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てにすまん 高西ともブログ 2011/11

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相手コートにスペースを見つけられない人へ。

[戦術] 投稿日時:2011/11/23(水) 13:18

テニスコートの広さって、大したことない相手と
対戦する時は相手コートが広く感じられるんだけど
強い相手とやると狭く感じる。
シングルスなんて、あんな広いところにたった一人しか
立っていないのに、
「ここに打ってもダメ、あそこもダメ・・・」と
まったく隙が感じられず、結局パワーで押し切りたく
なってしまう。
 
なんでそう感じるか・・・・。
答えは「取られたくない・・・」という意識が働いてしまうから。
例えば上手くショートクロスで相手を外に追い出した時、
逆サイドにはオープンコートが大きく空いているよね?
相手が大したことない相手の場合、ミスしてくれる可能性も
十分あるから、そのオープンコートにはもう一回くらい
打たせても良いかなって思いながら打つんだよ。
その結果リラックスしながら、その空いたエリアをしっかりと
感じながら打てる。
 
でも相手が自分より強い選手だったりすると、
一本ショートクロスで相手を外に追い出した後、空いた
オープンコートには
「ここで決めてしまわなきゃ!!!」って思って
取られないくらいいいショットを打とうと思ってしまう。
例えがら空きのオープンスペースだとしても、絶対相手に
触られないように打たなきゃいけない・・・となると、その条件を
満たせるコースはほんの一握りになり、
「う~ん、スペースが無い・・・・」って思ってしまうんだよ。
 
もちろん、強い相手ってミスを期待してもなかなか
ミスしてもらえない。
でもだからと言って、「決める」という形でポイントを
得ようとしても無理でしょ?
自分より格上の相手に勝つ試合って、圧倒的に打ち勝って
ポイントを決め続けるって内容ではなくて、とことん粘って
ラリー数が多くなる試合展開なんだよ。
 
相手コートを見たとき、「スペースが無い・・・」って
感じる人は相手とラリーを続けようと思わないで、
決めてしまいたいって思っている証拠。
強い格上の選手が相手だったとしても、打ち合う決意を
固め、スペースに相手を動かして打たせる気持ちを持って
コートに立とう。
そうすると、ちょっとは相手コートに空いているスペースを
感じられるかもよ。

見つめ合う二人

[過去の思い出] 投稿日時:2011/11/22(火) 16:09

ダブルスで重要なことは、相手への
プレッシャー。
特に最初からネットにいる選手はしっかりと
相手に対して「目障り」なヤツとして存在しないと
ネットにいる価値が半減。
だからダブルスの時は、しっかり動きまわって
やなヤツを演出するよう努力している。
 
なので、ダブルスの試合中は、チラッと目の前で
ボールを打とうとしている相手がこっちを見た瞬間、
ポーチに出るふりを見せたり、逆にロブを警戒しているように
見せたり・・・とアピールしておいて、それにどう反応するか
観察しながら試合を進めていく。
それが上手くいくと、どんどん相手のやろうとしていることが
読めるようになるから、駆け引きもしやすくなる。
 
でも、そう簡単にいかない相手も当然いる。
現役時代、とあるダブルスペアと対戦したんだけど
そのペアはなんと全日本ダブルス優勝ペア。
もちろんサーブ、レシーブ、ポーチと全てが我々ペアより
上回っていたんだけど、テニスはそれでもなんとか崩せば
勝つ可能性が残されたスポーツ。
いつもの通り、俺はネットにいる時、目の前の選手に対して
動き回って混乱させようと思った。
 
しかし・・・俺は動けなかった。
なぜなら、目の前でボールを打つ相手選手は、うつ瞬間も
あまりボールを見ないでジッと俺を見ていたから。
レシーブ打つときも、前に出てきてボレーボレーの
状態になってもあまりボールを見ないで、正面で色々
動こうとしている俺をジーッと見ているではないか。
そして俺がどんな動きをしようとしているのか、どんな表情を
しているのか、目線はどこを見ているのかをしっかり確認してから
結局俺が一番意識してないところへサッと打ちやがる。
 
その試合中、何度その選手と目があったことか。
「お前のこと見てるよ」って感じで見つめられると、完全に
こっちの考えが見透かされているようで、結局俺は全然動けず
何も出来ないでボーッと立ったまま・・・という結果に終わったんだよ。
 
あのショックは大きかったね。
その体験をしてから、いいネットプレーヤーとして
プレッシャーをかける動きをもっと出来るようにすることも
大事だと思ったけど、それと同じくらいに、相手にいい
ネットプレーヤーがいた場合は、その動きを封じる
テクニックも重要だって思った。
ポーチ決められたら、クロスショットが甘いってこともあるが
相手がポーチに出られない雰囲気を作ることが大事ってこと。
ダブルスは正面の人をしっかりと見つめろよ。

軸足の使い分けで臨機応変プレーを。

[技術【ストローク】] 投稿日時:2011/11/21(月) 07:50

足って二本付いているが、ショットを打つときの
軸足は当然どっちかの足一本である。
ストロークの場合、前に踏み込んでライジングなんかで
打つ時は前足を使う場合が多いし、横に大きく振られた時や
下がらされた時には後ろ足を使うことが多い。
その辺、臨機応変に使い分けをしないといけないんだけど、
その判断が出来ない人、同じ足ばかりで軸を使っている人が
結構多いんだよ。
 
その判断をしっかり行うには、まずはそれぞれ
前足と後ろ足の特徴の違いを覚えておくことが大事だね。
まず前足の特徴は、踏み込んで打つことになるので、打点は前に
なるからライジング系のショット、浅いショットを打つときに適している。
この前足を軸にした打ち方を覚えると、弱々しい相手の
セカンドサーブとか、チャンスボールをしっかり迎えに行きながら
打ち込む・・・なんてパターンに持っていきやすい。
 
だけど横に振られた時なんかは、前足を軸にした打ち方で
返球すると厳しい。
スライスの場合はある程度可能ではあるが、トップスピン系の
場合は横に振られたり、斜め後ろに下がらないといけないような
ショットを相手から打たれた場合は後ろ足を軸にするのが
便利である。
しっかり上に持ち上げて打つショットもしやすいし、安定感と
粘りを相手にアピールすることが出来るんだよ。
 
出来ればフォアもバックも、前足と後ろ足両方の軸足を
使えるようにしておきたいもんだ。
ビビッた時なんかはどうしても後ろ足を軸にしてしまいがち
だから、そんな場合のチャンスボールでは意識して
前足を使おうとしなきゃいけないし、難しいショットを
受けるときには、きっちりと後ろ足を軸にすることを
意識して無理させないようにしたり、その時の状況で
使い分け出来れば、攻守の切り替えがしやすくなるよ。
ラケットを振ることばかり考えてないで、自分の足の使い方が
ちゃんと出来ているか今一度考えてみよう。

こんな相手は嫌だ!

[テニスいろいろ] 投稿日時:2011/11/18(金) 10:50

試合の相手がこんなだったら嫌だ・・・って何?
俺の場合は、う~ん・・・スライス使うのが上手なヤツ、
それから体力と脚力あって、どこに打っても打ち返してくるヤツ、
感情的にならないで黙々とプレーしてる相手もやだなぁ。
 
ミスが無いヤツ。
これもやりにくいね。
凄いショットを持っているヤツより嫌になる。
大事なポイントをちゃんと分かってるヤツも嫌い。
そういう場面まで得意なショットを見せなかったり、その時だけ
急にネットプレーを仕掛ける・・・なんて演出を見せられると
「生意気な・・・」って思う。
 
もっと細かく言うと、苦手なショットの凌ぎ方を知ってるヤツとか
コートの広さを上手く使って配球して来るヤツ、それから
ロブが上手いってのもネットプレーを仕掛ける時に
気になるからやだね。
ほわ~んって山なりのストロークばかり打って来るヤツに
腹が立つのは皆もそうなんじゃない?
 
ケンカ売って来るようなヤツは当然嫌い。
「カモ~ン!!」とか「ホラッ!来いよ!」みたいに挑発的な
掛け声は言語道断。
ムカッとくる。
ジャッジが汚いのは言うまでもない。
あれはスポーツ犯罪である。
 
でもこうやって自分が嫌いなことを並べると、試合で何が
大事か分かるでしょ?
自分が嫌だ・・・と思う事を自分自身が相手に出来るようにする事と
相手にされた時の対処法を考えておかないといけない。
もちろん、挑発的な態度や汚いジャッジは自分で
やっちゃいけないけど、ちょっと挑発的なことは
俺はやってしまってるかも・・・。
 
さぁ、皆も相手がこんなだったら嫌だってことを

思い出のハワイ大テニスチーム

[過去の思い出] 投稿日時:2011/11/17(木) 09:49

初めて海外に行ったのは22歳の時。
ハワイ大学テニス部のヘッドコーチを紹介してもらい
ハワイで1ヶ月半過ごしながら、ハワイ大学で練習した。
ワイキキビーチは日本語も通じるんだけど、ハワイ大の
中となるとも観光地じゃないから英語しか使えない。
海外初めてだし、中学、高校と英語をロクに勉強しなかった
俺は当然言葉の壁にぶち当たったのを覚えている。
 
ハワイ大のテニス部に混ぜてもらって4日目くらいに
練習の最後、皆で集まって円陣を組み、その真ん中でヘッドコーチが
ずっと喋ってたんだけど、なんかよく理解できなかった。
周りで聞いている学生の選手達も真剣な表情で頷いたり
「Yeah!!」って相槌打ったりしている。
俺も一緒になって「Yeah!!!!」とか言ってたんだけど、
さっぱり何言ってるのか分からなかった。
 
次の日、いつもと同じように夕方3時過ぎにコートに行くと
誰もいない。
おかしいなーって思ってたら、数名のテニス部員だけ現れた。
「他の皆は?」って聞いたら、
「トモ、何言ってるの?皆はメインランド(アメリカ本土)に遠征へ
行ったよ!!」
昨日の話は、翌日からの遠征試合の結団式の話だったのだ。
 
残ったテニス部の学生は、インド人とオーストラリア人の男子選手、
そして超気の強いイギリス人の女子選手。
彼らは勉強のこともあるから・・・と残ったのだ。
しかしその日から、この3名に俺も加わった4人で練習することに
なり、それがとても楽しかった。
テニスのレベルは大したことなかったけど、俺のテニスもレベルは
低かったので問題なし。
 
それよりも聞き取りにくいイギリス英語とオーストラリア英語を
相手に頑張って毎日会話したり、4人で一緒にメシを食いに行ったり
ハワイ大のバスケットチームの応援に行ったり・・・とまるで
俺もハワイ大に入学している気分になった。
チームの遠征は一カ月以上もあったので、結局俺は殆どこの
4人自主練習で練習していたんだ。
 
テニスの上達はあまり無かったけど、さすがに英語は上達した。
そのおかげで、その後俺自身がアメリカ本土を1ヶ月半
放浪出来たんだと思う。
初めての海外だから、ハワイはちょうど良いかもって
思ったけど、まさか英語漬けで日本語全くなしの生活を
するとは思っていなかった。
俺にとってはホント夢のような1ヶ月半のハワイ滞在だったなぁ。
多分、多くのテニス部員の中で練習していたら、あそこまで
仲の良い仲間は出来なかったかも・・・って未だに思う。
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