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てにすまん 高西ともブログ 2012/5/8

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ワガママテニスプレーヤー

[考え方] 投稿日時:2012/05/08(火) 23:09

君の得意なショットはなんだろう。
やりたいことはなんだろう。
どういうプレーをしたいんだろう。
 
そう聞かれると、
「えーっと、俺はフォアが得意で、しかもそれを
回り込んで逆クロスに打ち込むのが好きだから
それを活かして戦いたい」
なんて答え方をするでしょ?
出来るだけ苦手なプレーは避けて、得意なパターンに
持ち込んで試合をしたい。
そう思って試合に臨む人が多い。
 
でも実はこの考え方ってちょっと違うんだよ。
だってテニスって相手と戦うでしょ?
相手と戦うんだから、
「相手が嫌がること」って項目を加えなきゃいけないのだ。
得意な事以上に、嫌がる事を優先的に試合の中では
実行しないと相手の調子が落ちないでしょ。
 
相手が嫌がることが自分の得意なパターン、
これだったら一番楽なんだけど、そう簡単には
いかないことが多い。
回り込んで逆クロス・・・が得意だったとしても、相手は
バックハンドスライスで繋ぎ続けるタイプだと、効果が
薄くなるし、けっこうこのパターンで空回りさせられる選手
見掛ける。
それなのに「俺はこれが好きなんだ!」ってそのまま
意地でも続けるのはリスクが伴う。
もちろん相手が根負けするくらい徹底的に出来るなら
いいけど、そこで相手が嫌がることを混ぜてプレーするという
選択肢も必要だと思うよ。
 
もちろん得意ショットと得意コースはちゃんと自覚して、
普段から練習しておくべし。
だけど、同じくらい苦手ショットと苦手なコースも
自覚して練習しておこう。
でも、苦手ショット&苦手コースなんだから、そんなに
スゴイショットじゃなくていい。
地味だけど確実に、そして安定感をアピール出来れば
それでいいんだよ。
 
そして大事なことは試合中の満足感の方向性。
どういうことかと言うと、自分の得意ショットが
カッコよく決まったら嬉しいでしょ?
でもそれ以上に大事にしてもらいたいモノは、
相手が嫌がっていること。
テニスってポイントを何ポイントも積み重ねて
勝利を得るというスポーツなんだから、結局相手から
どれだけミスをもらえるかが重要なんだよ。
となると、自分の好きなことを沢山行なってポイントを
取り続けることより、相手が嫌がることを増やして、
相手からポイントをもらうことを優先しないと
成り立たないのだ。
 
自分のことばっかり考えて、ネット挟んだ相手のことを
全然考えないテニスをやっている選手は、言い方変えれば
ワガママだね。
自分のことは二の次で、とにかく相手のことを最優先で
考えてあげられる「思いやりテニス」で効率良く勝つ
テニスを覚えよう。
ただし、たまには自己主張も必要。
時々そうやってワガママになるために、普段は
謙虚にプレーしておかなきゃいけないんだよ。
思いやりテニス、時々ワガママって感じで。

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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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