長を続けるのって難しい・・・そう俺は
思って、ずっと選手活動をやっている間は、自分の夢を色んな
ところで言いまくったし、自分を監視してくれる存在を探した。
もちろん、そうやって監視されたり説教されることで萎縮して
しまってはダメなんだよ。
「絶対もう文句言わせないようにしてやる!」って
思わないといけないんだけど、とにかく自分のことを説教
してくれる存在が選手の成長には必要なんじゃないかなって
思っている。
そういう意味では、高校の時に伸び伸び出来た部活動は
楽しかったけど、そこでしつこく説教する先輩に対して
「チクショー!覚えてろよ!!」って気持ちになる体験が
出来なかったのは不幸なのかも・・・。
いや、もしかしたら先輩の説教のせいで潰れていた
可能性もある・・・。
難しい問題だけど、皆も説教してくれる存在がいるのであれば
感謝しよう。
そしてそれ以上文句を言わせないくらい、
頑張りまくってもらいたい。
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