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てにすまん 高西ともブログ

厚いグリップだとどうなるの? [技術【ストローク】]

投稿日時:2011/08/03(水) 00:42

ストロークのグリップって、選手によって
色々違って来る。
でもトップ選手になるにつれて、やっぱり厚い
握り方になっていることが多い。
厚いグリップってそんなに良いのか!!って思って
ナダルなんかと同じグリップをそのまま真似して
頑張る人をたまに見掛けるけど、大抵ボールは全然
飛んでくれなくて「あれ!!??」なんてことになる。
厚いグリップって何が良いんだろう?
 
ま、俺のグリップは選手の中ではそんなに厚い方では
なかった。
その原因はまず、スウィングスピードにある。
さほどスウィングスピードが速くない俺は、さほど厚くない
グリップでも十分ボールをコートに収めることが出来た。
 
が、もっと速いスウィングの場合は、当然ボールは
吹っ飛んで行きやすいので、厚いグリップにしてラケット面の
下向きを強調し、アウトするのを防がないといけないし、厚いグリップに
するとボールを捕らえる直前から一気にコンパクトなスウィングに
持っていけるので、スウィングスピードも更に上げやすいのだ。
 
それから、当然相手選手も厚いグリップで速いショットを打って来る
ので、ボールも勢いよくバウンドして飛んで来る。
そんなボールを全て下がって対処していたら防戦一方となるので
どこかチャンスで踏み込んで打って行きたい。
となると、ライジングでしっかりとバウンドに向かって打って行かないと
行けない時に、しっかり下向き状態が作られる厚いグリップは
ライジングの下から突き上げて飛んで来るボールを
抑え込んでパワーに変えてくれるのだ。
 
それからもう一つは、高い打点。
グリップを厚くすると、肩より高い打点でも振り抜きやすい。
「高いの苦手だなぁ」って人は、グリップを厚くして試みてみよう。
 
と言う事で、しっかり厚いグリップを使いたい人は
厚くしたことにより、ラケット面の下向きが強調されることを
上手く活かせるように、スウィングスピードやライジングでの処理も
調整しながら変えてごらん。
それをしないでグリップだけナダルにしても、ボールは逆に
飛ばなくなるだけだ。

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