大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  初心者にストローク教える時は・・・

てにすまん 高西ともブログ

初心者にストローク教える時は・・・ [技術【ストローク】]

投稿日時:2011/04/04(月) 07:28

4月になりました。
皆、無事進級できたかな?
中学、高校共に1年生だった人は2年生になり
新入部員を迎えて先輩となる。
しっかり面倒を見てあげよう。
 
その新入部員が全くの初心者だったら、まず
何を教えてあげるのがいいのだろう?
多くのテニス部は、フォアハンドストロークのグリップの
持ち方を教えて、まずはボール出しで、それでも
難しい場合は近くから手で出してあげて、簡単な
ボールを打たせることが多い。
 
本当は打てる先輩がミニラリーでも良いから一緒に
打ってあげながら生きたボールで練習するのが一番
なんだけど、それだと一緒に打ってあげる先輩の技量も
問われるし、多くの新入部員がいるとなかなか順番が
回って来ないで待ち時間が長くなるので、ちょっと効率が悪い。
やっぱりボール出しの基礎練習が無難でいいね。
 
でもボール出し練習で気を付けないといけないことがある。
それは「準備のタイミング」だ。
初心者の人はラケットでボールを打つってこと自体難しいと
感じてしまう。
なので、ボールをよく見て慎重にラケットを振ろうとする。
その結果、バウンドに合わせてラケットを後ろに引くというタイミングで
準備しようとするのだ。
でもこれだと遅いんだよ!!
準備のタイミングは必ずバウンドするまでに終わらせること!!
 
そのタイミングで準備しないと今後ストロークの成長が難しい。
何でかと言うと、レベルが上がって行くとバウンドに向かって
踏み込んでいく打ち方に変わって行かないといけないから。
要するにステップインだね。
バウンドするまでに身体の向き、ラケットのテイクバックを完了させ
バウンドする頃にはもうそのボールに向かって足を踏み込ませて
打ちに行く、そういうタイミングを掴みたい。
 
でもバウンドに合わせて準備する癖が身に付くと
単純に速いストロークラリーのタイミングが合わないし、
逆にゆっくりのボールを打つ相手にも苦戦する。
だってゆっくりボールってなかなかバウンドしないでしょ?
バウンドしてから準備する癖があると、待ち時間長すぎて
リズムが無くなってしまう。
 
と言う事で、初心者に対して手出しやボール出しで
ストロークを教える時は、持ち方やフォームだけじゃなく
バウンドする前に準備を終わらせるということを意識させて
教えてあげて下さい。
それから既にそういう癖が身に付いている・・・という人は
今からでも遅くは無い!!!
意識して早めに準備終わらせるように練習して下さい。
頑張れ先輩!!

トラックバック一覧

<< 2020年11月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30