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てにすまん 高西ともブログ

全てのプレーはミスをもらうため! [戦術]

投稿日時:2010/10/13(水) 09:24

テニスはポイントを取るスポーツである。
ボールの速さを競ったり、足の速さを競ったり
フォームの綺麗さを競ったり・・・ではない。
ポイントを取らないといけないのだ。
 
そのポイントはどういう風に取るのか・・・と言うと
色々ある。
取れないくらい速いショット打ってポイント取ることも
あるし、ネットに出て行ってボレーで決める・・・というのもある。
でもテニスで一番多いポイントの取り方は・・・ミスなんだよ。
相手のミスによって自分にポイントが入る。
だからテニスの練習をやる時は、最初からミスをもらうということを
前提に練習しておかないといけない。
 
「じゃあ、相手がミスするまでのんびり繋ぐ練習をすればいい?」
そう思ってしまうだろうが、それだとマズイ。
確かにレベルが低い相手の場合は、のんびり繋いでいるだけで
簡単にミスをしてくれて楽チン。
でも相手のレベルが上がって来ると、ただ待つだけではミスを
くれない。
 
そこで、相手を右に左に動かしたり、前後に揺さぶったり
たまにはボレーに出て驚かしたり・・・という風に、何か「攻撃的」
なことをしないといけなくなるのだ。
そう、攻撃というのは結局のところ、相手からミスをもらうために
行う事であって、ポイントを取る為ではないのだ。
攻撃を見せ付けておくことで相手を焦らせ、そしてその相手の
ミスの確率を増やして勝利する。
それがテニスの勝ち方なのだ。
 
だからダブルスでのポーチボレーも、超攻撃的戦術だけど
本当の目的はその後のポイントで相手の調子を狂わせるため。
レシーブダッシュで前に行くのも、サーブの相手を驚かせて
ミスを誘うため。
だからこそ、強い選手はスーパープレーを見せ付けた後、きっちりと
流れを掴み、安定した地味なプレーで確実にポイントを更に追加する。
その時に、ちょっとした相手のミスがもらえるようになりやすいからね。
 
全ポイントを自分のナイスショットで決めようと思っている人、
もう少し自分の試合の中でのポイントの取り方を考えてみよう。
派手なショットはカッコいいけど、やはりそれを続けるには
無理がある。
いつの間にか、ポイント取るどころか、相手にミスをプレゼント
してることになってない?
今一度検証するべし。
 

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