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てにすまん 高西ともブログ 2011/3

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この打ち方って合ってますか?

[テニス技術] 投稿日時:2011/03/10(木) 10:09

打ち方を覚えるって難しい。
俺もレッスンの時に「この打ち方って合ってますか?」と
よく質問を受ける。
どの選手の打ち方を参考にすれば良いのか悩んでいる人は
やっぱり多いよね。
 
俺自身、選手時代にどうやって各ショットの打ち方を覚えたか
あまり記憶にない。
それは遠い昔だから・・・というんじゃなくて、徐々に調整して
身に付けた打ち方だからだ。
例えばグリップにしても、選手によって持ち方が違う。
どの選手の真似をすればいいのか迷うでしょ?
好きな選手のを真似すれば良いのか、同じプレースタイルを
真似すれば良いのか・・・。
 
でもグリップの持ち方って、どれくらい回転量が必要かって
ことと、スウィングスピード、この二つによって決まるんだよ。
だからナダルが好きだし、ナダルみないなプレースタイルを
やってますって人でも、ナダルくらいスウィングスピード速くなきゃ
あのグリップは意味が無いどころか使いづらいのだ。
 
じゃあどうすれば良いかって言うと、結局は結果を見ながら
調整出来るようにしないといけない。
「もっと弾道を上げたい」
「もっと回転量を増やしたい」
「もっとショットのスピードをつけたい」
「もっと相手の速いショットに対応したい」
試合の中で感じた色んな要求に応じられるようにして、
調整して行くと徐々に自分のテニスに合った打ち方へ
変化していくのだよ。
 
だから「打ち方合ってますか?」って思う人は
その打ち方によって、結果がどうなっているのかを
まずは確認しよう。
自分の思うように打てている人は、その打ち方が合っているし
もっと違う結果を望む人は、そこから調整して行けば良い。
自分で調整出来ない人は・・・テニスの上達は難しい。
とにかく自己検診と調整能力を身に付けよう。

ビビった時のスライス、大丈夫?

[技術【ストローク】] 投稿日時:2011/03/09(水) 10:57

テニスの試合中、ビビってしまうことはよくある。
ビビった状態でストロークをバンバン打つのは怖いので
スライス使って繋ごうと思うのは自然の流れ。
もちろんトップスピンで打ち続けた方が同じプレーを
続けられるのだが、スライスもちゃんと使えば便利である。
そう、ちゃんと使えば・・・の話。
 
ちゃんと使えない人って何が問題なんだろう。
先日も練習で一緒に対戦した選手が、途中守りに入り
変なスライスを使い始めて自滅した。
その変なスライスは、掬い上げるような打ち方で
ボールはフワフワして、そのままボールは簡単に
アウトしてくれて、こっちは助かったけど、スライスはやっぱり
グーンと伸びて来るあのイヤラシさが無いと使う意味も
半減してしまう。
 
あの伸びはどうやって作るか・・・だけど、大事なことは
「しっかり前へボールを迎えに行って抑え込む」
これがキーだね。
前に迎えに行けばある程度ライジング気味で打てるし、踏み込む
勢いも使えるから余計にボールへ勢いを付けやすい。
そして「抑え込む」という動作。
ラケット面はどっちかというと上向きなので、しっかりボールの上から
抑え込んでも基本的にはボールは上に上がり、ネットは
越えてくれる。
 
しかしミスを怖がってしまうと腰が引けてボールを待ってしまう。
しかもネットを怖がると、ラケットでボールを抑えないで
掬いあげたスウィングにしてしまうんだよ。
そんな状態でスライスを打つとボールに何もパワーが移らないから
ヘロヘロになってしまうんだよ。
リズム取りやすいし、コンパクトに打てるからミスも少ないスライス
だけど、ちゃんと「踏み込み」と「抑えつける」というのを意識すれば
かなり伸びのある使いやすいショットになるから、普段からしっかり
練習しておこう。

シングルス、難しいっ!!

[試合【シングルス】] 投稿日時:2011/03/08(火) 07:35

シングルスとダブルスとどっちが難しい?
人それぞれだと思うんだけど、俺は現役の頃シングルスの
方が得意だった。
その理由は簡単。
普段からシングルスの練習しかしていなかったから。
単なるダブルス慣れしてなかったんだよ。
 
でも引退した今現在はダブルスも好きになってきた。
しかも考え方によってはダブルスの方がやりやすいって
思えてきたしね。
その理由は、テニスというのは守りと攻撃と両方必要なスポーツ
なので、ダブルスだと二人でその役割を分担しやすいということと
やっぱり孤独なシングルスは、感情的になってしまうと
判断ミスしやすくなってしまうということ。
パートナーがいると、戦術とか作戦とかを自分勝手に
変えられないから、意外とガマンテニスが出来るのだ。
 
という事はシングルスの方が苦手と思っている人は
今言ったことが出来ていない可能性がある。
攻め始めると頭の中は「攻撃」ばかりで守りの要素が
全然無くなり、「守備」が頭の中にあると繋ぐしか出来ない。
攻守の切り替えはダブルスももちろんだが、シングルスは
特に重要だからね。
 
それから一人でプレーする競技だけど、ちゃんと
ある程度の作戦を立てることと、それを一時的な感情で勝手に
変えないこと!!!
追い込まれるとすぐに打ちまくってしまう人なんかは
もう少し自分自身と相談出来るように、客観的なプレーを
心掛けよう!!

国際大会で味わう、もう一つの緊張感

[過去の思い出] 投稿日時:2011/03/07(月) 01:27

試合というものは緊張するもの。
だから試合の前日って気持ちも高ぶって
色んな事を考える。
「ちゃんとプレー出来るか・・・」
「大事な場面で緊張しないか・・・」
「負けたくない・・・」
そんなことを考える。
 
だけど国際大会なんかはちょっと違った緊張感があった。
今現在はちょっと出場申込のルールが違うようだけど、
俺が現役で出場していた頃は、国際大会にエントリーする場合、
世界ランキング持っていれば、事前に申し込むことが
出来るけど、ノーランキングの俺たちみたいな選手は
前日に「出場させて下さい」というサインを現地に行って
やらないといけなかった。
 
だから試合の前日の緊張感って「良いプレー出来るかな」とか
以上に「試合に出場出来るかな?」という緊張があった。
特に遠い場所まで来て「予選枠に入れず」なんてことになると
もう悲しいったらありゃしない!!!
 
でも国際大会だから予選でもかなりレベル高いし、もちろん
本戦上がって一回勝つと世界ランキングが付くから大きな
チャンスだし・・・ということで、関西や九州まで足の伸ばして
国際大会出場を頑張った。
ま、出来るだけ予選枠の大きなところや、事前に情報を聞いて
予選に入れる可能性が高い所を狙って行ったんだけど、それでも
たまに予選枠から外れるから冷や冷やしていた。
 
だから前日、会場に到着してサイン受付の事務所なんかに行くと
思った以上に多くの選手が集まっていてサインしているのを見て
「わっ!いっぱいいる!」ってドキドキしてしまう。
それと国際大会はトーナメントディレクターが外国人の方だったり
するのもちょっとドキドキ。
「国際ランキングは?」
「日本のランキングここに書いて」
「保証金、3000円か25ドル払って」
なんて会話を英語でしていると、あぁ国際大会なんだなって
ちょっと海外にいる気分になれる。
 
そして予選受付締切は夕方6時頃で、それから予選に
入れるかどうかが決定する。
だから予選出場者は晩飯食べに行ったり、ホテルでくつろいで
いる夜8時とか9時頃に分かったりするのだ。
何度か予選枠から外れた時あるけど、「予選出場出来ません」って
いうのが分かった瞬間ってショックで腰が抜ける感じだね。
ホテルに泊まるのも「何のために俺は泊まってるの?」って
感じになってしまう。
 
次の日、会場に行って払った保証金を返してもらって
ちょっと出場している選手のプレーを観たりするんだけど
それもまた空しいんだよなぁ。

おうちで出来る練習

[練習] 投稿日時:2011/03/04(金) 13:54

「家でも出来る練習は無いですか?」と
よく質問を受ける。
素振りが一般的だけど、俺は実際現役の頃
あまり家で何かをやったことがない。
だって家に帰るとも「のんびりモード」になって
テニスの事は頭の中から消えるから・・・。
 
でも学校の試験中や陽が短い冬場なんかは、やっぱり
「もっとコートに立っていたい!」って思うことが多いでしょ?
そんな時に何か有効なものはあるだろうか・・・。
 
あった!ラケッティングだ。
ラケッティングとはラケットでボールをポンポン上とか
地面についたりすること。
サッカーで言うとリフティングみたいなもんだな。
 
もちろんただ上につくだけでは簡単すぎる。
そこでまずやってもらいたいのは、スライス回転をかける
ラケッティング。
意外とボレーなんかでスライス回転を掛けられない人が
多いので、このラケッティングでボールをポーン、ポーンと
つきながらそれにスライス回転を徐々にかけていくのは
練習になると思う。
もちろん、フォア側(手のひらが上側)だけじゃなく
バック側(手のひらが下側)も出来るように!!
 
そしてこれをフォア側、バック側と交互に打ったりすると
良い感覚が身に付くと思う。
でもこれが出来なかった人、もしくは回転が不十分な人は
一度グリップを確認してみよう。
フォアハンドストロークで持つようなグリップしか握れない人は
このスライスのラケッティングがしにくいはず。
 
さぁ今すぐラケットとボールを持ってその場でやってみよう!!
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