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てにすまん 高西ともブログ 2012/5/2

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準備が遅いって何度言わせるの!?

[技術【ストローク】] 投稿日時:2012/05/02(水) 09:22

「準備を早く!」
ストロークのショット練習の時にそんなことを
言われた経験は無いだろうか?
上手く打てない人って準備が遅れることが
やっぱり多いからね。
その原因は色々あると思う。
 
まずは打てないことで苦手意識が生まれ
それによって「大事に打たなきゃ」って思う気持ちが
ボールを見る時間を長くして結局準備のし始めが
遅くなるってパターン。
それからこれも多いかな。
ショットを最初に習い始めた時、簡単なタイミングの
ボール出しでとことん練習したから、遅い準備でも
間に合ってしまう打ち方を身に付けてしまった。
ボール出しだと、バウンドさせてから準備するって
タイミングが打ちやすいからね。
 
二度引きして遅れるってパターンもある。
フォアにボールが来た!って思って準備した
つもりが、実はラケット持った腕だけを横に引いた
準備だったから、結局ボールが近くに来た時に
改めて横向きに捻る準備をし直さないといけない
というタイプ。
これは「あれ?早く準備したつもりなのに・・・」って
自分でも訳分からなくなることが多い。
 
何にしても準備は早目にしないといけない。
試合中のストロークは、ボール出しのようなタイミングで
なんか殆ど来ないんだからね。
ボレーストロークの時のストロークや、強烈サーブ相手の
レシーブの時なんか、準備が遅いと下がって打たなきゃ
いけなくなる。
 
だからまず準備をどれくらい早くしたら良いのかを
具体的な目安で決めておいて、皆が自己チェック
出来るようにしておきたい。
それから、そもそも準備って正確になんのことになるのかも
分かってないと、先程の二度引き系になるから、それも
理解しておかないといけない。
 
まずは準備の目安なんだけど、俺の場合は
一番早い準備のタイミングは相手ショットがバウンドする頃
にはもうラケットダウンしているというタイミング。
このタイミングで準備出来れば、ライジングで打つことが
出来るし、意外とショートラリーなんかもやりやすい。
もちろんストローク対ストロークで、ゆったりラリーしている
時にはもう少し準備もゆっくりして良いのだが、実際試合中の
ストローク、実はライジングで打たないといけない場面の方が
多いからね。
バウンドに合わせてラケットダウン出来るタイミングで
打てるようにしておくことが重要だ。
 
それから準備とか何か・・・ということだけど、
先程も言ったように、ラケット持った手だけ引いても
それは準備にならない。
じゃあ足かと言うと、むちゃくちゃ早いタイミングだと
足を動かす暇もないことがあるので、腰・・・骨盤を
動かして体の向きを作ることがとりあえず事前準備と
思ってもらえればいい。
そしてトップスピンの場合はその状態からいつでも
ラケットダウン出来る用意をしておくこと。
時間のない速いショットが来たときは、骨盤の横向きと
ラケットダウン、同時に行えればすぐにでも
ストロークを打てる状態になるね。
 
「準備が遅い!」って言われる人は、最初に
言ったように、バウンドのタイミングに合わせて準備を
開始している人が多い。
でも本当は、バウンドする頃にはもうラケットダウンの
状態に入っていないといけないんだよ。
いくら綺麗なフォームが分かっていても、準備が
ちゃんと出来なければ台無しになる。
自分の準備のタイミングと、準備の仕方そのものを
今一度確認してみよう。

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