大きくする 標準 小さくする
トップ >>  てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>  苦しい時にはこれを読め

てにすまん 高西ともブログ

苦しい時にはこれを読め [メンタル]

投稿日時:2012/04/06(金) 14:39

テニスの試合中は苦しい。
でもだからこそ、それを乗り越えて勝利を掴んだ時に
嬉しさが大きいし、その喜びを求めて試合に出ている。
その苦しさから逃げようとすると、一発屋的な
ショットを打ってしまったりして、結局敗退の
道しか残されていない。
逃げたいとは思ってしまったけど、負けたくはなかったはず。
何とか苦しい状況で我慢できる術は無いものか・・・。
 
俺が現役の頃は色んなコーチや先輩選手から
アドバイスやお言葉をもらって、そういった状況と
向き合ったよ。
一番記憶に残っている言葉は、入社してから社長にもらった
一言なんだけど「苦しい時には空を見ろ」というもの。
シンプルだけど意外とこれが効果あった。
足元見てブツブツつぶやくよりも、空を眺めて「青い空だ!」
って思った方が、その時の自分を客観的に見ることが
出来て、未だに苦しい状況では頭に浮かぶ言葉。
 
「笑え!」
これはどの選手だったか、トップの男子選手が
言ってたんだよ。
ホントに声を出して笑うと、不思議と苦しい状況でも
ネガティブな発想じゃなくて前向きなプレーを
自分にさせることが出来た。
もちろんポイントとポイントの合間ね。
笑いすぎはダメだと思うが、これもよく使わせてもらった。
 
「声を大きくする」
打つ瞬間、息を吐くのと同時に声を出してプレー
するんだけど、この声を苦しい状況ではいつもより
大きくするんだよ。
でも俺の場合、相手が打つ瞬間も小さめではあるが
声を出していた。
これもリズムが取りやすくなる。
とにかく声を大きくすると、余計なことを考えず
自分本来のテニスを黙々とこなすことが出来た。
これは自分で生み出したやり方。
俺の声が試合中に大きくなったら、心理的には苦しい
状況なんだと思って。
 
「応援してくれている人を意識する」
これはマイナス面もあるんだけど、俺の場合は効果絶大。
試合中はやっぱりビビりやすい。
でも自分を観てくれている人の存在を意識すると、そんな
姿は見せられない。
「動じてないよ!」って雰囲気作って堂々とプレーし、
「ヨッシャー!!!」ってガッツポーズまでして見せて
観客にアピールした方が調子は上げやすかった。
マイナス面はモチロン、周りを意識したことで調子に
乗り過ぎて空回りしてしまったり、一発屋で派手ショットを
見せようとしたり、ブチギレたフリをして試合を投げる
なんてこともあるかな。
俺がラケットを投げてしまっていた時は、今思うと周りで
見てくれていた人へのアピールだった気がする。
 
もちろんいい戦術的が、苦境を脱するためには一番
大事なんだけど、そういう技術や戦術以外にもこういうふうに
ちょっとしたピンチ乗り越えテクニックがあると便利。
いろんな人からそういうのを教えてもらうのもイイが
自分なりのパターンも探してみよう。
結構役立つよ。

トラックバック一覧

<< 2019年4月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30