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てにすまん 高西ともブログ 2012/7
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パワーもコントロールも両方欲しい!!
[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/07/31(火) 07:12
ストロークをパワーアップさせたいけど、コントロールが
出来なければ意味がない。
何とかコントロール力を落とさずにパワーアップさせる
方法は無いのか・・・・って誰もが考えていると思うんだけど、
皆、パワーアップさせるためには何を意識しているのか、
そしてコントロール力を上げるためには何に気を付けているのか、
その両方が分かっていて、両立させればパワーもコントロールも
得られるんじゃない?
例えば「もっと速いショットを!!!」って思ったら、当然
スィングスピードを上げるよね?
でも腕力だけじゃ力んでしまってスィングスピードが上がらない。
そこでスィングする時に最も力を必要とする振り始めのパワーを
軸足の床反力で作り出す。
軸足からもらったその力をキッカケに、まずは肩を支点にした
スィングで振り始めればスィングスピードも上がる。
だけど、そのままだと大振りすぎてスィングにキレがないし、
何よりコントロールがしにくい。
逆に「ちゃんとコントロールしなきゃ」と思いながらプレーする時は
どうやっているかな?
ミスが続いたり、大事な場面で確実に入れなきゃいけないって時に
そういう気持ちでプレーすると思うんだけど、その場合は
いわゆる「小手先」でプレーしてしまうでしょ?
大振りは避けて、小さなスィングでラケット面を確実に打ちたい
方向へ合わせやすくする打ち方を選んでしまう。
もちろんこのやり方はコントロールしやすいけど、肘とか手首を
支点にしてしまうからパワーがちょっと足りない。
じゃあ軸足をキッカケにしたパワーと、小手先打ちのコントロールを
上手く融合して、パワーはあるけどコントロール力もある打ち方って
出来ないんだろうか?
まず大事なことはパワーを生み出すにはどうするかということなんだけど
しっかり軸足を決めてその足で肩を支点にしたスィングを作る。
その、パワーはあるが大振りのスィングを肘が支点、更に手首が
支点となった小手先のコントロール重視のスィングに切り替えて
いきたいんだけど、ここで重要となるのが腰である。
軸足の床反力をキッカケにした大振りのスィングは腰の回転が
あるからこそ生まれるんだけど、そのまま腰を最後まで回して
しまうと大振りのままだし、何よりスィングが腰の動きに引っ張られて
横振りになってしまう。
このパワーを生んだ腰の回転をビシッとどこかでしっかりと
止めることが重要なんだよね。
そしてこの腰の回転が止まったと同時に今度は肘を支点に
したいわゆる小手先スィングに切り替わるのだ。
ということは、パワーショットとコントロールを融合させるためには
腰の回転を上手く止められるかどうか・・・になる。
でも腰の回転をタイミングよく止めるためには、いくつか
注意点がある。
まずはバランスをしっかり保つこと。
腰が引けている状態だと、そもそも腰の回転も起こらない。
逆にのけ反り過ぎていると、体が回りすぎてしまうこともある。
それから、腰をビシッと止めるってことは足も決まってないと
いけない。
流れとしては、足でパワーを生み、そのパワー系スィングを
腰の回転で止めてコントロール系小手先スィングに切り替える
という感じだね。
でも大振りから小手先系に切り替えると、スィングスピードは
逆に上がるので、意外とこれをマスターすると更なる
パワーアップも期待できる。
足で作ったパワーを腰でコントロールする。
それを腕の振りだけでパワーとコントロールを作ろうとしていると
上手くいかないので気を付けよう。
出来なければ意味がない。
何とかコントロール力を落とさずにパワーアップさせる
方法は無いのか・・・・って誰もが考えていると思うんだけど、
皆、パワーアップさせるためには何を意識しているのか、
そしてコントロール力を上げるためには何に気を付けているのか、
その両方が分かっていて、両立させればパワーもコントロールも
得られるんじゃない?
例えば「もっと速いショットを!!!」って思ったら、当然
スィングスピードを上げるよね?
でも腕力だけじゃ力んでしまってスィングスピードが上がらない。
そこでスィングする時に最も力を必要とする振り始めのパワーを
軸足の床反力で作り出す。
軸足からもらったその力をキッカケに、まずは肩を支点にした
スィングで振り始めればスィングスピードも上がる。
だけど、そのままだと大振りすぎてスィングにキレがないし、
何よりコントロールがしにくい。
逆に「ちゃんとコントロールしなきゃ」と思いながらプレーする時は
どうやっているかな?
ミスが続いたり、大事な場面で確実に入れなきゃいけないって時に
そういう気持ちでプレーすると思うんだけど、その場合は
いわゆる「小手先」でプレーしてしまうでしょ?
大振りは避けて、小さなスィングでラケット面を確実に打ちたい
方向へ合わせやすくする打ち方を選んでしまう。
もちろんこのやり方はコントロールしやすいけど、肘とか手首を
支点にしてしまうからパワーがちょっと足りない。
じゃあ軸足をキッカケにしたパワーと、小手先打ちのコントロールを
上手く融合して、パワーはあるけどコントロール力もある打ち方って
出来ないんだろうか?
まず大事なことはパワーを生み出すにはどうするかということなんだけど
しっかり軸足を決めてその足で肩を支点にしたスィングを作る。
その、パワーはあるが大振りのスィングを肘が支点、更に手首が
支点となった小手先のコントロール重視のスィングに切り替えて
いきたいんだけど、ここで重要となるのが腰である。
軸足の床反力をキッカケにした大振りのスィングは腰の回転が
あるからこそ生まれるんだけど、そのまま腰を最後まで回して
しまうと大振りのままだし、何よりスィングが腰の動きに引っ張られて
横振りになってしまう。
このパワーを生んだ腰の回転をビシッとどこかでしっかりと
止めることが重要なんだよね。
そしてこの腰の回転が止まったと同時に今度は肘を支点に
したいわゆる小手先スィングに切り替わるのだ。
ということは、パワーショットとコントロールを融合させるためには
腰の回転を上手く止められるかどうか・・・になる。
でも腰の回転をタイミングよく止めるためには、いくつか
注意点がある。
まずはバランスをしっかり保つこと。
腰が引けている状態だと、そもそも腰の回転も起こらない。
逆にのけ反り過ぎていると、体が回りすぎてしまうこともある。
それから、腰をビシッと止めるってことは足も決まってないと
いけない。
流れとしては、足でパワーを生み、そのパワー系スィングを
腰の回転で止めてコントロール系小手先スィングに切り替える
という感じだね。
でも大振りから小手先系に切り替えると、スィングスピードは
逆に上がるので、意外とこれをマスターすると更なる
パワーアップも期待できる。
足で作ったパワーを腰でコントロールする。
それを腕の振りだけでパワーとコントロールを作ろうとしていると
上手くいかないので気を付けよう。
テニス人生で一番暑かったあの日
[過去の思い出] 投稿日時:2012/07/30(月) 10:17
暑さは嫌いじゃない。
真夏の炎天下の中、3時間も4時間も粘り続けて
勝利を手にした思い出はけっこうあるかも。
暑さを嫌がっている相手を前にすると、もっと
暑くなれ~って願ってしまうほど。
でも暑さは慣れだよ。
毎日炎天下の中で練習していたら、多少の暑さは
気にならない。
ということは、暑さに強い!と言い切る俺も、ちゃんと
暑い中毎日コートに立っていないと、暑さにやられて
しまうってことだよね。
でも現役の頃は、毎日レッスンやら練習で常にコートに
立っていたから大丈夫・・・のはずだったんだけど、
スペインへ初めて行った24歳の頃、コートに立てない日が
続いてしまった。
その理由は、日本からスペインに行くための手続きやら
移動のため。
本当はその年の3月に行くはずだったのだが、ビザが
なかなか発行されず、なんやかんやと出発は5月の中旬を
過ぎてしまったのだ。
ビザの発行を待っている間は、当然日本で練習したり
レッスンしたりして待っていたんだけど、スペイン大使館から連絡が
あれば、何度も足を運ばないといけなかったり、荷物を実家へ送ったり
持って行ったりしないといけなかったりと、なかなかしっかり
練習出来る状況ではなかった。
毎年夏が始まる前の5月に、まずはしっかり暑さに
耐えられる下地を作らないといけないし、ここで暑さを
覚えると汗腺も開いて汗もしっかり出てくれるので楽になる。
でもこの大事な時期に、ビザの申請と出発の準備に
追われた状態で結局バタバタと練習不足でスペインに渡った。
行った先は地中海に面したバルセロナ。
5月といえど、地中海性気候のこの場所は、もう夏に近い
暑さを感じたのを今でも覚えている。
その時点で一週間ぶりのテニスだったし、暑さに慣れる暇が
無かった俺の体はとにかく「暑い!!!!!!」
って強烈に感じた。
そんな暑さの中俺を待っていたのはスペインドリルの洗礼。
ゆっくりなボールなんだけど、コートの端から端、前へ後ろへ
何十球と動かされては打ち、打っては動かされるという練習が
ずっと続くのだ。
最初はほんの10球くらいで終わると思っていたら、
打っても打ってもコーチからのボール出しは終わらない。
「なんだこれ?一生続くのか・・・?」
そんな不安を感じると暑さは余計に辛くのしかかってくる。
でも新天地でコーチに頑張っている姿をアピールしたい俺は
とにかく頑張った。
頑張ったけど本当に「なんて暑さなんだ」って辛く感じた
スペイン初日の練習でした。
でもやっぱり7月、8月になると、その時と比べ物にならない
ほど暑くなった。
だけど、やっぱり初日の練習の暑さの方が強烈に感じたし、
帰国してからは、湿度の高い日本の方が実は、暑さが厳しいんじゃ
ないかって思ったけど、スペインの初日よりは楽に思った。
新天地で気合入りすぎて空回りの部分もあったかも
しれないが、のちのち思ったのは、4月5月の練習を怠ると
5月の暑さでもバテてしまうんだってこと。
夏の炎天下でしっかりパフォーマンスするには、暑さに耐える
下地をしっかり作っておくことと、スペイン人のコーチは
永遠にボールを出し続けるという覚悟をしておくこと。
真夏の前にハードな練習で毎日しっかり汗をかいておこう。
真夏の炎天下の中、3時間も4時間も粘り続けて
勝利を手にした思い出はけっこうあるかも。
暑さを嫌がっている相手を前にすると、もっと
暑くなれ~って願ってしまうほど。
でも暑さは慣れだよ。
毎日炎天下の中で練習していたら、多少の暑さは
気にならない。
ということは、暑さに強い!と言い切る俺も、ちゃんと
暑い中毎日コートに立っていないと、暑さにやられて
しまうってことだよね。
でも現役の頃は、毎日レッスンやら練習で常にコートに
立っていたから大丈夫・・・のはずだったんだけど、
スペインへ初めて行った24歳の頃、コートに立てない日が
続いてしまった。
その理由は、日本からスペインに行くための手続きやら
移動のため。
本当はその年の3月に行くはずだったのだが、ビザが
なかなか発行されず、なんやかんやと出発は5月の中旬を
過ぎてしまったのだ。
ビザの発行を待っている間は、当然日本で練習したり
レッスンしたりして待っていたんだけど、スペイン大使館から連絡が
あれば、何度も足を運ばないといけなかったり、荷物を実家へ送ったり
持って行ったりしないといけなかったりと、なかなかしっかり
練習出来る状況ではなかった。
毎年夏が始まる前の5月に、まずはしっかり暑さに
耐えられる下地を作らないといけないし、ここで暑さを
覚えると汗腺も開いて汗もしっかり出てくれるので楽になる。
でもこの大事な時期に、ビザの申請と出発の準備に
追われた状態で結局バタバタと練習不足でスペインに渡った。
行った先は地中海に面したバルセロナ。
5月といえど、地中海性気候のこの場所は、もう夏に近い
暑さを感じたのを今でも覚えている。
その時点で一週間ぶりのテニスだったし、暑さに慣れる暇が
無かった俺の体はとにかく「暑い!!!!!!」
って強烈に感じた。
そんな暑さの中俺を待っていたのはスペインドリルの洗礼。
ゆっくりなボールなんだけど、コートの端から端、前へ後ろへ
何十球と動かされては打ち、打っては動かされるという練習が
ずっと続くのだ。
最初はほんの10球くらいで終わると思っていたら、
打っても打ってもコーチからのボール出しは終わらない。
「なんだこれ?一生続くのか・・・?」
そんな不安を感じると暑さは余計に辛くのしかかってくる。
でも新天地でコーチに頑張っている姿をアピールしたい俺は
とにかく頑張った。
頑張ったけど本当に「なんて暑さなんだ」って辛く感じた
スペイン初日の練習でした。
でもやっぱり7月、8月になると、その時と比べ物にならない
ほど暑くなった。
だけど、やっぱり初日の練習の暑さの方が強烈に感じたし、
帰国してからは、湿度の高い日本の方が実は、暑さが厳しいんじゃ
ないかって思ったけど、スペインの初日よりは楽に思った。
新天地で気合入りすぎて空回りの部分もあったかも
しれないが、のちのち思ったのは、4月5月の練習を怠ると
5月の暑さでもバテてしまうんだってこと。
夏の炎天下でしっかりパフォーマンスするには、暑さに耐える
下地をしっかり作っておくことと、スペイン人のコーチは
永遠にボールを出し続けるという覚悟をしておくこと。
真夏の前にハードな練習で毎日しっかり汗をかいておこう。
心の中の頼もしい味方
[メンタル] 投稿日時:2012/07/27(金) 13:27
テニスの試合中、自分で自分によく声を掛ける。
「お前は何やってるの?」とか「バカだな。」という
批判めいた言葉の時もあれば、
「大丈夫!」「まだまだお前はやれる」といった
激励の言葉の時もある。
「ちょっと熱くなり過ぎじゃない?」とか
「このやり方でいいの?」といった
感じで意見することも多いね。
声を掛けると言っても、だいたいは頭の中で
思う程度なんだけど、場合によっては実際、
声に出して自分に言い聞かせる時もあるし、
叫んだことも一度や二度じゃない。
話し掛けているのは紛れもなく自分自身である。
だから自分の考えを独り言のように言っているのかと言うと、
そうではなく、客観的な立場からの一般論を自分が
自分自身に言っている。
だから、自分の中にもう一人誰かがいて、その別人が常に
話し掛けてくれる感じだ。
そしてその別人さんは感情に流されないし、弱気な発言もしない。
いつも冷静な立場で話し掛けてくれるのだ。
だからコーチみたいな感じかと言うと、それはちょっと違う。
具体的な戦術のアドバイスやフォームのチェックは
その別人が決めるのではなく、自分で考え、自分で決める。
その別人さんはただ自分が決めたことや起こした行動、
それまでの結果などをチェックして一般論として意見するだけ。
その別人さんが試合中に話し掛けてくれる時は、気持ちが
落ち着いてプレーに専念できる。
思い切ったことをやる時も、「うん、いけるよ!」って励まして
自信を与えてくれるし、ピンチに陥っても「大丈夫だよ!」って
希望と可能性を常に意識させてくれるから、気持ちが途切れる
ことがない。
本当に頼もしい別人さんである。
だけど、昔はこんな頼りになる別人さんじゃなかった。
まだ試合で勝てない頃はとてつもなく足を引っ張る
存在だったのだ。
思い切ったことをやろうとすると、
「え~!!どうせミスするんじゃない?」って頭を
過ぎらせたり、ピンチに陥ると「無理だよ、もう勝てない!」って
試合を放棄させようとする言葉を投げかけてくる。
その言葉によって、不安や焦りが膨らんでラケットが
振れなかったり、チャンスで攻めきれなかったりした。
でも考えてみれば、これもやっぱり心の中の別人さんが
その段階での経験データを基に一般論を述べただけだから
正当な評価なのかもしれない。
まだまだ勝てないテニスをしていた当時の俺は、思い切った
ことをした時は殆どミスしていたし、負けそうな試合はそのまま
粘れず、素直に負けていたからね。
そんな心の中の別人さんが頼もしい存在に成長してくれたのは
とにかくたくさん練習して、たくさん大会に出場して、たくさん
いろんな人のテニスを見たり、一緒に対戦したことで、
テニスというスポーツには色んなパターンや戦い方があり、
ピンチの場面でも工夫すれば乗り越えられる術があるという
データが揃うようになってから。
多くの経験を経てやっと心の中にいる別人さんは前向きな
評価を試合中にしてくれるようになり、「大丈夫!」って
言ってくれるようになったんだよ。
試合中の苦しい場面では、絶対自分のことを信じていないと
乗り越えることは出来ない。
でも自分のことを信じる為には、ただ「信じろ!」だけでは
無理なんだよね。
たくさん玉数を打ち、多くの人と練習し、色んなトレーニングし、
もちろんたくさん試合もこなし、色んな上手い選手のプレーを
見ることでやっと自分が自分を信じることが出来る。
まだまだ自分の中にいる別人さんが、自分自身のことを
「どうせ、無理なんじゃない?」って言う場合は、つべこべ言わずに
もっと多くの経験を積めるような行動を取らないとね。
多くのデータを収集して、心強い別人さんを心の中に育ててね。
「お前は何やってるの?」とか「バカだな。」という
批判めいた言葉の時もあれば、
「大丈夫!」「まだまだお前はやれる」といった
激励の言葉の時もある。
「ちょっと熱くなり過ぎじゃない?」とか
「このやり方でいいの?」といった
感じで意見することも多いね。
声を掛けると言っても、だいたいは頭の中で
思う程度なんだけど、場合によっては実際、
声に出して自分に言い聞かせる時もあるし、
叫んだことも一度や二度じゃない。
話し掛けているのは紛れもなく自分自身である。
だから自分の考えを独り言のように言っているのかと言うと、
そうではなく、客観的な立場からの一般論を自分が
自分自身に言っている。
だから、自分の中にもう一人誰かがいて、その別人が常に
話し掛けてくれる感じだ。
そしてその別人さんは感情に流されないし、弱気な発言もしない。
いつも冷静な立場で話し掛けてくれるのだ。
だからコーチみたいな感じかと言うと、それはちょっと違う。
具体的な戦術のアドバイスやフォームのチェックは
その別人が決めるのではなく、自分で考え、自分で決める。
その別人さんはただ自分が決めたことや起こした行動、
それまでの結果などをチェックして一般論として意見するだけ。
その別人さんが試合中に話し掛けてくれる時は、気持ちが
落ち着いてプレーに専念できる。
思い切ったことをやる時も、「うん、いけるよ!」って励まして
自信を与えてくれるし、ピンチに陥っても「大丈夫だよ!」って
希望と可能性を常に意識させてくれるから、気持ちが途切れる
ことがない。
本当に頼もしい別人さんである。
だけど、昔はこんな頼りになる別人さんじゃなかった。
まだ試合で勝てない頃はとてつもなく足を引っ張る
存在だったのだ。
思い切ったことをやろうとすると、
「え~!!どうせミスするんじゃない?」って頭を
過ぎらせたり、ピンチに陥ると「無理だよ、もう勝てない!」って
試合を放棄させようとする言葉を投げかけてくる。
その言葉によって、不安や焦りが膨らんでラケットが
振れなかったり、チャンスで攻めきれなかったりした。
でも考えてみれば、これもやっぱり心の中の別人さんが
その段階での経験データを基に一般論を述べただけだから
正当な評価なのかもしれない。
まだまだ勝てないテニスをしていた当時の俺は、思い切った
ことをした時は殆どミスしていたし、負けそうな試合はそのまま
粘れず、素直に負けていたからね。
そんな心の中の別人さんが頼もしい存在に成長してくれたのは
とにかくたくさん練習して、たくさん大会に出場して、たくさん
いろんな人のテニスを見たり、一緒に対戦したことで、
テニスというスポーツには色んなパターンや戦い方があり、
ピンチの場面でも工夫すれば乗り越えられる術があるという
データが揃うようになってから。
多くの経験を経てやっと心の中にいる別人さんは前向きな
評価を試合中にしてくれるようになり、「大丈夫!」って
言ってくれるようになったんだよ。
試合中の苦しい場面では、絶対自分のことを信じていないと
乗り越えることは出来ない。
でも自分のことを信じる為には、ただ「信じろ!」だけでは
無理なんだよね。
たくさん玉数を打ち、多くの人と練習し、色んなトレーニングし、
もちろんたくさん試合もこなし、色んな上手い選手のプレーを
見ることでやっと自分が自分を信じることが出来る。
まだまだ自分の中にいる別人さんが、自分自身のことを
「どうせ、無理なんじゃない?」って言う場合は、つべこべ言わずに
もっと多くの経験を積めるような行動を取らないとね。
多くのデータを収集して、心強い別人さんを心の中に育ててね。
ストロークのスタンスはオープン?クローズ?
[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/07/26(木) 10:26
ストロークのスタンスって大きく分けるとオープンスタンスと
クローズスタンスに分けられるけど、どっちが良いんだろう?
プロの試合を見るとオープンスタンスをよく使っているから
「現代テニスはオープンスタンスだ!」って思っている人
いるけど、フェデラーもジョコビッチもちゃんとクローズスタンスを
使っていることもあるよ。
ただ、レベルの高いプロの試合になると、高くしっかり弾む
ショットが殆どで、しかもサイドにも動かされるので、
オープンスタンスの出番も多くなる。
そう、オープンスタンスは高い打点や深いショット、そしてサイドに
動かされた時の対処に便利なスタンスなんだよ。
それと対照的なクローズスタンスは、踏み込んで打つので
速いテンポで攻撃的なショットを打つ時により効果を発揮する。
ただ踏み込むのでやっぱり外に動かされた時には難しい。
バウンドの高さも、相手ショットのコースも、ある程度厳しくない
状態じゃないと、クローズスタンスのストロークって登場させにくい。
だから厳しいショットの打ち合いになりやすいプロの試合は
自ずとオープンスタンスのストロークでの打ち合いが多くなり
「プロはオープンスタンスなんだ!?」って思われやすいのだ。
その中でアドバンテージ握ってチャンスを迎えた選手が
クローズスタンスの打ち込みでトドメを刺したり、アプローチして
ネットプレーに繋げたりするパターンが多くなるんだよ。
ということは、レベルが低くなればなるほど、それだけ厳しい
ショットが減ってチャンスの場面も多くなるので、オープンスタンスの
登場場面が減って、クローズスタンスの場面が増えるのだ。
でも当然勝ち上がっていけば相手のレベルも上がるので、
オープンスタンスは必要。
大事なことは、両方使えるようにしておいて、ちゃんと状況に
応じて使い分けが出来る判断力を養っておかないと
いけないってことだね。
でもオープンスタンスとクローズスタンス、軸足が変わるんだけど
皆もちゃんと、両方の軸足使えるかな?
俺は昔、右足に体重を乗せることは好きだったけど左足が
苦手だったんだよ。
なので、フォアの場合は後ろ足を軸にするオープンスタンスが
打ちやすくて、バックの場合は踏み込むクローズスタンスしか
打てなかった。
結果、フォアのチャンスが来てもなかなか迎えにいけないし
打ち込めない。
バックの場合は前足しか使えないから、粘ることが出来なくて
困った記憶があるが、その頃はどっちの軸足を使うかなんて
分からなかったからね。
今後レベルの高い相手と対戦することを考えたら、フォアバック共に
しっかりとオープンスタンスで打てるようにしないといけないし、
粘った結果チャンスを引き出した時のためにクローズスタンスも
フォアバック両方使えるようにしておかないといけない。
そしてそのためにも、右足、左足、両方しっかり軸足に出来るよう
意識して練習しておかないとね。
クローズスタンスに分けられるけど、どっちが良いんだろう?
プロの試合を見るとオープンスタンスをよく使っているから
「現代テニスはオープンスタンスだ!」って思っている人
いるけど、フェデラーもジョコビッチもちゃんとクローズスタンスを
使っていることもあるよ。
ただ、レベルの高いプロの試合になると、高くしっかり弾む
ショットが殆どで、しかもサイドにも動かされるので、
オープンスタンスの出番も多くなる。
そう、オープンスタンスは高い打点や深いショット、そしてサイドに
動かされた時の対処に便利なスタンスなんだよ。
それと対照的なクローズスタンスは、踏み込んで打つので
速いテンポで攻撃的なショットを打つ時により効果を発揮する。
ただ踏み込むのでやっぱり外に動かされた時には難しい。
バウンドの高さも、相手ショットのコースも、ある程度厳しくない
状態じゃないと、クローズスタンスのストロークって登場させにくい。
だから厳しいショットの打ち合いになりやすいプロの試合は
自ずとオープンスタンスのストロークでの打ち合いが多くなり
「プロはオープンスタンスなんだ!?」って思われやすいのだ。
その中でアドバンテージ握ってチャンスを迎えた選手が
クローズスタンスの打ち込みでトドメを刺したり、アプローチして
ネットプレーに繋げたりするパターンが多くなるんだよ。
ということは、レベルが低くなればなるほど、それだけ厳しい
ショットが減ってチャンスの場面も多くなるので、オープンスタンスの
登場場面が減って、クローズスタンスの場面が増えるのだ。
でも当然勝ち上がっていけば相手のレベルも上がるので、
オープンスタンスは必要。
大事なことは、両方使えるようにしておいて、ちゃんと状況に
応じて使い分けが出来る判断力を養っておかないと
いけないってことだね。
でもオープンスタンスとクローズスタンス、軸足が変わるんだけど
皆もちゃんと、両方の軸足使えるかな?
俺は昔、右足に体重を乗せることは好きだったけど左足が
苦手だったんだよ。
なので、フォアの場合は後ろ足を軸にするオープンスタンスが
打ちやすくて、バックの場合は踏み込むクローズスタンスしか
打てなかった。
結果、フォアのチャンスが来てもなかなか迎えにいけないし
打ち込めない。
バックの場合は前足しか使えないから、粘ることが出来なくて
困った記憶があるが、その頃はどっちの軸足を使うかなんて
分からなかったからね。
今後レベルの高い相手と対戦することを考えたら、フォアバック共に
しっかりとオープンスタンスで打てるようにしないといけないし、
粘った結果チャンスを引き出した時のためにクローズスタンスも
フォアバック両方使えるようにしておかないといけない。
そしてそのためにも、右足、左足、両方しっかり軸足に出来るよう
意識して練習しておかないとね。
両立させるからこそ価値がある。
[過去の思い出] 投稿日時:2012/07/25(水) 16:00
18才で上京してテニスコーチの派遣会社に
就職し、テニススクールでコーチしながら選手活動を
していたのだが、30歳で退職。
ま、若気のいたりもあって辞めたのだが、次に何か
あてがあった訳でもなく、勢いで辞めると言ってしまった。
そのくせ選手活動はまだ続けたいと思っていたので、
練習やトレーニングをしながら次の仕事を探した。
色んなスクールからお話をもらえたことは嬉しかったけど
「月2大会ほど大会には出場するんですが・・・」と告げると
「う~ん、じゃあ厳しいかな」となる。
どこもそこまでレッスンを休まれると厳しいのだ。
それでも何とか貯金を切り崩しながら試合にエントリーして
練習してトレーニングして、選手活動を続けていた。
大会に出場すると賞金は出るんだけど、そんなのエントリー代や
遠征の交通費、宿泊費、滞在費なんかで消えるどころか、
赤字になることが殆ど。
出場しないほうがマシなくらい。
しかし貯金が減り続けても「選手を辞めよう」って思わなかった。
「お金が無いなぁ」って感じながらも、変わらず全国各地の
試合に出場し続けた。
ある時には1週間、海外に遠征も行ってきた。
スペインのカナリア諸島で開催されたチャレンジャー大会に
行ってきたんだけど、さすがに帰国したあと、通帳を見て
そこに記されていた残高3万円の数字を見た時には
選手活動の危機を感じた。
でも、やっぱり「終わりだな」って思わなかった。
3万円でどうやって選手活動を続けるのかって
考えていたよ。
しかしそれから、色んな選手仲間や元職場のコーチ仲間から
情報をもらったり仕事を紹介してもらい、徐々に仕事が
増えるようになったのだ。
でもそうやって仕事を斡旋してくれた人たちは口を揃えて
同じことを言っていた。
「選手活動もコーチ業も、両方頑張っているから紹介した」
借金はしなかったけど、どんどん自分のテニスにお金をかけて
まで頑張った分、幸運なことに、それが自分の仕事として
跳ね返ってきたのだ。
18才でテニスコーチを本業として頑張り始めた時には
会社の命令で義務練習と試合に出場していた。
それは選手活動で得た経験をレッスンに活かせ・・・という
会社の方針だったのだ。
特に選手活動には興味なかった俺も、命令じゃ仕方ないと
渋々頑張っていたんだけど、段々と選手の世界へのめり込むと
同時に、レッスンのための選手活動が、いつの間にか選手活動の
資金集めのためのレッスンというスタンスになっていった。
もちろんレッスンは手を抜かずしっかりとやったけど、
頭の中には自分がレベルアップすることの方が占めていた。
でもここに来て、会社という後ろ盾がなくなり、その中で
選手という活動をしていかないといけなくなったときに、
自分の立場というものがはっきりと認識できた。
それは「テニス選手コーチ」であるということ。
レッスンは選手活動のためでもあり、選手活動は
レッスンのためでもある。
コーチの立場も選手の立場も、両方プロとしてベストを尽くす
からこそ、両方が成り立っているんだなって。
本当はスポンサーが付いて、テニスだけやってりゃあ
いいような選手活動をしたかったんだよ。
コーチ業は嫌いじゃないけど、選手の活動に専念したいと
思っていた。
もちろん32才で引退するまでその希望は変わらなかったけど
心の中では、選手とコーチ、両方のプロとして生きていく
ことを誇りに感じるようになっていった。
だって選手として頑張って結果を出した分、それが仕事の本数に
反映されたし、そういう形で仕事が盛り上がった分だけ
また選手活動も活発に出来るようになったから。
レッスンなんて、いくらでももらえるもんだ・・・って会社に
いる頃は思っていた。
だけどフリーになって初めてレッスン出来る幸せを、
感じたし、そのレッスンが自分自身の選手活動によって
生み出されるって分かったら、益々両方に対してプロ意識が
芽生えた。
「テニス選手コーチ」
今の日本のテニス界にはこういう選手がたくさんいる。
両立の難しさはあるけれど、両立させるからこそ価値がある。
就職し、テニススクールでコーチしながら選手活動を
していたのだが、30歳で退職。
ま、若気のいたりもあって辞めたのだが、次に何か
あてがあった訳でもなく、勢いで辞めると言ってしまった。
そのくせ選手活動はまだ続けたいと思っていたので、
練習やトレーニングをしながら次の仕事を探した。
色んなスクールからお話をもらえたことは嬉しかったけど
「月2大会ほど大会には出場するんですが・・・」と告げると
「う~ん、じゃあ厳しいかな」となる。
どこもそこまでレッスンを休まれると厳しいのだ。
それでも何とか貯金を切り崩しながら試合にエントリーして
練習してトレーニングして、選手活動を続けていた。
大会に出場すると賞金は出るんだけど、そんなのエントリー代や
遠征の交通費、宿泊費、滞在費なんかで消えるどころか、
赤字になることが殆ど。
出場しないほうがマシなくらい。
しかし貯金が減り続けても「選手を辞めよう」って思わなかった。
「お金が無いなぁ」って感じながらも、変わらず全国各地の
試合に出場し続けた。
ある時には1週間、海外に遠征も行ってきた。
スペインのカナリア諸島で開催されたチャレンジャー大会に
行ってきたんだけど、さすがに帰国したあと、通帳を見て
そこに記されていた残高3万円の数字を見た時には
選手活動の危機を感じた。
でも、やっぱり「終わりだな」って思わなかった。
3万円でどうやって選手活動を続けるのかって
考えていたよ。
しかしそれから、色んな選手仲間や元職場のコーチ仲間から
情報をもらったり仕事を紹介してもらい、徐々に仕事が
増えるようになったのだ。
でもそうやって仕事を斡旋してくれた人たちは口を揃えて
同じことを言っていた。
「選手活動もコーチ業も、両方頑張っているから紹介した」
借金はしなかったけど、どんどん自分のテニスにお金をかけて
まで頑張った分、幸運なことに、それが自分の仕事として
跳ね返ってきたのだ。
18才でテニスコーチを本業として頑張り始めた時には
会社の命令で義務練習と試合に出場していた。
それは選手活動で得た経験をレッスンに活かせ・・・という
会社の方針だったのだ。
特に選手活動には興味なかった俺も、命令じゃ仕方ないと
渋々頑張っていたんだけど、段々と選手の世界へのめり込むと
同時に、レッスンのための選手活動が、いつの間にか選手活動の
資金集めのためのレッスンというスタンスになっていった。
もちろんレッスンは手を抜かずしっかりとやったけど、
頭の中には自分がレベルアップすることの方が占めていた。
でもここに来て、会社という後ろ盾がなくなり、その中で
選手という活動をしていかないといけなくなったときに、
自分の立場というものがはっきりと認識できた。
それは「テニス選手コーチ」であるということ。
レッスンは選手活動のためでもあり、選手活動は
レッスンのためでもある。
コーチの立場も選手の立場も、両方プロとしてベストを尽くす
からこそ、両方が成り立っているんだなって。
本当はスポンサーが付いて、テニスだけやってりゃあ
いいような選手活動をしたかったんだよ。
コーチ業は嫌いじゃないけど、選手の活動に専念したいと
思っていた。
もちろん32才で引退するまでその希望は変わらなかったけど
心の中では、選手とコーチ、両方のプロとして生きていく
ことを誇りに感じるようになっていった。
だって選手として頑張って結果を出した分、それが仕事の本数に
反映されたし、そういう形で仕事が盛り上がった分だけ
また選手活動も活発に出来るようになったから。
レッスンなんて、いくらでももらえるもんだ・・・って会社に
いる頃は思っていた。
だけどフリーになって初めてレッスン出来る幸せを、
感じたし、そのレッスンが自分自身の選手活動によって
生み出されるって分かったら、益々両方に対してプロ意識が
芽生えた。
「テニス選手コーチ」
今の日本のテニス界にはこういう選手がたくさんいる。
両立の難しさはあるけれど、両立させるからこそ価値がある。
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