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てにすまん 高西ともブログ 2011/12/26

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仲間と苦しむ

[テニスいろいろ] 投稿日時:2011/12/26(月) 23:39

高校女子テニス部の合同練習会を開催した。
7校が参加し、4時間オンコートで練習したあと
教室で2時間の講義。
講義では、皆で行なった練習メニューの注意点や
補足説明を行い、部活動としてどういう形でテニスを
していけばいいのかをお話させてもらった。
 
その中で、俺が現役時代のトレーニングの話をした。
選手時代の後半は、体力の維持と動きをスムーズに
且つ速くするため、とにかくハードに色んなトレーニングを
行なっていたんだけど、まだ状況したてでテニスを
甘く見ていた頃は大したトレーニングもしてなかった。
 
でも他に頑張っているコーチ達や、練習を一緒に行なった
選手たち、それからアメリカやスペインで練習していた
チームやアカデミーの方針として、徐々にトレーニングの
知識や必要性を身に付け、そして自分を追い込むことが習慣に
なると、だんだんと自分自身でもある程度追い込めるように
なっていった。
 
でもね、そうやって一人でこなすのってやっぱり難しいし、
時間もかかる。
どうしても自分には甘くなってしまうから、結局習慣に
なる前に三日坊主で終わってしまう人が殆ど。
そこで重要なのが所属団体なんだよ。
苦しいことも、皆で一緒にこなしていこうとすると、それが
途切れることは一人で頑張るよりは少ないと思う。
 
部活動はそういった大きくて険しい壁でも、
仲間がいるので取り組むことが出来る。
かなり厳しいトレーニングと練習を設定したとしても
「皆で一緒に頑張る!」って決めたのなら、黙々と
日々そのトレーニングや練習をこなすことが出来るだろう。
だって、それぞれが皆と約束したことなんだから。
 
そして、これが部活動として一番大事にしてもらいたい
というか、是非活用してもらいたいこと。
ただ毎日他の学校の練習やトレーニングと同じ内容や
量を行なっても、勝てるようにはなりにくい。
自分たちよりも格が上の選手に勝つためには、そういった
厳しいトレーニングや練習メニューをどんどん取り入れないと
いけないし、その導入と継続を成功させるためにも
部活メンバー皆で厳しい練習に挑んで欲しい。
 
部活仲間皆で、厳しい練習環境を作ることに
決断することが出来たら、夢へ大きく近づくことが出来る。
そしてそこで得た喜びや感動を皆で分かち合える。
まさしく部活は苦しいことでも、皆で一緒にその苦しさを
乗り越えやすい便利な集まりなんだよ。
そんな大きなメリットがあるのに、それが活用
出来ていない部活が多い。
 
志が低くって、目先のことしかイメージできていない
部活はもったいない。
皆で一緒に苦しみを乗り越えなきゃ。

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MONTUEWEDTHUFRISATSUN
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