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てにすまん 高西ともブログ 2011/3

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膝なんか使うなよっ!

[技術【サーブ】] 投稿日時:2011/03/17(木) 15:19

テニスのショットをパワーアップさせる時、
足からの力が重要になる。
もちろんサーブ打つ時も同じ。
だから足でパワーを作るためにも、打つ前には膝を曲げて
力を溜めないといけない。
 
でもサーブの場合、この膝の使い方が逆になる人がいる。
本当は打つ前に膝を曲げて力を溜めるんだけど
打つ直前に伸ばし切ってしまい、肝心なスウィングする時には
もう脚はまっすぐで落ちて行く・・・・なんて人をよく見かけるのだ。
なんでそうなるんだろう。
 
よく観察してみると、始め膝は確かに曲がっている。
その曲げた膝のパワーをそのまま打つ時に使えばいいんだけど
打つ前にトスを上げなきゃいけないでしょ?
惜しいことにこのトスアップの時に膝を使ってトスを
上げてしまっているのだ。
だからせっかく膝を曲げてパワーを溜めていても、トスを上げた後には
伸び切ってしまい、打つ時にはパワーを使いきった状態で
何も残されていないのだ。
 
なので、基本的にはトスアップをすると同時くらいから
膝を曲げてパワーを溜めよう。
最初から膝を曲げてしまうと、トスアップでパワーを使って
しまうかもしれないからね。
たかだか、あんな軽いボール一つを上に放り投げる
程度のことだから、膝なんかの力に頼らず
片手でヒョイっと上げてしまいましょう。



現代ラケットなら現代テニスを

[テニス技術] 投稿日時:2011/03/16(水) 01:21

最近のラケットの傾向は、軽いくせして
コントロール力がある・・・というもの。
昔・・・と言っても遥か昔のウッドの頃、そんな時代の
ラケットは重かったねぇ。
俺は高校生の時にテニスを本格的に始めたけど
年に数回は家族とテニスっていう機会はあって
子供の頃はウッドラケットも扱った事はあるからね。
 
さてそんな重いラケットは一気にラケットヘッドを上に
振り抜くことが難しい。
だから後ろに反動付けて、そのまま前へ大きくラケットを
運ぶ感じだったんだけど、今の軽いラケットだとそんなに
後ろへ反動をつける必要無く一気に振り上げることが可能だ。
コンパクトな小さなテイクバックから、一気に上へ振り抜けるから
一昔前に比べると、やっぱりボールの回転量(スピン量)は
格段に増えてきたね。
 
でもやっぱりそうなっても、前へボールを飛ばそうとする
意識を持っているので、ラケットを大きく後ろへ引いてしまうことが多い。
そうなると現代の最先端ラケットの良い部分を発揮させにくいよ。
それから走り回ってボールを追いかけている足とスウィングの
タイミングも崩れてしまうし・・・。
 
とにかく現代テニスは、前後のスウィングよりも上下動の
スウィングがメインになってきたので、より回転量の調整が
しやすくなったことと、コンパクトスウィングになったおかげで、
踏み込んでのライジング系のショットが打ちやすくなり、
より前後の動きが重要になってきた。
 
そんなメリットを感じてる?
あまり感じていない人は勿体ないよ。
普段から大きく後ろへ引いてしまってるんじゃない?
前後のスウィングばかりしてないかどうか、一度皆も
チェックしてみよう。

鼻で吸って口で吐く

[コンディショニング] 投稿日時:2011/03/15(火) 14:21

花粉症シーズン真っ盛りである。
もう10年以上も花粉症が続いているけど
今年は特にキツイなぁ。
でも不思議とテニスをしている最中はスッと鼻が
通るし目も痒く無いのだ。
 
でもコートを離れて運動止めると途端に鼻の穴は
ふさがれて、口をパクパクさせての口呼吸となる。
あー、喉は乾いてカラカラになるし、何食べても味がしない。
面倒だ・・・。
 
ま、口で息が出来るから、息苦しい事は無いんだけど
実は口って息を吸う事に適して無いんだよ。
息を吸うのは本来鼻の役割。
口は基本的には吐くことの方が得意なのだ。
鼻でスッと息を吸っておいて、口でフゥーっと
長く息を吐くというのを普段の生活でも意識して
やっておかないといけないし、テニスのプレー中も
そういう呼吸をしないといけない。
 
その理由は、効率良く酸素を体内に取り込むため。
口で息を吸うのも吐くのもやってしまうと、スムーズに
しにくいのでリズム感がなく、そのドタバタ感が身体にも伝わって
冷静さを失いやすいのだ。
 
花粉症の人が何でテニス中(運動中)の時にだけ鼻がスッと
通るのかは知らないけど、もしプレー中も鼻が詰まって口呼吸に
なってしまったら途端に息が上がって過呼吸気味になってしまうよ。
でもこの「鼻で吸って口で吐く」というのを無意識に出来る人は
けっこう少ないなぁ。。
普段の生活でも鼻と口で吸うと吐くを分けて生活してみよう。
もちろん花粉症の方は、普段の生活では鼻づまりだから
しょうがないので、テニスのプレー中に実験を・・・。

毎日ちゃんとボレーボレー

[技術【ネットプレー】] 投稿日時:2011/03/14(月) 14:19

ボレーはどういう練習をしている?
ボール出し練習?
ボレーストローク?
もちろんそれらも練習になるのだが、
ボレーボレーの練習も必要不可欠!!
特にダブルスで結果を出したい人は、ボレーボレーが
出来ないと勝つのは厳しいよね。
 
ボレーボレーが上手くなる一番重要なことは
何かというと「慣れ」である。
やっぱりテンポが速いボレーボレーは、日頃から
練習しておかないと打ち方どころじゃなくなってしまう。
たくさんボレーボレーをやって、速いテンポにまずは
慣れておこう。
 
そのボレーボレーの練習をやりながら、気を付けて
欲しいことがある。
それはまず打点をある程度決めておくこと。
高さはその都度来るボールによって違うので選べないが
どのくらい前で取りたいかはちゃんと自分で決めて、その決めた
打点より後ろにボールがいかないようにしないといけない。
もちろんフォアだけじゃなくて、バック側も決めておこう。
 
とにかくこうやって決めた打点でボールをブロック出来ると、
相手とのボレーボレーの打ち合いで負けにくい。
逆に打点が食い込まれてしまうと、ミスしやすし返球出来ても
ボールが浮いてしまったりしやすい。
だから、とにかく食い込まれないように頑張って欲しい。
 
でも逆に、決めた打点よりも前で打つのはOKだ。
思ったよりも前で取る場合は、その分ステップを一歩
大きく出せば良いわけだし、それが出来ればよりパンチの効いた
ボレーになるでしょ。
 
スピードやテンポに慣れることと、打点を前に設定して、徹底的に
それよりも前で取り続ける事・・・などを意識して、日々ボレーボレーの
練習をやってもらいたい。
出来れば、失敗しても決めてもどんどん玉数をこなしてもらいたい
から、2対2のボレーボレーを行いながら、一人コートの外から
途切れた時のためにボール出しをしてあげる・・・なんて練習を
するのが良いと思う。
 
あっ!それからもう一つこういう2対2のボレーボレーの練習で
大事なこと・・・それは楽しむこと。
速いテンポとチームワーク・・・この二つがあると練習は盛り上がる。
楽しみながら頑張ってね。

俺に今出来ること

[テニスコーチ] 投稿日時:2011/03/11(金) 12:04

巨大な地震と津波が日本列島を襲った。
都内でも震度5を記録。
太平洋沿岸にいた方々は加えて津波の被害も
こうむり、多くの犠牲者を出した。
 
俺は地震が起きた瞬間、法事の為に大阪へ帰省中で
家族と一緒に過ごしていて、地震の揺れは感じなかったが
友人や奥さんの家族のことが心配で、何度も連絡したけど
繋がらず・・・。
でも次の日に無事が確認された。
 
天災による大きな被害と言えば、16年前の阪神淡路大震災を
思い出す。
あの時は長年生まれ育った大阪を離れ、上京して一ヶ月後の
出来事だったのだ。
当時も家族となかなか連絡が取れなくて不安だったのを覚えている。
友人の中には御家族を失った人もいたし、家が焼失した人も
いて、心が張り裂けそうになった。
 
今回も多くの人達がそういった辛い経験をしていると思う。
そんな中、こうやって俺はテニスコーチという仕事をしていて
良いのだろうかという思いに駆られる。
もっと直接、今現在生活に必要なことの為に働くべきなんじゃないか、
もっと多くの人が望んでいることをするべきなんじゃないか
と感じたりする。
 
でもいつもレッスンを受けてくれる方を思い出すと、
皆、娯楽のためにテニスというより、テニスを通して自己表現したり
心身の鍛練に利用している。
もちろんテニスは娯楽的要素もあるが、それ以上にテニスは社会に
貢献できるツールだと言える。
 
だからこそ、俺は全国の中学校や高校のテニス部で頑張っている
子供達を応援しているではないか。
俺が出来ることは、こういった地震などで自分自身を見失った人達に
もう一度地に足を着けて、堂々と歩んでもらうための応援団なんだ。
 
俺自身、今は不安が胸の中をぐるぐる渦巻いている状態だけど、
とにかくテニスコートに立ち続けて、「もっと頑張れっ!」と皆に大声で
声を掛ける事を頑張るよ。
皆も頑張って生きて行こう。
震災に遭われた方たちとそのご家族には、心からお祈り申し上げます。
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