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てにすまん 高西ともブログ

飛び込む勇気と、空しさに耐える努力 [過去の思い出]

投稿日時:2011/10/14(金) 10:24

テニスを上達させる一番の方法を教えてあげよう。
それは・・・・強い人達に混じってテニスをすること。
これに尽きる。
逆に言うと、自分よりレベルが低い人達や同じレベルの
人達を一緒にしていても上達の効率は良くない。
例え、良い練習メニューをやっていたとしてもね。
 
当然俺が現役の頃もそういう考えを持っていたから、常に
強い選手のいる所へ顔を出して、一緒に練習をしてもらったよ。
試合の時もそうだ。
試合の前や後の練習では強い人達に「練習して下さい!」って
お願いしに行って、練習をやってもらえると、それだけ自分のテニスが上達する。
でも試合の時は練習だけじゃない、ダブルスも一緒に組んで出場するチャンス!
ダブルスの場合は、上手い人と対戦する以上に、上手い人と一緒に
組めるので、なんだか自分もそのペアのレベルになった気分に
なれる。
 
だけど、その上手いペアを組むと当然強くなるから、いつもより勝ち上がれる。
そうすると、相手も両方上手いペアと対戦する所まで行くんだよ。
するとどうなるか・・・。
コートにいる4名のうち、レベルの高い選手が3名、明らかにレベルの
低いのが・・・俺1名。
いくら俺がポジティブで前向きにプレーし続けても、もう付いていけなくなる。
 
まだ会社に所属して選手をやっていた20代後半、ある時その会社に
実業団から一人強い選手がやってきた。
ま、会社としては俺の後輩になるわけだから、それを利用して
「一緒にダブルス出ようぜ!!」と
とにかく一緒に出る大会ではダブルスを組んでもらい、その結果、
勝ち上がることが出来たんだけど、3人ハイレベルの中で
空しく一人ドタドタテニス・・・を沢山経験した。
 
空しかった・・・・。
惨めだった・・・・。
そう感じると余計に力が入ってプレーがダメになり、もっと
レベルが低いテニスになった。
 
でもそういうのを辞めようとは思わなかった。
その結果、徐々に上のレベルの人達のプレーに順応できるようになり
そして自分のテニスを大きく成長させることが出来たのだ。
空しくても、惨めでも、強い人達の中に飛び込むことは必要だね。
ただ、ちょっと後輩選手には迷惑だったかもしれないが・・・。

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