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てにすまん 高西ともブログ

案外大したことなかった。 [過去の思い出]

投稿日時:2012/03/28(水) 15:02

大会に出場するとドローに当然名前が
載るでしょ?
高校の頃はいつも予選からなんだけど
そこで本戦に名前を連ねている学校の選手は
本当に強そうに見えたもんだ。
表情とか仕草だけじゃなく、持っているラケットとか
着ているウェアまで何だか特別仕様に見えて
俺たち予選グループとは格が違うと思った。
やはり才能があるヤツは違うなって。
 
高校卒業してテニスコーチしながら選手活動を
頑張っていた時、その俺が働いているテニスクラブの
コートにある日、日本ランキング90位台の選手二人が
たまたま来て練習をすることになった。
「どんなテニスするんだろう!?」ってまだ試合にも
あまり出ていなかった俺は食い入るようにして見た。
いやぁ、凄かった!!!
ボールは速いし動きも凄いし、安定感抜群だし・・・。
そして彼らの自信に満ち溢れた表情、カッコ良かった!
 
しかし、色々経験を重ね、自分自身も日本ランキングを
取ってどんどん成長していくと、いつの間にか
ランキングは100位以内になり、50位以内にも
手が届きそうな感じに・・・。
でも、そういうレベルに自分がなれても、特に自信満々って
状態にはならないもんだね。
だって、100位以内に入ると、やっぱり20位以内の
選手に憧れるし、ATPを持っていて世界で活躍している
選手がやたらカッコよく思える。
気分は高校生の頃の俺と同じで、
「やっぱり、強いヤツは違うな・・・」ってやたら虚しさを
感じながら試合を回っていたよ。
でも恐らく、そういう俺の憧れた上の選手たちも同じように
もっと上の選手を見ているから、虚しさとかもどかしさを感じて
やってるんだろうね。
 
でも俺が幸運なのは、昔憧れた大会本戦出場選手とか
日本ランキング100位以内選手に自分自身はなることが
出来たこと。
そしてそのレベルの選手は決して才能とか幸運とかで
その地位にいるのではなく、たた単純に努力や経験で頑張って
いるのだと分かったこと。
だから自信満々でも無けりゃ、才能に満ち溢れている訳でも
ないんだよ。
もし高校の部活でテニスを辞めていたりしたら、そういうことも
分からず終わっていたんだろう。
 
ちょっと自分よりも上のレベルの人たちを見ると、すぐに
才能って思ってしまって劣等感を感じ、「無理・・・」って
思いがちだけど、案外どんな世界も思ったほどではないかも。
とにかく努力と行動を続けることだね。

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