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てにすまん 高西ともブログ 2012/11/13

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そりゃあ、決められる選手になりたいよね?

[戦術] 投稿日時:2012/11/13(火) 16:29

テニスはどれだけ相手からミスをもらえるか・・・が重要である。
でもやっぱり決められるショットは決めたいよね。
無理に決めようとするのは問題だけど、決めるべきところは
しっかり決めないといけない。
でもショットを決めるって意外と難しい。
どういう条件が揃うと決めのショット、エースになるんだろう。
                                     
まず決めようって思った時に頭に一番浮かびやすいのは
スピードかな。
もちろんショットのスピードが速ければ、それだけ相手が
ボールに追いつきにくくなりやすいんだけど、スピードに固執
すると意外と決まりにくかったりすることが多い。
だってスピードがあるショットを打つ場合は、打てるコースが
限られるから、コースを読まれやすくなるでしょ?
それから、あまり細かいところを狙いにくいから
端っこを避けてしまって、コース自体も甘くなりやすい。
そして一番悲しいのは、スピードを出そうと張り切り過ぎて
自滅になりやすいってことだね。
 
となると、決めのショットに必要なのは、スピードよりももっと
優先させることがあるのだ。
まずはコースだよね。
空いているコースがあって、そこにちゃんと打てれば決まる。
でもがら空きだったら、それだけでも決まるんだけど、
なかなかそんなチャンスもない。
そこで、空いたコースに打って決めるには、もう少し何かを
付け加えたいんだよ。
 
それはまず、第二候補の用意をするということ。
がら空きのコースは当然第一候補ではあるが、そこで
もう一つ第二候補のコースを用意しておくと、相手も
第一候補は警戒したいけど第二候補も気になる・・・という
ことで、相手の足が止まって、結局第一候補のコースが
決まりやすくなるんだよね。
そこで相手が気にせず第一候補を警戒していたら、
第二候補のコースへ打ってしまえばいいんだし。
もちろん第三候補、第四候補・・・とコースの候補を増やすことが
出来れば更に決まりやすくなるが、打つ本人も混乱しやすく
なるので要注意。
 
もう一つ大事なのは時間を掛けないこと。
当然相手コートにがら空きスペースがあって決めやすそうだった
としても、それは相手も気付いていることが多い。
だからそのコースに時間を掛けて狙ってたら、打つ前に相手はその
スペースを埋めてしまう。
なので、そのがら空きスペースが出来たら、すぐにボールを
そのスペースに打っていきたい。
そうなると、ワンバウンドさせて時間かけるよりノーバウンドで
処理した方がイイでしょ・・・ということで、ボレーが有効になるし
ワンバウンドさせたとしても、ライジング気味で間髪入れず
打てた方が決まりやすい。
 
結局、決めやすい条件は何かと言うと、きっちりと空いた
コースに打つこと。
その時、他に狙う候補を2箇所以上用意して、その中から自由に
選べるようにすること。
がら空きコースに狙うチャンスが出来たら、なるべくそのコースを
埋めようとする相手へ時間を与えないように前へ詰めて
決めのショットを打つこと。
その条件を損なわないようにしながらスピードのあるショットが
打てれば最高だね。