トップ >>
てにすまん 高西ともからのメッセージブログ >>
ブログ個人トップ
てにすまん 高西ともブログ 2012/4/24
自分に合ったストロークって?
[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/04/24(火) 12:09
テニスが上手い人って皆同じストロークの打ち方を
しているかって言うと、微妙に違っている。
あまりに個性的な人はいないが、グリップや
軸足の使い方、テイクバックなんかが違うよね。
なんでなんだろう?
でもどの打ち方も合理的でスムーズに見えてくる。
実際自分に合ったフォームはどの選手のどういう
ストロークの打ち方なんだろう。
まずトッププロの選手たちのフォームをそのまま
コピーすればいいかって言うとそれはちょっと違う。
だってあの打ち方はあの選手の筋力と体力、そして
スィングスピードやボールのバウンド感覚なんかが
あってこその打ち方となる。
もっと言えば、相手もまた同じレベルの選手だからこそ
あの打ち方のテニスが必要なのだ。
それがまだまだ筋力も未発達でスィングスピードも
ろくに上がらない人が、ナダルが好きだからって言って
そのまま同じグリップで同じフォームにしても
あのフォアハンドは当然打てないよ。
それどころか、ショートラリーでさえ難しくなる。
まずフォームを作る上で基準となるのは
「どういうショットを打ちたいか」というプランである。
もちろん速くてパワフルショットは打ちたいだろうが、
現実的に試合中の状況を考えると、安定したショットが
欲しいでしょ?
となると、ネットに掛かりにくくするために、「持ち上げる」という
要素と、ネットを超えた後に、相手コートの枠にちゃんと
入ってくれる「落ちる」という要素が必要になる。
まず「持ち上げる」という要素のためには上下動のスィングが
必要になるんだけど、そこで前足、後ろ足、どちらをメインにした
軸足でラケットを持ち上げるかが決まってくる。
軸足が決まると、打点の位置とテイクバックの形が
決まってくるでしょ?
それから持ち上げる要素はラケットの上下動だけじゃなくて
ライジングでも得られるんだけど、ライジングを活用するなら
被せた面が欲しいので、グリップの持ち方もライジングを
意図的に多用する人、もしくは相手選手が深いショットや
速いショットを打ってくるため、強制的にライジングになる状況が
多い選手は厚いグリップが必要になってくる。
「落ちる」という要素はボールの失速と回転量が関係してくる。
失速で相手コートに入れるのは当然ゆっくりのショットのみ。
だからスィングスピードがゆっくりの人ほど、回転量が少ない状態で
枠に入るのでグリップはあまり面を被せない薄いグリップ。
そんな人が、回転が掛かりやすい厚いグリップで打ってると、
回転ばかり多過ぎて浅くなってしまう。
だからスィングスピードが速くなればなるほど、「落ちる」要素は
回転に頼らないといけないから、グリップも厚くなるんだよ。
もちろん試合中ずっと同じショットを打ち続けるわけでは
無いから、打ち方も色々と種類を持っておかないといけないの
だけれど、一番メインとなるオーソドックスなフォアとバックの
ストロークはちゃんと自分の打ち方を作っておきたい。
ボールを「持ち上げる」ことと「落ちる」という二つの要素を
ちゃんと取り入れ、あとは自分のスィングスピードや軸足の
使い方、ライジングを多用するのかどうかを見極めながら
グリップの握り方、打点の場所、テイクバックの大きさなんかを
考えながら練習すれば、自分にあった打ち方が出来上がって
くるんだよ。
でもね、色んな選手が色んな打ち方をしているけど
選手それぞれ、最初からその打ち方を目指したわけじゃない。
練習と試合を繰り返しながら、「もっと弾道を高く!」とか
「もっと回転をかけよう!」、「もっとスピード出したい!」なんて
感じで、オンコートで自分が打った結果を見ながら、
その結果自体を調整しているうちに、そういうグリップ、
そういうテイクバックや打点、フォロースルーが
出来上がってきたんだよ。
皆もトッププロの選手たちの打ち方を参考にするのは
良いけど、完全コピーじゃなくて基本的には自分の
状況を考え、自分自身で打った結果を調整しながら
フォームを作り上げてもらいたいね。
しているかって言うと、微妙に違っている。
あまりに個性的な人はいないが、グリップや
軸足の使い方、テイクバックなんかが違うよね。
なんでなんだろう?
でもどの打ち方も合理的でスムーズに見えてくる。
実際自分に合ったフォームはどの選手のどういう
ストロークの打ち方なんだろう。
まずトッププロの選手たちのフォームをそのまま
コピーすればいいかって言うとそれはちょっと違う。
だってあの打ち方はあの選手の筋力と体力、そして
スィングスピードやボールのバウンド感覚なんかが
あってこその打ち方となる。
もっと言えば、相手もまた同じレベルの選手だからこそ
あの打ち方のテニスが必要なのだ。
それがまだまだ筋力も未発達でスィングスピードも
ろくに上がらない人が、ナダルが好きだからって言って
そのまま同じグリップで同じフォームにしても
あのフォアハンドは当然打てないよ。
それどころか、ショートラリーでさえ難しくなる。
まずフォームを作る上で基準となるのは
「どういうショットを打ちたいか」というプランである。
もちろん速くてパワフルショットは打ちたいだろうが、
現実的に試合中の状況を考えると、安定したショットが
欲しいでしょ?
となると、ネットに掛かりにくくするために、「持ち上げる」という
要素と、ネットを超えた後に、相手コートの枠にちゃんと
入ってくれる「落ちる」という要素が必要になる。
まず「持ち上げる」という要素のためには上下動のスィングが
必要になるんだけど、そこで前足、後ろ足、どちらをメインにした
軸足でラケットを持ち上げるかが決まってくる。
軸足が決まると、打点の位置とテイクバックの形が
決まってくるでしょ?
それから持ち上げる要素はラケットの上下動だけじゃなくて
ライジングでも得られるんだけど、ライジングを活用するなら
被せた面が欲しいので、グリップの持ち方もライジングを
意図的に多用する人、もしくは相手選手が深いショットや
速いショットを打ってくるため、強制的にライジングになる状況が
多い選手は厚いグリップが必要になってくる。
「落ちる」という要素はボールの失速と回転量が関係してくる。
失速で相手コートに入れるのは当然ゆっくりのショットのみ。
だからスィングスピードがゆっくりの人ほど、回転量が少ない状態で
枠に入るのでグリップはあまり面を被せない薄いグリップ。
そんな人が、回転が掛かりやすい厚いグリップで打ってると、
回転ばかり多過ぎて浅くなってしまう。
だからスィングスピードが速くなればなるほど、「落ちる」要素は
回転に頼らないといけないから、グリップも厚くなるんだよ。
もちろん試合中ずっと同じショットを打ち続けるわけでは
無いから、打ち方も色々と種類を持っておかないといけないの
だけれど、一番メインとなるオーソドックスなフォアとバックの
ストロークはちゃんと自分の打ち方を作っておきたい。
ボールを「持ち上げる」ことと「落ちる」という二つの要素を
ちゃんと取り入れ、あとは自分のスィングスピードや軸足の
使い方、ライジングを多用するのかどうかを見極めながら
グリップの握り方、打点の場所、テイクバックの大きさなんかを
考えながら練習すれば、自分にあった打ち方が出来上がって
くるんだよ。
でもね、色んな選手が色んな打ち方をしているけど
選手それぞれ、最初からその打ち方を目指したわけじゃない。
練習と試合を繰り返しながら、「もっと弾道を高く!」とか
「もっと回転をかけよう!」、「もっとスピード出したい!」なんて
感じで、オンコートで自分が打った結果を見ながら、
その結果自体を調整しているうちに、そういうグリップ、
そういうテイクバックや打点、フォロースルーが
出来上がってきたんだよ。
皆もトッププロの選手たちの打ち方を参考にするのは
良いけど、完全コピーじゃなくて基本的には自分の
状況を考え、自分自身で打った結果を調整しながら
フォームを作り上げてもらいたいね。
2012年4月
<<前月 | 翌月>> |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
| |
|