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てにすまん 高西ともブログ 2011/12/19

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世界一のストイック選手

[過去の思い出] 投稿日時:2011/12/19(月) 09:20

テニススクールのコーチを退社して
フリーになったのは30才のとき。
でも選手活動は続けていたので、練習場所と
練習相手を探さないといけなかったのだが、
フリーになるとそこが一番大変だった。
 
大学の練習に混ぜてもらったり、いろんな選手と
連絡取り合って毎日の練習を探していたんだけど
そんな中、一番練習してもらったのは土屋哲史選手。
俺よりも2つ先輩の選手なんだけど、そのストイックさと
言えばもう完全に一流アスリート。
試合会場には誰よりも早く現れ、入念に体を温め、ほぐして
試合に臨むし、普段のトレーニングや練習も半端じゃない。
 
そんな土屋選手とは3年間くらい一緒に練習を
させてもらったけど、そのテニスに対する姿勢は
勉強になった。
いや、刺激になったって言うべきかな。
これだけ自分自身と真剣に向き合ってテニスと
向き合っている選手を目の前にすると、自分の今までの
努力って何だか大したことないって感じて、もっと
やらなきゃって思わされた。
 
でもこれだけストイックだから、たまに凄い要求も。
例えば、試合会場で朝のアップの相手をお願いされた時
「高西君、明日の朝6時でお願いできるかな?」と言われ、
頑張って朝6時に行くと、もうランニングとストレッチ終わって
準備万端の土屋選手がいて、「すげぇ!」って思ったし、
12月31日の大晦日の夕方に練習をお願いされて
「よいお年を!」とサヨナラをした次の日、1月1日の元旦にも
一緒に練習し「明けましておめでとうございます」なんて
時もあった。
 
アスリートに大晦日も正月もないんだってその時
思ったね。
とにかく土屋選手との練習は、単なる練習相手と練習場所の
確保だけじゃなくて、俺のテニス選手としての意識を
大幅に高めてくれた。
あの職人気質的サーブ&ボレーが懐かしい。

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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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