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てにすまん 高西ともブログ 2012/6/1
スペイン流コーチング?
[過去の思い出] 投稿日時:2012/06/01(金) 11:38
テニスの試合中、基本的にコーチは選手に
アドバイスをしてはいけない。
ま、ちゃんとコーチングが認められていて
ベンチにコーチが入れる試合もあるんだけど
他人のアドバイスなしで戦わないといけないのが
普通だし、それがテニスの厳しいところでもある。
が・・・俺がスペインにいる時、いろんな大会で
試合中にアドバイスするコーチと出会った。
もちろんそれは大会のルールとしては違反
なんだけど、色んなコートで色んなスペイン人コーチが
選手にアドバイスしているのだ。
でもそれは、何というか国民性みたいなものなのかな。
スペイン人のコーチ達は皆、熱心に指導してくれる。
その熱意があまりにも有りすぎて、試合中どうしても
自分が面倒みている選手に問題点が見つかったら
それを指摘せずにはいられない・・・といった感じなのだ。
と同時に、運営側もあんまりそういうことを厳しく
チェックしようとか、アドバイス受けている選手の相手が
「卑怯だ!」みたいな抗議が無いことも国民性というか
習慣化されていて面白かった。
試合中にアドバイスしてしまっているスペイン人コーチ達の
殆どは、さっきも言ったように「言わずにはいられない!」
といった感じでアドバイスしてしまっているから、冷静さを
失ってて、怒りとか苛立ちまで見せてしまっていることが多い。
両手も広げて、一生懸命伝えようとするからもう
周りから「こいつアドバイスしてるな」って丸分かりなんだよね。
俺もスペインで大会に出た時はよく、引率で来てくれた
コーチが、試合中サーブを打とうとする俺に対して、
「ワイドだ、ワイドだ」とばかりに、俺の真正面で「ワイドに流せ」
というジェスチャーを両手使って伝える・・・などの
アドバイスをしょっちゅう受けていた。
そのアドバイスを無視して失敗なんかすると
「だから言っただろう!!なんで言うこと聞かないんだよ!」
的なアピールを更に大げさにジェスチャーしてくるんだよ。
でも選手の中にはそういう試合中のアドバイスに対して
無視するどころか、反論する選手も多かった。
「次はここに打て!!」みたいなアドバイスに対して
「俺はそう思わない!俺はこっちがいい!」なんてのを
堂々と試合中に応援しているコーチのところへ行って、
フェンス越しに言い争いをしているのだ。
でもスペイン人の熱いコーチはそんなことに屈しない。
「いや、俺のやり方を信じろ!こっちの方が良いのだ!」
当然お互いに主張しあった後にその結果が出る。
その結果、やっぱりコーチの方針の方が良かったとなると
益々頑張っちゃってアドバイスをしてしまう。
でもコーチの方針より反論した選手の主張の方が
いい結果が出たとしたら・・・それでもやっぱりコーチは
熱いテンションのまま、大きく身振り手振りしながら、
自分自身が思うテニスを伝え続けるのだ。
もちろんこれらの行為は反則である。
でも、実際試合中にコーチングを受けて
試合をするというのは、かなりプラスなことが多い。
一番伝えなきゃいけない瞬間にアドバイスが出来れば
そのアドバイスの真意が伝わりやすい。
試合後の反省会で言われるよりずっと良い。
でももっとプラスなことは、スペインで見た試合中の
選手対コーチの口論だと思う。
コーチのアドバイスに対して選手が自分のポリシーを
ぶつけて議論し、そしてその直後にどちらが正しいのか
結論が出る・・・という流れは、究極の選手育成の流れだと
思うんだけど。
もちろんこれも反則なんだけど、こういう試合中に
アドバイスするコーチと、それに対して言い返す選手という
やり取りがスペインテニス選手の強さの秘訣かも
しれない。
ところで、他の国でも試合中にアドバイスをする
コーチってたくさんいるのかな?
反則なので実際やったらダメだけど、それくらい試合中に
熱くアドバイスをするコーチとそれに対して自分の考えを
ぶつけられる選手のバランスって面白いと思うよ。
アドバイスをしてはいけない。
ま、ちゃんとコーチングが認められていて
ベンチにコーチが入れる試合もあるんだけど
他人のアドバイスなしで戦わないといけないのが
普通だし、それがテニスの厳しいところでもある。
が・・・俺がスペインにいる時、いろんな大会で
試合中にアドバイスするコーチと出会った。
もちろんそれは大会のルールとしては違反
なんだけど、色んなコートで色んなスペイン人コーチが
選手にアドバイスしているのだ。
でもそれは、何というか国民性みたいなものなのかな。
スペイン人のコーチ達は皆、熱心に指導してくれる。
その熱意があまりにも有りすぎて、試合中どうしても
自分が面倒みている選手に問題点が見つかったら
それを指摘せずにはいられない・・・といった感じなのだ。
と同時に、運営側もあんまりそういうことを厳しく
チェックしようとか、アドバイス受けている選手の相手が
「卑怯だ!」みたいな抗議が無いことも国民性というか
習慣化されていて面白かった。
試合中にアドバイスしてしまっているスペイン人コーチ達の
殆どは、さっきも言ったように「言わずにはいられない!」
といった感じでアドバイスしてしまっているから、冷静さを
失ってて、怒りとか苛立ちまで見せてしまっていることが多い。
両手も広げて、一生懸命伝えようとするからもう
周りから「こいつアドバイスしてるな」って丸分かりなんだよね。
俺もスペインで大会に出た時はよく、引率で来てくれた
コーチが、試合中サーブを打とうとする俺に対して、
「ワイドだ、ワイドだ」とばかりに、俺の真正面で「ワイドに流せ」
というジェスチャーを両手使って伝える・・・などの
アドバイスをしょっちゅう受けていた。
そのアドバイスを無視して失敗なんかすると
「だから言っただろう!!なんで言うこと聞かないんだよ!」
的なアピールを更に大げさにジェスチャーしてくるんだよ。
でも選手の中にはそういう試合中のアドバイスに対して
無視するどころか、反論する選手も多かった。
「次はここに打て!!」みたいなアドバイスに対して
「俺はそう思わない!俺はこっちがいい!」なんてのを
堂々と試合中に応援しているコーチのところへ行って、
フェンス越しに言い争いをしているのだ。
でもスペイン人の熱いコーチはそんなことに屈しない。
「いや、俺のやり方を信じろ!こっちの方が良いのだ!」
当然お互いに主張しあった後にその結果が出る。
その結果、やっぱりコーチの方針の方が良かったとなると
益々頑張っちゃってアドバイスをしてしまう。
でもコーチの方針より反論した選手の主張の方が
いい結果が出たとしたら・・・それでもやっぱりコーチは
熱いテンションのまま、大きく身振り手振りしながら、
自分自身が思うテニスを伝え続けるのだ。
もちろんこれらの行為は反則である。
でも、実際試合中にコーチングを受けて
試合をするというのは、かなりプラスなことが多い。
一番伝えなきゃいけない瞬間にアドバイスが出来れば
そのアドバイスの真意が伝わりやすい。
試合後の反省会で言われるよりずっと良い。
でももっとプラスなことは、スペインで見た試合中の
選手対コーチの口論だと思う。
コーチのアドバイスに対して選手が自分のポリシーを
ぶつけて議論し、そしてその直後にどちらが正しいのか
結論が出る・・・という流れは、究極の選手育成の流れだと
思うんだけど。
もちろんこれも反則なんだけど、こういう試合中に
アドバイスするコーチと、それに対して言い返す選手という
やり取りがスペインテニス選手の強さの秘訣かも
しれない。
ところで、他の国でも試合中にアドバイスをする
コーチってたくさんいるのかな?
反則なので実際やったらダメだけど、それくらい試合中に
熱くアドバイスをするコーチとそれに対して自分の考えを
ぶつけられる選手のバランスって面白いと思うよ。
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