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てにすまん 高西ともブログ 2011/12

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ドライブボレーで相手を逃すな

[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2011/12/02(金) 17:51

あまり使わないけど、結構重要度の高い
ショットの中にドライブボレーがある。
皆、試合の中で使っている?
俺は・・・使うね。
必ず試合の中では何本か登場する。
 
どんな時使って、どういう効果があるかというと
相手がロブばっかりあげて、こっちと打ち合おうと
しなかったり、苦しい状況になった相手が時間稼ぎで
ロブを上げたりしたときにドライブボレーの出番。
いちいちバウンドさせていると相手に時間を与えて
しまうから、ノーバウンドでしかもストロークでよく使う
トップスピン系であるドライブボレーは、
「そんな時間稼ぎは許さないよ!」ってアピールするのに
もってこいなのだ。
 
成功させるポイントは、普通のストロークの時よりも
ちょっと高めの打点と、あまり打つ前にヘッドダウンを
行わないこと。
前に詰めて打つから、走っていくステップと合わせやすい
打ち方にすることだね。
高めの打点はブロックの要素があって相手のショットの
威力を利用しやすくなるので、コンパクトなスィングに
しやすい。
ヘッドダウンをしっかりしてしまうと、
思わずボールが来るのをジッと待ってしまって、相手に
時間を与えかねない。
 
でも一番練習してもらいたいのは、使うタイミングだ。
相手を追い込んでもう一歩ってところで
ロブを使って時間稼ぎをするような相手に対して
「許さん!」とばかりにノーバウンドでドライブボレーを
打って経験を積みながら、ドライブボレーを使うタイミングを
探っていくことを普段のラリー練習でもやっておかないとね。
試合中にいきなりやることは出来ないよ。
 
ロブばかり上げるやつに苦しんだ経験がある人、
しっかり普段から練習しなよ。

俺の父ちゃん

[過去の思い出] 投稿日時:2011/12/01(木) 12:44

俺の父親もテニスをしている。
その影響で俺も高校でテニスを始めたのだ。
でも特に「憧れた」というのではなく、ただ単純に
テニスラケットがウチに転がっていたから、これは
道具を買い揃えなくてもいいなって思っただけ。
 
そんな父親は当時、大阪の国体選手だったし
全日本の年齢別では毎年優勝候補に挙げられるほど
強かったのだ。
そんな父は俺がテニス始めたのを喜んでくれて、
俺をテニスクラブに連れてっては色々教えてくれたり
他の方々と試合を組んでくれたりと協力的だった。
が・・・俺はそれが苦痛でたまらなかった。
 
だって親子となると、そんなに優しく教えてくれるなんて
ことにならないでしょ?
ダブルフォルトをしたら、こっぴどく叱られるし
試合やっていない時は「あの人のバック、上手いから
ずっと見とけ!!」ってコートサイドに立たされるし
とにかく父とはテニスに行きたくなかったよ。
 
しかも大阪で強い選手だったから、当然俺が
試合でどこかに行くと
「ん?高西?高西ってあの高西さんの息子?」と
皆が父を知っているから、人が集まってきて俺のテニスを
見物しようとする。
そこで下手くそなテニスを披露するのはホントに
辛かった。
ま、年頃ってこともあって、何かと親を恨んだんだよ。
 
でも結局父のテニス仲間のコーチに世話になり
そのまま自分もテニスコーチ、テニス選手の道を
高校卒業後に歩むことになったし、それを反対せず
父はずっと応援してくれた。
今でも実家に帰ると一緒にテニスをするし、テニスの
話もする。
あの頃は一緒にテニスコートに立つのが嫌だったけど
俺がこうやってテニスの世界で生きているのは
間違いなく父のおかげである。
 
テニスを上達させるには誰かの助けは必要である。
それは家族であることが一番なのだが、俺は
そこが恵まれていたんだよ。
当時はそんな恵まれた環境を感じていなかったどころか、
父の存在がでかすぎて嫌だった。
ごめんね、父ちゃん。
ありがとうございました。
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