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てにすまん 高西ともブログ 2011/4/27

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パートナーのための1stサーブ

[試合【ダブルス】] 投稿日時:2011/04/27(水) 08:57

各地でインハイ予選も始まり、どこの学校の部活も益々
盛り上がっている。
基本的に普段のテニスの練習はというと、シングルスを
想定した練習になりやすいから、ダブルスの試合前は
ダブルス練習を行う事が多い。
俺も幾つかの学校の部活を指導しているので
その中でダブルス練習を行うんだけど、
共通して注意している点がある。
それは・・・1stサーブを入れることだ。
 
1stサーブってどういう風に考えてる?
2ndサーブがあるから、一か八かで打って良いサーブって
思っていない?
色んな部活で見ていると、1stサーブはいきなりドーンって
打ってフォルトして、そこから2ndをチョロっと入れるという
パターンを繰り返し行っているペアが多い。
でもたまに1stサーブがラッキーな感じで入り、それで
決まってしまうから調子に乗ってまた次のポイントも
ドーンってあまり入らない1stサーブを打ち続けるのだ。
 
でも5本に1本くらいしか入らない1stサーブだと
すると、5ポイント中4ポイントは2ndサーブからスタートしている
ことになるでしょ?
そうなるとどうなるかと言うと、レシーバーの方が攻撃的に
スタート出来るんだよ。
そうすると狙われやすいのは、サーブする人のパートナー。
レシーブ側は緩いサーブを思いっきりフォアで回り込んで
前衛にぶつけてミスさせようって作戦を取りやすいのだ。
 
サーブのパートナーって何のためにネット際にいるかと言うと
攻撃するためでしょ?
その前衛が相手攻撃の的になるなんてとんでもない話。
だったら、ネットに立たないで最初からベースラインにいた方が
ディフェンスに徹する事が出来る。
でもちゃんとネットに立って待っているって事は、1stサーブを
入れてくれることを期待しているってことだよ。
 
サーブが良ければレシーブミスもらいやすいし、返球されたとしても
甘いレシーブになりやすい。
でも良いサーブでポイント稼ごうって考えはダブルスでは効率が悪い。
それよりもせっかく最初からネットにいるパートナーを使ってポイントを
稼ぎたい。
そのパートナーが活かされるのは1stサーブなんだよ。
だから1stサーブを頑張って入れてあげて。
確率は最低でも80%!
頑張れ!
 
その代わり、パートナーは1stサーブが入ったら動いて
ポーチボレーに行ってよ!!
ポーチする自信が無ければ、ポーチに行くフリでも良いから
動き回ること。
ハッタリでもかまわない。
二人で協力して戦う・・・それがダブルスなのだ。

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