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てにすまん 高西ともブログ 2012/4/3

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ドロップショットのちょっとしたコツ

[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/04/03(火) 03:14

いつからだろう。
ドロップショットが好きになったのは。
恐らくスペインに行ってからだろうな。
しっかりコートの後ろの方まで下がりまくって、
ストロークラリーをガンガン打ち合っている中、急に
どっちかの選手がネット際にシュッとスライスで落とす。
その変貌ぶりというか、仕掛け方というか、何とも
言えない勝負師の感じがして、それから俺も
マネして使い始めたんだよ。
 
最初はしっかりスライスのグリップで握って、きっちり
スライス回転をかけてドロップショットしてた。
でもこれだと最初から
「スライス打つからドロップかも知れませんよ~」って
相手に言っているようなもんだ。
それじゃあ相手は前を警戒してしまう。
だから、有効なのはフォアハンドストロークでグリグリの
トップスピンを打つ時のグリップでシュッとスライス回転を
かける打ち方なんだよ。
 
もともと俺はさほど厚くないグリップなので、そのまま
スライスのドロップショットを打てるんだけど、かなり厚い
グリップでフォアを打っている選手は若干薄めに切り替える
感じが多いようだね。
でも相手からするとバチーン!ってしっかり引っぱたきそうな
強烈フォアハンドストロークを打つ印象を与えられる程度の
厚い持ち方でないといけない。
 
これをしっかりアピールできれば相手は警戒してしっかりと
下がってくれる。
そこでがら空きになったネット前へポトンとドロップを
落とせばいいんだよ。
 
でもね、俺がドロップショットを成功させた時ってだいたいが
「あれ?俺の体が勝手にドロップショットを選んだ!」って
成功させた後に気付く感じなんだよ。
しっかりコート内に踏み込んで、しっかり打ち込もうと構えた
俺を見て相手は下がって粘ろうとする。
その様子を見た俺の体は勝手にドロップショットを選択
してくれる。
しかもその方が成功率は高い気がする。
 
逆に、打つ前
「相手が粘り強いから、次でドロップショットを打たなきゃ!!」
って先に思ってしまうと、腰も引けて、いかにも
「ドロップショットを打ちますよ!」的な格好になり、質も
落ちるし、相手にはばれるし、結局チャンスボールを
プレゼントしたことになりやすかった。
分かるでしょ?
 
だからドロップショットを使えるようになりたいんだったら
まずは、しっかりトップスピンストロークを打ち込むような
構えと厚いグリップから急にドロップのスライスをかけられる
ようにしてもらいたいのと、そういう自分のしっかりした構えを
見た相手が慌てて後ろへ下がった、そういう状況を見て
体が勝手にドロップショットを自動選択してくれるような
配球パターンを練習してもらいたいな。

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