大きくする 標準 小さくする

てにすまん 高西ともブログ 2011/4/11

rss

自分のテニスの「安定的要素」と「攻撃的要素」

[戦術] 投稿日時:2011/04/11(月) 01:11

色んなレベルの選手をレッスンしている。
日本のトップクラスで頑張っているジュニア選手もいれば
まだテニス歴1年の高校生もいる。
もちろんレベルも違えば練習内容も違う。
でもどのレベルの選手にも、自分がどんなプレーをして
試合に臨むのか答えられるようにしてもらっている。
 
定期的に大会へ出場して、実戦経験ある選手は
自分のプレーを周りに話しやすい。
「この前の大会はこういう風にプレーしたんだけど、こうなったから
これからはこういう風にしようと思っている」みたいな感じ。
でもテニス歴が浅くて、なかなか試合経験が無い人は、自分の
テニスを思い浮かべると、どうしても試合中の姿じゃなくて
練習中の自分の姿になってしまうことが多い。
そうすると、自分が実際本番ではどういう状況になるのか
イメージ出来ず、結局どんなプレーで臨めばいいのか決められない
ことが多いんだよね。
 
もちろん大会出場回数を増やすことが一番の解決法なんだけど
なかなかそういう訳にはいかない人は、普段の練習の中でも
出来るだけ勝負の場面を増やして、その時自分がどういうスタイルで
プレーすると一番良いのか検証しないといけない。
でもやっぱりいつも一緒に練習している仲間同士での勝負だと
ちょっと緊張感も違ってくるので、やっぱり大会数を増やすのが一番だな。
ちょっとしたイベントでも良いので、知らない人と勝負する機会を増やし
その中で自分のプレーを見付けだして欲しい。
 
ところで、こうやって経験積みながら自分がどういうプレーで
臨むのか考えてもらって得た答えなんだけど、ある程度は似通って来て
共通点というか傾向が見られる。
それは「安定感」だ。
この安定感が無いと、いくら攻撃力があってもなかなか結果を残せない。
 
そしてこの安定感を手に入れている人は、この次に「攻撃力」が
欲しくなる。
ただ安易に攻撃を仕掛けると、当然ミスする恐れがあり、それだと
安定感も揺らいでしまう。
皆この、「安定感」と「攻撃力」のバランスで苦しんでいるのだ。
そしてこのバランスをちゃんと保っている人が試合で結果を残すんだよ。
 
この部分をちゃんと人に対して説明出来るように
普段から練習してもらいたい。
例えば現段階の俺の場合、安定感はスライスとしっかり持ちあげた
トップスピン多めのショットでアピール。
そしてチャンスが来たら、ハードヒットのパワーショットでは無く
前に出てノーバウンドでそれをオープンコートに打って、間髪いれず
相手にコートを大きく走らせ続ける・・・という攻撃。
 
初心者の人も、初心者なりの安定感と攻撃のプランを
練っておこう。
初心者なんだから、全部ロブ・・・というのも一つの作戦としてアリだな。
今の自分に出来るショットを常にチェックしておくようにね。

<< 2011年4月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30