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てにすまん 高西ともブログ

スポンサー様 [テニスいろいろ]

投稿日時:2011/08/09(火) 12:08

高校生の頃、学校のコートを使って
練習をしていた。
たまに父親に他のコートへ連れて行って
もらったりしてテニスはしたけど、殆ど学校のコート。
ボールも部活で用意したボールを利用していた。
ま、テニス部員だったし、当然のことだろう。
 
卒業してからテニスコーチになると、そのテニススクールの
コートを使わせてもらって練習していた。
ボールも会社が用意してくれたし、大きな大会で勝ち上がるように
なると遠征費も出してくれた。
アメリカやスペインに行った時も補助してくれたのだ。
 
こうなってくると、「当たり前」なんて思えなくなって来た。
サポートしてもらった分、何かお返しをしないといけない。
となると・・・色々経験させてもらったことを、次の世代に
伝えて、共有出来るようにしないといけないし、もちろん戦績も
残して、所属している会社名を世に広めないといけない。
 
30歳で退職してフリーの選手になると、更にサポートしてくれる人達の
存在は大きく感じた。
所属先が無い俺に練習コートを貸してくれたり、ラケットやウェア
などをサポートしてもらったりすると、本当にありがたく感じ、その方々に
何をお返し出来るのかをいつも考えていた。
でも選手時代はとにかく結果を残すことが精いっぱいだったので
とにかくがむしゃらに頑張ったよ。
 
そう考えると、一番最初当たり前のように学校コートでボール使って
練習していた高校生時代は、そんなこと考えなかった。
コートを用意し、ボールを用意し、顧問の先生がいるという環境を
提供してくれる「学校」というスポンサーに対して、感謝の気持ちを
持ったことは無かったかもしれない。
確かに部活に入ると当たり前のことかもしれないけど、学校という
スポンサーがあって、自分はテニスが出来る・・・と考えた方が関係としては
自然だし、それに対して選手は応える義務があることも気付くことが出来る。
 
ただし、学校と言うスポンサーが求めるのは単なる
「戦績」と言う結果だけではない。
その部活を通して、身体の成長、心の成長、社会性や自己コントロールを
学び取るという結果でも良いわけだ。
そんなこと、当時の俺は微塵も感じていなかったなぁ・・・・。
 
おいっ!高校生や中学生!!
学校のコートを使えるのは当たり前と思ってないか?
感謝して使い、そして使った分だけ結果を残せよ。
そう考えた方が、テニスも成長出来ると思うよ。

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