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てにすまん 高西ともブログ

ある意味オオカミ少年 [メンタル]

投稿日時:2011/08/17(水) 18:46

ハッタリ人生を生きてきた。
色んな所でハッタリをかましてきた。
ま、ウソツキという言い方もあるが、ウソで言ったことが
本当になればそれはウソツキとは違う。
そして騙す相手に対して悪意はないし、騙すことに
なったとしても、ハッタリを一番かました相手は自分自身なので
一つそれは許してもらおう。
 
どんなハッタリをかましてきたのか・・・。
その多くはオンコートである。
そしてその殆どはピンチの場面である。
思った以上に相手とレベル差があった時、
相手と競っていて苦しい時、
相手がまだこちらのテニスを読み切れていない時、
そんな時は相手に対して、自分がどれだけ強い選手なのか
ハッタリで見せ付ける。
 
ただし、そこで200キロのサーブとか、ビックリするくらいの
フォアハンドストローク・・・みたいに質で見せ付けることは
出来ない。
それが出来るならハッタリかまさず、正々堂々と勝負するさ。
見せ付けるのは判断力と決断力。
ウジウジしながら迷っている姿をピンチの場面で
見せ付ける訳にはいかない。
 
そして大事なのは、そのハッタリを自分自身にもちゃんと
見せ付けているかどうか・・・である。
誰もが心の中に不安を持っていて、苦しい場面ではその
不安がどんどん膨らもうとする。
そんな自分自身の弱さに対して、
「いや、俺なら絶対この場面でこういう事をやってのけるぞ!」と
本気で思わせることが出来るかどうか・・・・である。
 
不安な気持ちに素直に耳を傾け、
「うん、分かった。じゃあ次のショットは丁寧に入れに行くよ」
なんて大事な場面の度に、不安がる自分の判断に従っていると
とてもじゃないけど、自分が普段イメージしているような試合展開は
恐らく作れないだろうね。
 
もちろん無茶な要求はダメだけど、しっかり自分自身が背伸びすれば
届く程度のプレーを常に意識し続け、自分自身へ要求してもらいたい。
そして相手には、俺はこんな場面でこういうプレーが出来るんだぞ・・・と
涼しい顔でアピールしてもらいたい。
 
引退して試合から遠ざかった今、ハッタリをかましてないかと言うと
しっかりテニスで学んだハッタリを今の仕事でも活かしている。
自分の限界を作らないで、夢を大きく持っている。
そしてそれを周りの人達にアピールしつつも、常に自分自身へ
「お前は大丈夫なんだから、絶対足を止めんなよ!」
と言い聞かせているのである。

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