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てにすまん 高西ともブログ

1年生、こらっ! [過去の思い出]

投稿日時:2011/06/15(水) 12:47

高校の時、テニス部には先輩がいなかった。
詳しく言えば、1年生で入部した時には、2年生が一人もいなくて
3年生8名しかいなかった。
その3年生は5月に引退したから、1ヶ月間だけしか
先輩・後輩の関係が無かった。
 
3年生の引退後は1年生の天下となり、
それなりに頑張ってテニスはやっていたものの、今思うと
好き放題だったなぁ。
同じ学年の子供が集まると、上限関係が無いので仲良くて
良いんだけど、規律も緩くなるものだ。
 
そしてまた春になり、俺達は2年生に進級。
と同時に、新一年生が入部してきた。
仲良く楽しくやってきた俺達は
「新しい1年生にも、仲良くしようぜ!」と言って
同じように接したんだけど、その結果は良くないものだったよ。
 
一年生の悪い部分に指摘、時には説教しなきゃいけないのに
それが出来ない。
そういうことを言える雰囲気じゃないから、自分達にも甘くなる。
そうなると、たった1カ月だったけど3年生から教えられたことを
俺達の代を介して次の代に繋げられない。
学校の部活として一番大事なことをすっかり忘れたまま
俺達は部活動をやっていた。
 
テニスを人に教えると、教えた人のテニスも上手くなる。
結果を出させようとすると、技術だけじゃなく、メンタル面や体力面など
総合的に考えないといけなくなるから、それが自分のテニスを見直す
キッカケになるのだ。
部活動で後輩に指導するのもこれと同じ気がする。
下の者に注意した以上は自分もきっちりやらなきゃいけないから
己を見直し、結果的に自分自身の成長に繋がる。
 
新1年生が入部して2カ月が過ぎたと思うんだけど、
夏休みの練習や合宿で集中した練習を行って結果を出すためには
今一度、1年生と2年生の関係と役割を見直す必要がある。
どんなにテニスのレベルが低い2年生も、やはりこれまで
1年以上この部活でやってきた以上は、下の者に何か伝える
責任があり、それによって自分のテニスを開花させるチャンスが
得られるのだ。

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