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てにすまん 高西ともブログ 2012/5/4
試合に出たくない
[過去の思い出] 投稿日時:2012/05/04(金) 10:10
遠征に行くのは嫌いだった。
詳しく言うと、何かストレスを感じる部分が若干
あったと言うべきかな。
大部分は「よし!勝ってやる!!」とか「俺の実力を
見せてやろう!!」って感じでワクワク感なんだけどね。
でもそれは、俺がシード付いているようなレベルの大会は
そうでは無いんだよ。
予選突破も難しいようなレベルの高い大会の遠征では
決まってストレスを感じる部分があった。
フューチャーズなんかの国際大会は特にそう。
当時は前日に現地へ行って「予選に出場したいです」という
サインをして、その夜に出場できるかどうかが決まるんだけど
心のどこかに「出られませんように」という気持ちが
正直あったのだ。
でもそれで実際出られなかったら、かなりショックなんだけど
ホッとしている自分もあったんだよ。
なんでそんなストレスを感じるかというと、居心地が
良くないからだ。
予選に入れるかどうかの選手として、大会の会場に
いるのが屈辱だったのだ。
「俺を馬鹿にするような目で見るんじゃない!」って。
誰もそんな目で見てはいないんだけど、
やっぱり会場にいる以上は注目される選手でありたいし、
本戦出場選手としてどこまで勝ち上がるかを
考えたいのに、予選一回戦を勝てるのか、それどころか
予選に出場できるのか・・・なんて立場にいる自分に
腹が立ってくるのだ。
だから予選に出られるかどうかのサインをするために
並んで待っている時、本戦出場選手達のグループを見ると
何とも言えない思いだった。
でもその時の自分の実力ではかなり厳しい・・・となると
その場から退散したくなってしまったのだ。
そんなストレスを感じながらも、俺は出来るだけ
フューチャーズに出場する機会を作った。
スペインにいる時も、コーチを連れて選手たちでチームを
作って遠征行くのに混ぜてもらったし、日本国内でも
可能な限り出場した。
相変わらずサインの時には「出られませんように」という
気持ちがほんの少し持ったままだったんだけど
出場し続けた理由は、そんな少しのストレス以上にやっぱり
得るものが大きかったからだ。
単純に考えられないようなレベル差の選手と対戦する
ことも出来たし、時には一緒に練習することも出来た。
フューチャーズなんて3週、4週と大会が連続で続くから
そのうちそういう選手と友達になったりする。
それから予選の一回戦でも勝つと、やっとそこが自分の
居場所として感じられるようになるし、そうなった時の
充実感って優勝狙えるような大会で決勝進んだ時なんかと
また違うものがあるんだよ。
フューチャーズで予選決勝まで行った時なんかは、まるで
自分はもう本戦選手って気持ちだったしね。
それが分かっていたから、ストレスを感じながら嫌いな
レベルの高い大会の遠征を続けていたのだ。
その大会にエントリーしなければ、ストレスを感じないで
済むし、自分が優勝できそうな大会ばかり選べば、
居心地のいい会場で大会期間中、ずっと過ごすことが出来る。
でもね、ストレス抱えながら下っ端としてコートを駆け回り
そこから少しでも這い上がれた時の充実感を一度
味わうと、やっぱりそういうハイレベルな大会の遠征は
止められなくなるのだ。
でもその充実感を知らないでいると、ストレスを感じる
こういうレベルの大会にトライすることを避けていたかも
しれない。
そういう選手生活を送っていたら、間違いなく今の自分の
テニスはないよなぁ。
それにしてもATPポイント取りたかった・・・。
せめて一度でいいからフューチャーズの本戦に
上がりたかった。
詳しく言うと、何かストレスを感じる部分が若干
あったと言うべきかな。
大部分は「よし!勝ってやる!!」とか「俺の実力を
見せてやろう!!」って感じでワクワク感なんだけどね。
でもそれは、俺がシード付いているようなレベルの大会は
そうでは無いんだよ。
予選突破も難しいようなレベルの高い大会の遠征では
決まってストレスを感じる部分があった。
フューチャーズなんかの国際大会は特にそう。
当時は前日に現地へ行って「予選に出場したいです」という
サインをして、その夜に出場できるかどうかが決まるんだけど
心のどこかに「出られませんように」という気持ちが
正直あったのだ。
でもそれで実際出られなかったら、かなりショックなんだけど
ホッとしている自分もあったんだよ。
なんでそんなストレスを感じるかというと、居心地が
良くないからだ。
予選に入れるかどうかの選手として、大会の会場に
いるのが屈辱だったのだ。
「俺を馬鹿にするような目で見るんじゃない!」って。
誰もそんな目で見てはいないんだけど、
やっぱり会場にいる以上は注目される選手でありたいし、
本戦出場選手としてどこまで勝ち上がるかを
考えたいのに、予選一回戦を勝てるのか、それどころか
予選に出場できるのか・・・なんて立場にいる自分に
腹が立ってくるのだ。
だから予選に出られるかどうかのサインをするために
並んで待っている時、本戦出場選手達のグループを見ると
何とも言えない思いだった。
でもその時の自分の実力ではかなり厳しい・・・となると
その場から退散したくなってしまったのだ。
そんなストレスを感じながらも、俺は出来るだけ
フューチャーズに出場する機会を作った。
スペインにいる時も、コーチを連れて選手たちでチームを
作って遠征行くのに混ぜてもらったし、日本国内でも
可能な限り出場した。
相変わらずサインの時には「出られませんように」という
気持ちがほんの少し持ったままだったんだけど
出場し続けた理由は、そんな少しのストレス以上にやっぱり
得るものが大きかったからだ。
単純に考えられないようなレベル差の選手と対戦する
ことも出来たし、時には一緒に練習することも出来た。
フューチャーズなんて3週、4週と大会が連続で続くから
そのうちそういう選手と友達になったりする。
それから予選の一回戦でも勝つと、やっとそこが自分の
居場所として感じられるようになるし、そうなった時の
充実感って優勝狙えるような大会で決勝進んだ時なんかと
また違うものがあるんだよ。
フューチャーズで予選決勝まで行った時なんかは、まるで
自分はもう本戦選手って気持ちだったしね。
それが分かっていたから、ストレスを感じながら嫌いな
レベルの高い大会の遠征を続けていたのだ。
その大会にエントリーしなければ、ストレスを感じないで
済むし、自分が優勝できそうな大会ばかり選べば、
居心地のいい会場で大会期間中、ずっと過ごすことが出来る。
でもね、ストレス抱えながら下っ端としてコートを駆け回り
そこから少しでも這い上がれた時の充実感を一度
味わうと、やっぱりそういうハイレベルな大会の遠征は
止められなくなるのだ。
でもその充実感を知らないでいると、ストレスを感じる
こういうレベルの大会にトライすることを避けていたかも
しれない。
そういう選手生活を送っていたら、間違いなく今の自分の
テニスはないよなぁ。
それにしてもATPポイント取りたかった・・・。
せめて一度でいいからフューチャーズの本戦に
上がりたかった。
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