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てにすまん 高西ともブログ 2012/6/27
最先端テニスをマスターすると強くなるのか
[考え方] 投稿日時:2012/06/27(水) 11:25
テニスはどんどん進化していく。
俺が小学生の頃、父がよくテレビでマッケンローや
コナーズ、レンドルの試合を観ていた。
「これがテニスか・・・」
そう思っていたけど、高校でテニスを始めた時には
ベッカーやエドバーグがまた違ったテニスを
披露してくれた。
子供の頃から観ていたテニスよりもスピードアップ
しているけど、まだまだ個性的なスタイルが残る。
高校卒業してテニスコーチになり、本格的に選手を
目指す頃になると、アガシやサンプラスの活躍で、パワーと
戦術が際立ち、そしてムスターやカフェルニコフ、そして
その後ブルゲラ、クエルテンなど、しっかりとした安定感と
手堅いフットワークを兼ね備えた選手が目立っていた。
しかしそこからビッグサーバーがどんどん出始め
それに対してレシーブ技術が上がり、今やどの選手も
サーブ、ストローク、ネットプレーと、オールラウンドで
何でもプレーをこなすようになっている。
女子の選手もパワーストロークだけでなく、サーブのレベルは
どんどん上がっているし、ネットプレーでのプレッシャーも
当たり前となってきた。
この先、どんなテニスに発展するのだろうか。
そのテニスを先読みして、今から先回りして練習しておけば
もしかしたら世界で活躍出来る選手が生まれるのだろうか?
いや、残念ながらファッションとかと違って、流行りのモノを
先取りしたからといって、それで世界に行けるとは思わない。
もし次に来るテニススタイルが予想できて、最先端のテニスを
知っていたとしても、選手として活躍することは難しいと思う。
なぜなら、新しいテニスを生み出していく選手達は常に
それぞれの時代のテニスに適応しながらプレーし続け、
その中で新しい必殺技を開拓していったのだから。
テニスのスタイルが大きく変わる時、その影響を大きく
及ぼした選手がいる。
ボルグのトップスピン、コナーズのアグレッシブストローク、
ベッカーのサーブ、エドバーグのネットプレー、サンプラスの
サーブを主体にしたオールラウンド、アガシのカウンター系ストローク。
どの選手も特徴的なテニスでチャンピオンになり、その後の
選手に大きく影響を及ぼした。
しかし彼らも、それぞれ活躍した時代に主流だったテニスを
しっかりと受け止め、その中で自分の得意スタイルを
上手く使うことが出来た。
言い換えれば、得意ショットや意表を突いたプレーだけでは
結局安定した戦績を残して勝ち抜いていくことは
無理だってことだね。
そんなの新しいテニスではなく、単なる変わったテニスである。
今、その選手が活動しているカテゴリーのテニスをしっかり
受け止められる懐の深さを持ってないと、最先端のテニスを
見付け出しても何にもならない。
でもこれは、世界のトップで活躍している選手だけの話じゃない。
どのレベルの選手でも、やっぱり自分の得意なショットや
自分が憧れるスタイルをプレーの中で使っていきたいと思うでしょ?
皆を驚かすようなショットを頑張って練習している人もいるだろう。
でもそのショットを使う前に、今自分が出場している大会や
普段一緒に練習している他の選手達のテニスをちゃんと
受け止められる?
今の状況から逃げるために新しいテニスを得るんじゃなくて
まずはその世界の選手達と堂々とガッツリ組んでから
必殺技を使えるようにしないとね。
最先端テニスを知り、その先を予測することは重要。
でも今自分が存在するカテゴリーのテニスを受け止めろ。
俺が小学生の頃、父がよくテレビでマッケンローや
コナーズ、レンドルの試合を観ていた。
「これがテニスか・・・」
そう思っていたけど、高校でテニスを始めた時には
ベッカーやエドバーグがまた違ったテニスを
披露してくれた。
子供の頃から観ていたテニスよりもスピードアップ
しているけど、まだまだ個性的なスタイルが残る。
高校卒業してテニスコーチになり、本格的に選手を
目指す頃になると、アガシやサンプラスの活躍で、パワーと
戦術が際立ち、そしてムスターやカフェルニコフ、そして
その後ブルゲラ、クエルテンなど、しっかりとした安定感と
手堅いフットワークを兼ね備えた選手が目立っていた。
しかしそこからビッグサーバーがどんどん出始め
それに対してレシーブ技術が上がり、今やどの選手も
サーブ、ストローク、ネットプレーと、オールラウンドで
何でもプレーをこなすようになっている。
女子の選手もパワーストロークだけでなく、サーブのレベルは
どんどん上がっているし、ネットプレーでのプレッシャーも
当たり前となってきた。
この先、どんなテニスに発展するのだろうか。
そのテニスを先読みして、今から先回りして練習しておけば
もしかしたら世界で活躍出来る選手が生まれるのだろうか?
いや、残念ながらファッションとかと違って、流行りのモノを
先取りしたからといって、それで世界に行けるとは思わない。
もし次に来るテニススタイルが予想できて、最先端のテニスを
知っていたとしても、選手として活躍することは難しいと思う。
なぜなら、新しいテニスを生み出していく選手達は常に
それぞれの時代のテニスに適応しながらプレーし続け、
その中で新しい必殺技を開拓していったのだから。
テニスのスタイルが大きく変わる時、その影響を大きく
及ぼした選手がいる。
ボルグのトップスピン、コナーズのアグレッシブストローク、
ベッカーのサーブ、エドバーグのネットプレー、サンプラスの
サーブを主体にしたオールラウンド、アガシのカウンター系ストローク。
どの選手も特徴的なテニスでチャンピオンになり、その後の
選手に大きく影響を及ぼした。
しかし彼らも、それぞれ活躍した時代に主流だったテニスを
しっかりと受け止め、その中で自分の得意スタイルを
上手く使うことが出来た。
言い換えれば、得意ショットや意表を突いたプレーだけでは
結局安定した戦績を残して勝ち抜いていくことは
無理だってことだね。
そんなの新しいテニスではなく、単なる変わったテニスである。
今、その選手が活動しているカテゴリーのテニスをしっかり
受け止められる懐の深さを持ってないと、最先端のテニスを
見付け出しても何にもならない。
でもこれは、世界のトップで活躍している選手だけの話じゃない。
どのレベルの選手でも、やっぱり自分の得意なショットや
自分が憧れるスタイルをプレーの中で使っていきたいと思うでしょ?
皆を驚かすようなショットを頑張って練習している人もいるだろう。
でもそのショットを使う前に、今自分が出場している大会や
普段一緒に練習している他の選手達のテニスをちゃんと
受け止められる?
今の状況から逃げるために新しいテニスを得るんじゃなくて
まずはその世界の選手達と堂々とガッツリ組んでから
必殺技を使えるようにしないとね。
最先端テニスを知り、その先を予測することは重要。
でも今自分が存在するカテゴリーのテニスを受け止めろ。
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