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てにすまん 高西ともブログ

むちゃくちゃレベル差がある相手に勝つ方法 [戦術]

投稿日時:2012/03/22(木) 00:51

テニスってどんなにレベル差が
あっても勝つ可能性が残されたスポーツ。
だから諦めずに皆、頑張れ!!!!
 
そう大声でテニス頑張っている皆に叫びたい。
でも、そんなにレベル差がある相手に勝つ可能性が
あるのなら、どうなった時にそれが実現されるの?
それが分かってないと、どう頑張って良いのか
分からない。
 
では、もしテニス歴2年の高校生が、フェデラーと
シングルスの対戦をしたとしよう。
校内ではちょっとフォアハンドが強烈で、それが彼の
自慢だったとしても、サーブが部内ナンバー1だったとしても、
そんなのはフェデラーにとっては何でもない。
あまりに次元が違いすぎる。
その得意なフォアの出来が、フェデラー相手に最高の
出来だったとしても、ありえないくらい1stサーブが
入りまくったとしても、恐らくフェデラーがびっくりするような
ショットとは言えないよね。
 
じゃあやっぱり勝つ可能性は0%なのか・・・。
いや、やっぱり勝つ可能性は残されている。
ほんのわずかなだが、あるのだ。
それは何なのか。
どうすれば良いのか。
それは・・・・・・「アクシデントが起こるのを待つ」のだ。
もうそれしかないのだ。
 
0-6、0-6ですんなりストレート負けする可能性は
かなり高いのだが、最低でもフェデラーは12ゲーム
やらないといけない。
その12ゲームプレーする間に、フェデラーがもしかしたら
足を捻るかもしれない。
急に腹痛が起きるかもしれない。
隣のコートからラケットが飛んできて、フェデラーに
当たるかもしれない。
とにかく何かが起きる可能性だけは残されていて
それによって高校生が勝ってしまうなんて可能性は
無いとは言えないでしょ?
 
実際俺も「これはもう勝てるな・・・」と感じてプレーを
している最中、靭帯を断裂するというアクシデントで
リアタイしたことがある。
その時のスコアは6-2・5-1だったのだ。
 
ということは、もし格が違いすぎる強い相手と対戦し
もうなす術も無いという絶望的状況に陥ったら、
あとはもう、とにかく相手のアクシデントを祈るのだ。
でも祈るだけじゃダメ。
ここが大事!!!!!
その可能性を広げるためにも、試合時間を1秒でも
長くしようとすることだ。
試合時間が長いほど、アクシデントが起こる可能性も
高くなるが、逆にすぐ終わると何も起こらないまま試合が
終わる可能性が高くなる。
 
だからと言って、ボールをのんびり取りに行くとか、
試合をダラダラ引き伸ばすんじゃなくて、ラリーをしぶとく
繋ぎ続けろってこと。
攻めどころが見つからないからといってイチかバチかで
一発勝負の攻撃するのが一番短命になる。
もちろん決めチャンスは決めるのだが、相手には
1ポイントやる毎に段々ラリー数が増えているかのような
印象を与えたい。
 
そうすることで何かが起こることをひたすら待つ。
それが出来ないとアクシデントが起こる前に試合が
終わってしまうのだ。
だからどんなにレベル差がある相手と当たっても、
どんなにスコアの差が空いたとしても、絶対に
諦めちゃいけない。
最後は相手のアクシデントを期待するためにも
とことん粘り続けよう。
テニスはどんなにレベル差があっても、勝つ可能性が
残されたスポーツなのだ。

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