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てにすまん 高西ともブログ 2012/12/6
いつの間にか右足ばかり
[フットワーク] 投稿日時:2012/12/06(木) 13:48
右足と左足、俺の体が率先して体重を乗せたがるのは
右足である。
左足に体重は乗せられないのか。
左足一本で立つことは無理なのか。
いやいや、左足でも十分立てるよ。
でも両足選べるとなると、自然と右足を選んでしまう。
そんなことをあまり意識しないでプレーをしていた頃は
殆どのショットを右足に頼ってプレーしていた。
フォアハンドストロークはオープンスタンスばっかりだし
バックハンドストロークは逆にクローズばかり。
フォアボレーも右足だし、バックボレーは・・・その頃
下手くそだったから、それどころじゃなかったな。
とにかくサーブも右足を寄せて、そのまま右足をメインで
ジャンプして打っていたよ。
それでも何とか返球は出来るから、特に左足を軸足として
使えないことに何の違和感も感じていなかった。
その頃の価値観としては「パワー」だったからね。
いかに速いショットを打てるか・・・ばかり考えていた。
でも試合に出場し続けながら色んな対戦相手と色んな試合を
戦っていると、パワーだけじゃなくて、バランスの良いプレーが
求められていることを感じ始める。
ということは、軸足も右足ばかりじゃなくて、左足もちゃんと
使わないといけないし、その左足を軸とした打ち方を覚えることも
しなきゃいけないのだ。
特に重要だったのは、バックハンドでの深くて高いボールの処理。
斜め後ろへ下がってから、左足にしっかり体重を乗せて
打たないと簡単に相手ボールに負けて短く返球してしまう。
粘り強く俺の苦手なバックを狙ってくる相手には、ちゃんと左足を
軸としたディフェンス系バックハンドが必要だった。
フォアハンドストロークもやはり左足の軸が必要。
オープンスタンスだとどうしてもためて打ってしまうから、
大事な場面では待ちすぎてチャンスボールの打点を落として
しまってミスに繋がりやすかった。
サーブも右足を寄せて、その右足をメインで打ってしまうと
体が開きやすく、フラット系の速いのはある程度打てるけど
スライスやトップスピンのサーブが上手く打てない。
そう感じ始めてやっと左足で体を支えられるようにすることを
心がけ始めたんだよ。
左足そのもののトレーニングを行うことはもちろんだけど
けっこう素振りもやったよ。
しかもランニングショット系の素振り。
意外と全力でボールのところまで走ってから左足を軸に
して打つってことが出来なくて苦労した。
歩きながらも、左足が地面に着く瞬間を意識したりね。
ある程度しっかり左足軸の打ち方は出来るようになったけど、
結局未だに左足軸でクレーコートとかをザーって滑りながら
打つことは出来ないかな。
でも左足軸の打ち方をとことん練習して分かったことは、
案外体が勝手に左足を避けていただけであって、使い慣れると
十分左足も使える存在なんだってこと。
大事なことは、体が何となく避けている状況に気付いて、
ちゃんと避けずに使ってあげるようコントロールすること。
確かに右足の方が安定感あって良いんだけど、右足で
全てをこなそうとするのは無理だからね。
皆の足は大丈夫?
いつの間にかどっちかの足が避けられている可能性
あるかもよ。
右足である。
左足に体重は乗せられないのか。
左足一本で立つことは無理なのか。
いやいや、左足でも十分立てるよ。
でも両足選べるとなると、自然と右足を選んでしまう。
そんなことをあまり意識しないでプレーをしていた頃は
殆どのショットを右足に頼ってプレーしていた。
フォアハンドストロークはオープンスタンスばっかりだし
バックハンドストロークは逆にクローズばかり。
フォアボレーも右足だし、バックボレーは・・・その頃
下手くそだったから、それどころじゃなかったな。
とにかくサーブも右足を寄せて、そのまま右足をメインで
ジャンプして打っていたよ。
それでも何とか返球は出来るから、特に左足を軸足として
使えないことに何の違和感も感じていなかった。
その頃の価値観としては「パワー」だったからね。
いかに速いショットを打てるか・・・ばかり考えていた。
でも試合に出場し続けながら色んな対戦相手と色んな試合を
戦っていると、パワーだけじゃなくて、バランスの良いプレーが
求められていることを感じ始める。
ということは、軸足も右足ばかりじゃなくて、左足もちゃんと
使わないといけないし、その左足を軸とした打ち方を覚えることも
しなきゃいけないのだ。
特に重要だったのは、バックハンドでの深くて高いボールの処理。
斜め後ろへ下がってから、左足にしっかり体重を乗せて
打たないと簡単に相手ボールに負けて短く返球してしまう。
粘り強く俺の苦手なバックを狙ってくる相手には、ちゃんと左足を
軸としたディフェンス系バックハンドが必要だった。
フォアハンドストロークもやはり左足の軸が必要。
オープンスタンスだとどうしてもためて打ってしまうから、
大事な場面では待ちすぎてチャンスボールの打点を落として
しまってミスに繋がりやすかった。
サーブも右足を寄せて、その右足をメインで打ってしまうと
体が開きやすく、フラット系の速いのはある程度打てるけど
スライスやトップスピンのサーブが上手く打てない。
そう感じ始めてやっと左足で体を支えられるようにすることを
心がけ始めたんだよ。
左足そのもののトレーニングを行うことはもちろんだけど
けっこう素振りもやったよ。
しかもランニングショット系の素振り。
意外と全力でボールのところまで走ってから左足を軸に
して打つってことが出来なくて苦労した。
歩きながらも、左足が地面に着く瞬間を意識したりね。
ある程度しっかり左足軸の打ち方は出来るようになったけど、
結局未だに左足軸でクレーコートとかをザーって滑りながら
打つことは出来ないかな。
でも左足軸の打ち方をとことん練習して分かったことは、
案外体が勝手に左足を避けていただけであって、使い慣れると
十分左足も使える存在なんだってこと。
大事なことは、体が何となく避けている状況に気付いて、
ちゃんと避けずに使ってあげるようコントロールすること。
確かに右足の方が安定感あって良いんだけど、右足で
全てをこなそうとするのは無理だからね。
皆の足は大丈夫?
いつの間にかどっちかの足が避けられている可能性
あるかもよ。
アドバイス下さい!
[過去の思い出] 投稿日時:2012/12/06(木) 01:12
そもそもテニスの試合を頻繁に出始めたのは
20歳を過ぎてから。
当然最初は勝てない試合が続いたんだけど、
いろんな経験を経て大会の上位に顔を出せるように
なったのは25歳くらいから。
JOPの大会で優勝出来たのは30を過ぎてから
だから、まあ遅咲きというか、大会に出場していても
年齢は他の選手よりも上だったことが多かった。
そのせいか、よく試合後に「アドバイスお願いします」と
若手の相手選手から声を掛けられることが多かった。
中には俺に勝ったくせして「何かアドバイスありますか?」
なんて失礼なことを聞いてくるヤツもいたけど、そういう
選手にも「ちゃんとやらないと、俺に負けてた可能性だって
あったんだよ!」
みたいな感じで偉そうにアドバイスしてあげたもんだ。
本当は悔しくて口も聞きたくないんだけど、なんだかコーチという
仕事をしていると職業病なのか、求められるとついつい
調子に乗ってアドバイスしてしまう。
でも、こういった試合後に自分を負かした相手へ
「アドバイスお願いします!」って聞くことって、ちょっと
どうなのって思うこともあった。
俺だったら聞かないな。
だって負けたんだから悔しいでしょ?
出来れば誰もいない場所に行って「あの野郎!!!」とか
「チクショー!!って叫びたいくらいなんだから。
でも相手がどういう心境でどういう考えで自分との試合をこなして
いたかも後学のためにも聞き出したい・・・という気持ちもある。
でも30歳の俺が学生みたいな若い選手に
「アドバイスお願いします」なんて死んでも言いたくない。
そこで俺は大抵、試合終了後お互いベンチでラケットを
バッグに片付けたりしている時に「今、いくつなの?」とか
「インカレ、どうだった?」とか「どこで誰と練習しているの?」って
俺に勝った相手選手にムスっとしながらも軽く話しかけて
話の突破口を作り、そこから世間話をしながら、そのまま
本部の方まで付いていって試合後軽く話をしておく・・・という
作戦をよく使っていた。
その時はまだまだ試合の話はしない。
そしてその後、試合終わった選手が大抵行くことになる更衣室で
「おぉ!また会ったね」的な感じで再会を果たしたフリをして、
「ところでさっきの試合・・・」と本題を聞き出すのだ。
上手く行けばそのまま更に仲良くなって、後日その選手と練習の
約束まで果たす・・・というところまでいけたりしてしまう。
今思うと、そういうパターンで仲間になって練習相手と
なった選手って多い気がするし、逆にそういうことが出来なかったら
試合に出続けても選手仲間が増えないから、戦績も伸びて
いかなかっただろうね。
その瞬間は悔しいけど、やっぱり自分に勝った相手とは頑張って
話しかけておいて繋がっておく方が、練習仲間になれるから
得策だよね。
そう考えると、平気で「アドバイスお願いします」って勝者に聞く
行為も、おかしな部分はあるけど悪くないかも。
ただ、アドバイスをする方としては、質問したきりこっちの
一方通行になるようだと、その選手とその後交流を持とうと
あまり思わないな。
だって自分よりも弱い相手なんだから、よっぽど将来性が
ない限りは印象に残らないし、練習にも誘おうとは思わない。
試合で負けてもしっかり自分のテニスを自信持ってアピールして、
ある程度はしつこく付きまとって、いつの間にか選手仲間として
繋がりを作ってしまうような、アクティブで粘っこい敗者の方が
結果的にはいいって事だな。
皆も負けたら勝者に付きまとおう。
「アドバイスください」って言いにくい人は、さりげなく話しかけて
繋がりを作り、そこから頑張って後日練習をする約束をしないとね。
負けたら負けたで何かを得て帰りましょう。
20歳を過ぎてから。
当然最初は勝てない試合が続いたんだけど、
いろんな経験を経て大会の上位に顔を出せるように
なったのは25歳くらいから。
JOPの大会で優勝出来たのは30を過ぎてから
だから、まあ遅咲きというか、大会に出場していても
年齢は他の選手よりも上だったことが多かった。
そのせいか、よく試合後に「アドバイスお願いします」と
若手の相手選手から声を掛けられることが多かった。
中には俺に勝ったくせして「何かアドバイスありますか?」
なんて失礼なことを聞いてくるヤツもいたけど、そういう
選手にも「ちゃんとやらないと、俺に負けてた可能性だって
あったんだよ!」
みたいな感じで偉そうにアドバイスしてあげたもんだ。
本当は悔しくて口も聞きたくないんだけど、なんだかコーチという
仕事をしていると職業病なのか、求められるとついつい
調子に乗ってアドバイスしてしまう。
でも、こういった試合後に自分を負かした相手へ
「アドバイスお願いします!」って聞くことって、ちょっと
どうなのって思うこともあった。
俺だったら聞かないな。
だって負けたんだから悔しいでしょ?
出来れば誰もいない場所に行って「あの野郎!!!」とか
「チクショー!!って叫びたいくらいなんだから。
でも相手がどういう心境でどういう考えで自分との試合をこなして
いたかも後学のためにも聞き出したい・・・という気持ちもある。
でも30歳の俺が学生みたいな若い選手に
「アドバイスお願いします」なんて死んでも言いたくない。
そこで俺は大抵、試合終了後お互いベンチでラケットを
バッグに片付けたりしている時に「今、いくつなの?」とか
「インカレ、どうだった?」とか「どこで誰と練習しているの?」って
俺に勝った相手選手にムスっとしながらも軽く話しかけて
話の突破口を作り、そこから世間話をしながら、そのまま
本部の方まで付いていって試合後軽く話をしておく・・・という
作戦をよく使っていた。
その時はまだまだ試合の話はしない。
そしてその後、試合終わった選手が大抵行くことになる更衣室で
「おぉ!また会ったね」的な感じで再会を果たしたフリをして、
「ところでさっきの試合・・・」と本題を聞き出すのだ。
上手く行けばそのまま更に仲良くなって、後日その選手と練習の
約束まで果たす・・・というところまでいけたりしてしまう。
今思うと、そういうパターンで仲間になって練習相手と
なった選手って多い気がするし、逆にそういうことが出来なかったら
試合に出続けても選手仲間が増えないから、戦績も伸びて
いかなかっただろうね。
その瞬間は悔しいけど、やっぱり自分に勝った相手とは頑張って
話しかけておいて繋がっておく方が、練習仲間になれるから
得策だよね。
そう考えると、平気で「アドバイスお願いします」って勝者に聞く
行為も、おかしな部分はあるけど悪くないかも。
ただ、アドバイスをする方としては、質問したきりこっちの
一方通行になるようだと、その選手とその後交流を持とうと
あまり思わないな。
だって自分よりも弱い相手なんだから、よっぽど将来性が
ない限りは印象に残らないし、練習にも誘おうとは思わない。
試合で負けてもしっかり自分のテニスを自信持ってアピールして、
ある程度はしつこく付きまとって、いつの間にか選手仲間として
繋がりを作ってしまうような、アクティブで粘っこい敗者の方が
結果的にはいいって事だな。
皆も負けたら勝者に付きまとおう。
「アドバイスください」って言いにくい人は、さりげなく話しかけて
繋がりを作り、そこから頑張って後日練習をする約束をしないとね。
負けたら負けたで何かを得て帰りましょう。
2012年12月
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