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てにすまん 高西ともブログ 2012/6/6

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「せこい!」なんて言うな。騙し大作戦!

[戦術] 投稿日時:2012/06/06(水) 01:40

テニスは相手との戦い。
相手選手の表情や仕草を観察し、その選手が
何を考え、今現在どういう状況なのか、しっかりと
確認しないといけない。
ということは、上手い相手と対戦したら、その相手は
こっちを見ているってことだよね?
じゃあ見られてるんなら、ちょっと騙してやろう・・・って
考えたことない?
 
結構俺は試合の中で色々試したよ。
まあそんなに何ポイントも取れるほどではないが
実際俺が試合の中でトライして成功した、騙しの
パターンを幾つか紹介してみよう。
 
まず一番多いのは、やっぱりダブルスのポーチだよね。
レシーブを打とうとしている相手の正面にボレーとして
立っているとき、ポーチに出るふりを見せておいて
実際はストレートに誘う・・・というパターン。
これは相手がこっちを観察していることを利用した
典型的なやり方なんだけど、ダブルスで他に俺が
よくやるのは「ロブ上げるから気を付けて!」って
打つ直前にパートナーへ声を掛けておきながら、それを
聞いてロブを意識した相手の足元を狙うやり方。
ビックリした相手がミスをしてくれたり、パスも
抜けやすくなるんだけど、パートナーには
「ロブじゃないのかよっ!」って後で言われたりする。
 
ダブルスでのロブのパターンでよくやるのをもう一つ。
俺がレシーブを打つ前、ロブでストレートに打つ
素振りを軽くやっておく・・・というもの。
そうすると俺のレシーブを狙っているボレーの相手選手が
それを見て「ロブかも・・・」と思ってくれるから
結構ポーチの餌食にはなりにくかったりする。
これはよく使っているし、今でもよく使う。
 
相手がロブを上げてきたときに、本当は全然眩しくないのに
眩しそうなふりをしながらスマッシュを打つ・・・なんてことも
やったことがある。
あまりにも眩しそうに打つスマッシュを見せたから、次の
ポイントでまたロブを上げてきてくれて、それをまた眩しそうに
しながら打ったんだけど、さすがにスマッシュで決めてしまったら
もう上げてこなかった。
 
素振りとかこっちの仕草とかって結構相手は観察して
くれるので、素振りを見せる技をもう一つ。
サーブを打つ前にワイド系のサーブの素振りを軽く
やっておく。
引っ掛けやすいのはアドバンテージサイドのサーブかな。
ワイドにトップスピンで弾ませて、相手レシーバーを
外へ追い出してしまおう・・・的なトップスピンの素振りを
見せておいて、実はセンターへサーブ。
これ、上手く行くとけっこうゆっくりのサーブでも
エースが取れちゃったりするんだよ。
 
自分がレシーブのときには、レシーブポジションで
相手を混乱させるパターンもよく使う。
どういうことかというと、サーブを打つ時、相手レシーバーを
一度観察するでしょ?
でもその後トスを上げるから、相手レシーバーから一度
目を離し、トスで上げたボールを見るでしょ?
その目を離した隙にレシーブポジションを変えるのだ。
 
最初に下がって見せておいて、トスを上げている隙に
前へ移動して、レシーブダッシュ気味に速いテンポで
レシーブをするってのもアリだけど、面白いのは最初に
サーバーがこっちを確認したときに、ちょっと小バカに
してるってくらい前に出て見せて、その後トスを上げている
隙に慌てて普段のレシーブポジションに戻るというもの。
これは結構面白い結果が出やすい。
特に相手のセカンドサーブの時に試してみてよ。
 
他にも色んなパターンはあるんだけど、とにかく
テニスの試合のレベルが上がってくるほど、相手から
観察されている自覚を持たないといけない。
ってことはそれを利用した騙しの作戦も覚えておいた
方が面白い。
見られていることを意識して、君も何か相手に
仕掛けてみたら?

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